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石垣 賢二郎 院長の独自取材記事

いしがき歯科

(津島市/藤浪駅)

最終更新日:2019/08/28

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夜になるとライトアップされる建物がひときわ目立ち、歯科医院とは思えないようなおしゃれな雰囲気が漂う「いしがき歯科」。2018年9月にこの場所に移転及び開院したばかりだがその歴史は長く、祖父・父から継承し、石垣賢二郎先生が3代目の院長を務める。「旧院から来てくれている患者さんとのつながりを大切にしながら、新しい患者さんとの出会いも深めていきたいと思っています」と爽やかな笑顔で語る姿から、穏やかながらも真摯な人柄が垣間見える。そんな石垣院長に、これまでの経験やこだわりの医療機器、スタッフや患者への思いなどじっくり話してもらった。
(取材日2018年10月10日)

開院から80年。100年以上続く歯科医院をめざして

歴史のある歯科医院だそうですね。

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1938年に祖父が開院して80年、僕で3代目です。父から継承するにあたり、院名を漢字の「石垣歯科」から、ひらがなの「いしがき歯科」へ変更し、場所を変え開院しました。これまで通院してくださった患者さんはご高齢の方が多く、場所が変わることで来院できなくなる患者さんもいるのでとても悩みましたが、より多くの患者さんの悩みを解決したいと思い、駅から近く、20台以上停められる大きな駐車場があるこの場所に移転を決めました。移転後も今まで通ってくださっていた方が多く来てくださり、僕と同年代の働き盛りの方や、子連れのお母さん世代の方も来てくれるようになりました。昔ながらの患者さんが来てくださったときは、父が来て診療することもあります。

消毒や滅菌、清掃に力を入れていると伺いました。

個人の歯科医院でそこまでシビアに考えているところは多くはないと思いますが、僕は設備が整っている大学病院や市立病院で勤務してきたためか、消毒や滅菌を徹底するのは当然という意識です。滅菌に関しては、ヨーロッパ基準でも厳しいといわれる水準をクリアしたクラスBという基準の機器を導入しています。昔ながらの歯科医院なのですが、この機器を導入するにあたり、スタッフにもB型肝炎・C型肝炎・HIVなどの感染症の基礎知識を学ぶ機会を設け、患者さん同士の院内感染だけではなく、自分自身を守るためにも重要なことだと理解してもらいました。また当院では、患者さんに気持ち良く来院してもらえるよう、掃除にも力を入れています。スタッフには「特にトイレと待合室はピカピカの状態を保つように」と口うるさいほど言っているんですよ(笑)。

歯科用CTを導入した理由を教えてください。

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これも消毒や滅菌の話と重なるところがありますが、以前勤務していた大学病院や市立病院では、歯科用のCTがある環境で診療していたので迷わず導入を決意しました。従来のレントゲン画像ではわからなかったことが、CTを使用すると3Dの立体画像でチェックできます。それによって、病原体の大きさや膿の袋の大きさ、根っこの曲がり具合など口腔内の細かな状態を把握することが可能になり、治療回数が少なくなることもあるんですよ。治療がスムーズに進められることによって、患者さんの負担も少なく済みますし、これからの時代、必要な機器だと感じています。

勤務医時代の知識・経験を生かした医療を提供

スタッフの皆さんにどんなことを求めますか?

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この歯科医院は僕がメインではなく、スタッフがメインだと考えています。患者さんに「受付のスタッフに会いたいから、歯科助手や歯科衛生士の対応がいいから、この歯科医院に通院している」と言ってもらえることをめざしてほしいですね。また指示待ちではなく、自分で考えて行動することで患者さんに感謝される喜びを感じてほしいと思っています。僕からの指示は基本的に最初だけ。あとは自分でどうしたらいいのか考え、最終判断を話してもらって、僕はアドバイスする立場でいるというのがベストです。今後はスタッフの教育をより充実させ、ある程度知識を持って患者さんの不安を取り除ける対応を目標にしていきたいです。スタッフが働きやすいように、提携の託児所を用意したり、一緒にワークプランを考えています。

救命救急でご勤務されていた経験があると伺いました。

交通事故で大ケガをして運ばれてくる方がいたり、亡くなる方も少なくない環境で勤務していました。顔の骨折、擦り傷や切り傷、舌を切って血が止まらないケースなどいろいろな処置を行い、当直で夜中の間ずっと対応することもありましたね。忙しかった反面、このような経験ができる病院で働けたことは、これから先のことを考えても非常に良かったと思っています。この経験をもとに、口腔内のことだけではなく、全身のことをトータルに診ていけるのが当院の強みです。万が一リスクが高い処置が必要になった場合や、何かあったときは市民病院へ紹介することも可能です。

患者さんに接する際に心がけていることを教えてください。

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患者さんが「こんなはずじゃなかった」と後悔しないようにきちんと説明し、納得した状態で一緒に治療を進めていくよう心がけています。視覚的にわかりやすいように、自分の口腔内がどうなっているのか、タブレット端末の写真を見てもらいながら説明しているんですよ。治療方針を話して、やるのかやらないのかを患者さん自身に決めてもらっています。「あの歯科医院で削られた」という状態ではなく、「削ってもらった」と言ってもらえるような治療が目標です。しっかり説明することで、自分の体を考えるきっかけになってくれるとうれしいですね。これからも患者さんとの対話を大切にしていきたいと思っています。

子連れでも通院しやすい父親・母親目線の歯科医院

キッズスペースや個室のファミリールームなど、子どもを連れた親御さんに配慮された院内設計ですね。

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僕自身子どもができて気がついたことがたくさんあるので、お子さんが一緒でも安心して来院してもらえるように環境を整えました。ベビーカーでもそのままストレスなく入れるよう、受付は広めのスペースを確保しています。「子どもが走り回ってほかの患者さんに迷惑をかけるのではないか」と心配される方も多いと思うので、万が一お子さまが騒いでも安心な個室のファミリールームをつくりました。また、治療中お母さんの横に座って、本を読んで待てるようにもなっているんですよ。そしてキッズスペースの壁には、妻の友人に絵を描いてもらいました。外から眺めると屋外に植えられた木々と絵が重なり、融合したように見えるんですよ。

歯科医師になりたいと思ったきっかけを教えてください。

やはり祖父と父が歯科医師だったのが一番大きいですね。進路を考える高校3年生くらいまでは、ドラマの影響で外資系サラリーマンになりたいと思っていたんですけどね(笑)。仕事をしている父の姿を診療室まで見に行くようなこともなかったし、口数が少ないので仕事の話を聞いたこともありませんでしたが、家族で出かけたときに患者さんから「先生、この間はありがとうございました」と感謝されている姿を見て、自然と歯科医師になりたいと思ったのかもしれません。父は旧院で、噛む力が弱くなって物が噛めなくなった高齢の患者さんに対する口腔内の筋力トレーニング指導に力を入れていました。僕もその思いを継承していきたいと思っています。

今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

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いろいろな歯科医院がある中から、当院を選んで来てくれる患者さんとの出会いを大切にしていきたいと思っています。相性もあるので、すべての患者さんを満足させるのは難しいかもしれませんが、一人ひとりに寄り添った治療をしていきたいです。これまでの知識や経験を生かしながら質の高い医療を提供し、患者さんが慣れ親しんだ土地でいい治療が受けれるような環境づくりをしていきたいです。2018年9月に開院したばかりですが、少しでも多くの患者さんに「この歯科医院に来てよかった」と思われるような歯科医院をめざしてスタッフ一丸となって頑張ります。

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