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甘粕 洋一 院長の独自取材記事

あまかす歯科

(常滑市/常滑駅)

最終更新日:2019/08/28

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地域に役立ちたいという思いで、院長の甘粕洋一先生が歯科診療を行っている「医療法人あまかす歯科」。常滑市で20年以上続いている歯科医院だ。甘粕院長がめざすのは、生活面を含め患者を総合的に診る歯科診療。虫歯・歯周病・インプラントなどの歯科治療はもちろん、患者の健康や生活面に影響を及ぼす舌の位置や睡眠時無呼吸症候群についても心を配り、診療を行っている。子どもから高齢者まで幅広い患者層が来院するが、家族ぐるみで通院しているケースや遠方から通院する患者も多く、患者からの信頼は厚い。甘粕院長に、患者に対する心がけや今後の展望など、詳しく話を聞いた。
(取材日2018年9月19日)

地域に溶け込んだ歯科診療で20年余

先生のご経歴をご紹介いただけますか。

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大学卒業後、東京の霞が関にある歯科医院で1年間勉強させていただきました。思い返すと、歯に対して高いこだわりのある患者さんが多い土地だったように思います。私はそこで噛み合わせや総合的な歯科医療を勉強させていただきました。その後は、より幅広い層の患者さんを診たいと考え、いくつかの歯科医院に勤務しています。小児歯科専門の先生のところでお世話になったときは、毎週日曜日には必ず早起きをして、子どもの好きなアニメを見ていました。診察のときにアニメの話をすると、子どもたちはニコッと笑って心を開いてくれるんですよ。ドイツのケルン大学に短期留学して、当時はまだ日本で導入の少なかったCAD/CAMシステムを学んだこともあります。大学卒業から5年間ほど研鑽を積み、1995年に開業しました。

歯科医師になりたいと思ったきっかけを教えてください。

小学生の頃は、体操の先生になりたいと思っていました。そんな私が歯科医師になろうと思ったのは、小学生の時の経験がきっかけになったと思います。小学2年生の時に、腕の骨を折って何度か手術を経験して、病院で長く過ごす時間がありました。その時には折り紙や、あやとりをしたり、お見舞いでもらった漫画を読んで過ごしていました。その漫画というのが理系の勉強漫画で、それを読んでから理系が得意になり、また折り紙やあやとりなどを通して、細かい作業が好きになりました。両親からは「手に職をつけてほしい」と言われていたこともあり、次第に「歯科医師になれるかも」と思い始め、それらがつながって歯科医師になろうと決めていました。高校1年生の時にはそう思っていました。

来院される患者さんに特徴はありますか。

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地域に溶け込んだ歯科医院として幅広い診療を提供していますので、患者層も幅広く、小さなお子さんから高齢の方まで来院されています。内容は、虫歯・入れ歯・インプラント・予防とさまざまです。私は愛知県出身ですが、常滑市の出身ではありません。そのため、開業当初は「よそから来た人」と見られていたかもしれませんが、診療を通して、次第にこの地域の皆さんに優しく心を開いてもらえるようになった気がしています。開業して20年以上になりますが、今ではご家族で当院をかかりつけ医にしてくださることも多くなりました。また、当院は県外からの患者さんも多く、例えば私の趣味を通して知り合った方々が、治療を受けに足を運んでくださっています。私はアルペンスキーの選手として、2016年と2017年に愛知県代表になった経験があり、学生時代は4輪のレーサーとして三重県のサーキットを走っていたことがあります。スキーは今も続けています。

めざすは、患者の生活面も含めた総合的な歯科診療

先生がめざしている歯科診療を教えてください。

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「歯を見て人を見ず」ではいけないので、患者さんに寄り添った診療を基本に、生活面を含めて患者さんを診る総合的な歯科診療をめざしていきたいと思っています。虫歯などの歯科治療はもちろんですが、患者さんが健康的な生活ができるよう、睡眠時無呼吸症候群を調べるための気道のチェックや、舌の位置の改善などにも対応していきたいと考えています。舌や口周りの筋肉が衰えていると、舌が気道に落ち込み、いびきをかきやすくなりますし、気道がふさがってしまうと酸欠になり、睡眠時無呼吸症候群を起こします。舌と気道は関係しているので、舌の位置を正常にできるようにすると、呼吸も楽になって、ほかにもさまざまなことに影響していきます。歯科医療の観点から、患者さんを総合的に診ていきたいです。

患者さんに対して、心がけていることはありますか?

患者さんの話をよく聞き、そして患者さんの表情をよく見て観察することを心がけています。スタッフにも、患者さんをよく観察して、雑談もしてくださいとお願いしています。また、患者さんへの説明は「明確に、わかりやすく」を心がけています。当院は早いうちから、低被ばくの体の負担に配慮した歯科用CTなどの医療機器を導入してきました。そうした機器や設備を使うときにも、治療前や治療中に説明を行っています。例えば、診療台にモニターを設置していますので、CTで撮影した患者さんの口腔内写真を見てもらいながら説明をしていきます。時には、模型を使うこともありますし。顕微鏡で口腔内のばい菌を見てもらうこともあります。そうすることで「こんなに虫歯が深いのか」「こんなに膿んでいるのか」と、ご自分の状態を理解でき、「これからはしっかり歯を磨こう」という予防へのモチベーションも高まるようです。

これまでの診療で印象的な出来事をご紹介いただけますか。

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ある高齢の患者さんが初めて来院されたとき、私に対して「若造が」という態度を取られていたのですが、その患者さんに入れ歯を入れてから、とても喜んでくださり、態度が変わりました。その患者さんは今までに作った入れ歯が合わず悩んでおられたとのことで、「一生ここへ来ます」と言ってくださいました。今も家族皆さんで来院されています。そうやって家族ぐるみで来られる方は多く、うれしい限りです。

睡眠時無呼吸症候群や舌の位置改善にも取り組む

舌の位置の異常や睡眠時無呼吸症候群には、どのような対応をしているのですか?

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患者さんの舌の位置が正常でない場合、正しい舌の位置の説明や、改善のための舌のトレーニング法などを指導しています。舌の位置が正常でないと、その人の生活面にいろいろな影響が出てきてしまいます。気道が狭くなり口呼吸になりやすく、それによるドライマウスが原因となって虫歯や歯周病、さらには感染症やアレルギーなどを発症しやすくなります。また口がぽかんと開く口呼吸は、出っ歯など歯並びの乱れにつながり、顎関節症にもなりやすく、口周りの筋肉が鍛えられないことから、顔がたるむおそれもあります。睡眠時無呼吸症候群については、気道の太さを調べられるソフトを導入し、簡単に検査ができるようにしています。歯科医師の立場からできる診療やアドバイスを行っていきたいと思っています。

先生は学校歯科医を長く務められているそうですね。

私の子どもがこの地域の学校にお世話になっていましたし、この地域のお子さんを診たい、この地域に役立っていきたいという気持ちで、学校歯科医を引き受けてきました。20年以上、幼稚園や保育園、小学校の園医、校医を務め、現在は小学校と保育園の検診を引き受けています。障害のあるお子さんたちが通う保育園を担当していたこともあります。愛知県歯科医師会が推奨する障害者歯科診療に協力するため、1年間専門的に勉強しました。その時のご縁で、今も当院へ治療に来られる障害者の方もいらっしゃいます。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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近年、歯科医師として危惧していることは、若いお母さん方が携帯電話ばかり見ていて、お子さんが話しかけても会話をしなくなってきていることです。さらに、お子さんが泣くと携帯電話を見せて泣き止ませるシーンもよく目の当たりにします。そのようなことが原因で、今の子は口を使う機会が圧倒的に少なくなっています。その結果、舌のトレーニングが行き届かずに、舌足らずで言葉の発達が遅いお子さん、舌が下がって口呼吸になっているお子さんが多くいます。口呼吸をしていると、口が渇いて感染症やアレルギーにもなりやすく、歯並びにも影響していきます。そういうことを知っていただき、お母さんから言葉をかけてあげながら、お子さんの良い生活習慣を育てていってほしいですね。当院としては、あらゆる患者さんに寄り添うという気持ちで、患者さんにとって必要性のある新しいものを取り入れながら、立ち止まることなく、進歩していきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント埋入/12万円〜、睡眠時無呼吸症候群簡易検査/1万円、睡眠時無呼吸症候群マウスピース/8万円

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