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斎藤 洋子 院長の独自取材記事

さいとうクリニック

(横浜市緑区/青葉台駅)

最終更新日:2021/10/12

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「若い頃はお産や手術にたくさん対応していたけれど、この年齢だからこそできる仕事があるのだと日々痛感しています」と朗らかな笑顔で語るのは、「さいとうクリニック」の院長、斎藤洋子先生。1985年の開業以来、子どもから高齢者まで、さまざまなニーズに対応しながら地域の健康をサポートし続けてきた。「なんでも診られる昔ながらの町医者です」と話す斎藤先生は、地元のかかりつけ医として培ってきた知識や技術で地域医療に貢献してきたベテラン医師。自身の経験を踏まえながら、女性特有の悩みにも丁寧かつわかりやすい説明を交えて診療してくれる。「どんな悩みでも一人で我慢しないでほしい」という斎藤院長に、地域医療に対する熱い思いから女性医師ならではのアドバイスまでじっくり聞いた。

(取材日2019年6月26日)

婦人科を軸に幅広い疾患を診る地域のかかりつけ医

こちらのクリニックの歴史について教えてください。

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開業当時はまだ小学校もなくて、きれいな富士山がよく見えたんですよ。ここなら子育てをしながらのんびり診療できるかなと思い、1985年に自宅兼クリニックを開きました。ところが開業してみたら、「歩いてクリニックに通えるなんてありがたい」と、毎日地元の方が大勢来てくださって、やっぱりこの場所にご縁があったんだなとうれしかったですね。その頃マイホームを建てて越してこられた患者さんたちが今はおじいちゃんおばあちゃんになってお子さんやお孫さんを連れて来てくれたり、引っ越しても遠方から通い続けてくれたりと、開業以来ずっと通い続けてくださる患者さんが多いですね。そこへ新しくマンションに越してこられた若いファミリー層の患者さんや、インターネットで調べて遠方から来てくださる方が加わって、おかげさまで毎日楽しくやらせていただいています。

開業以来、長きにわたって地元のかかりつけ医として活躍してこられたのですね。

もともとは産婦人科専門ですが、小さなお子さんからご高齢の方まで、どこか具合が悪くなったときに家族で気軽に通える、「なんでも診る町医者」として頑張ってきました。地元の患者さんが最初にかかる医療の窓口としてしっかりと診断して、例えば腹痛でも原因が婦人科疾患なのか内科疾患なのかを見極め、必要があれば専門の医療機関へ紹介もしています。最近は患者さんの健康に対する意識も高くなっていて、予防接種や定期健診、生活習慣病の相談なども多いですね。女性の患者さんだと生理不順や月経痛、更年期の相談などが多いですが、小さなお子さんのお股の痛みなどで受診されるケースなども少なくありません。小さな頃から通ってくださる患者さんは、内科を受診した時に婦人科のこともわりと普通に相談してくださるので、婦人科の敷居を下げるという意味で少しでも貢献できたとしたらうれしいですね。

患者さんと接するときに、どのようなことを大切にしていますか?

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初めての方でもとにかく話しやすいアットホームな雰囲気づくりを心がけています。私自身が女性として出産も子育ても更年期障害もいろいろと経験しているから、何を聞いても共感できるという点では、女性で良かったなと思うことも多いですね。母娘でいらした場合でも、親の前では言いにくそうなことがあると感じた場合は、いったんお母さんには外に出ていただいて、まず本人としっかり向き合ってお話しできるよう配慮することもあります。最近はおりものシートや尿パッドを使う女性が増えてきていますが、蒸れて炎症を起こしているのに、恥ずかしがってなかなか受診できないというケースを見かけるので、日頃から「ひどくなる前に我慢せずなんでも相談してね」と声をかけるようにしています。

患者を笑顔にする女性ならではの共感力

更年期障害の相談も増えてきているとか。

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確かに40代〜60代の患者さんで圧倒的に多いのは更年期障害の相談です。加齢によるホルモンバランスの乱れから生理不順や不眠症、頻尿など、さまざまな症状が現れますが、このつらさは自分で経験していないとなかなかわからないですよね。私もしっかり経験をしてきたことなので、患者さんの悩みが自分のことのようによくわかります。同じ女性として悩みを共有し、いろいろな部分で共感しながら治療を進めていきます。更年期のつらさを自分一人で我慢し続けた結果、うつのようになってしまい心療内科にかかる方も少なくありません。そうなる前に婦人科を受診していただければ、プラセンタ療法や漢方など症状を和らげるための方法がいろいろありますから、まずはそれを試してみてほしいですね。

若い女性へのアドバイスをお願いします。

子どもを10人近く産んでいた時代の女性の生涯の月経回数は50~100回程度といわれています。それに対し、現代の女性は栄養状態も体格も良くなったことから12歳くらいで初経を迎えることもある上、少子化で出産回数も減り、生涯の月経回数は約450回ともいわれています。そのため海外では低用量ピルを用いて月経を減らし、女性の負担を減らすのが当たり前になりつつあるとされています。避妊だけでなく、生理痛の軽減にも用いられるピルは、生理が始まった思春期から服用できます。薬でコントロールして快適で健康的な生活がめざせることを、もっと多くの方に知っていただきたいです。

地域の病院やクリニックとの連携を大切にしているそうですね。

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「何科へ行けばいいのかわからないので、とりあえず先生の所へ来ました」とおっしゃる患者さんも多いので、地域のかかりつけ医として、診療科の枠にとらわれずにさまざまな勉強会に参加して、日々研鑽を続けてきました。すると、どの先生がどのような専門をお持ちなのかもよくわかってくるし、同じ症状でもこの患者さんにはこの先生が合うなとしっかりマッチングできるようになるので、患者さんにも「いい先生を紹介してもらえて助かりました」と喜んでいただいています。また、紹介した患者さんに関して検査結果や治療に関するフィードバックもしっかりしているので、ほかの先生方と連携しながら地域で患者さんをサポートできることはとてもありがたいことだと思っています。

早めの受診と定期検査で、健康で快適な未来を

先生ご自身、とてもユニークな子育て経験をされてきたそうですね。

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今でもよく覚えているのは、当時高校生だった長男がある日、家出しちゃったこと。しかもそのことを知っていた次男が、「お兄ちゃん、昨日出て行ったけど探さないであげてね」と言うんです。驚きましたが、仕方なく学校には体調不良でしばらく休みますとだけ連絡して、待つこと2週間。長男なりに何かを学んだのか、無事に帰って来ました。大人になってから「あれは何だったの?」と聞いても、「あの頃はモヤモヤしていて、なんであんなことをしたのか自分でもよくわからない」って。男の子は20歳くらいになっても、中身は14歳のまま。実年齢の7掛けくらいなんですね。私もいろいろ失敗しながら、子どもにいろんなことを教わりました。子育て中のお母さんは次から次へといろんな悩みがあると思うけれど、そんなことを話しに来てくれてもいいんですよ。

今後の展望はいかがでしょう。

両親は内科も外科もお産もなんでも診る昔ながらの「町医者」で、私は親の往診についていって、患者さんのお宅でおやつを頂くのが当たり前という子ども時代を過ごしました。大学卒業後、産婦人科の医師としてスタートを切りましたが、少しでも地元の方たちのために役立ちたい、皆さんの健康を守りたいと頑張ってきて、気づけば父や母と同じような道を歩んでいました。今は医療の専門化が進んでいるけれど、患者さんたちの医療の窓口である町のかかりつけ医師として、あらゆる分野にアンテナを張り巡らせて、一生勉強し続ける覚悟で臨んでいきたいと思っています。

読者へのメッセージをお願いします。

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通常の健康診断はもちろん、行政が行っている子宮がん・乳がん・大腸がんなどの特定検診は必ず受診してほしいと思います。最近は、20代〜30代の方にも子宮がんや卵巣腫瘍、子宮内膜症などが増えていますが、早期発見できれば簡単な手術で済むケースがほとんどです。また、婦人科に関しては、自分の体のことを正しく知るという意味でも、生理の始まる前から来てほしいですね。女性は結婚、出産、子育て、介護と生涯悩みが尽きませんが、このクリニックは「よろず相談所」のような場所。困ったことがあればいつでも受け入れますので、我慢せずに早めに来てくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ピル/3300円(税込み)

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