きまた歯科

木全 信之院長

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小牧市の西部に位置する「きまた歯科」は、地域の赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い世代が通う歯科クリニックだ。院長の木全信之先生は穏やかな印象で、言葉の隅々に優しさが感じられる。木全先生が地元でもある当地に開業して25年。地域住民の歯の健康を支え続け、開業当時に子どもだった患者が今は親となり、子どもを連れて来院しているという。木全先生は大学在学中から、当時としては珍しい予防学に注目。長年大学の医局で予防学の研究にも携わり、心理学からヨガ、アロマセラピー、東洋医学などを複合的に取り入れた予防歯科を提供している。「お口を中心に、患者さんの全体的な幸福度を上げていきたい」と語る木全先生に、同院ならではの予防歯科の取り組みや、スタッフとの関係づくりなど話を聞いた。
(取材日2017年1月18日)

治療も予防も押し付けず、患者の意識の高まりを待つ

―まずは開業までのご経歴を教えていただけますか?

1985年に愛知学院大学を卒業後、5年ほど名古屋市内の医療法人に勤務して、1990年に開業しました。並行して、大学の口腔衛生学の医局で研究に携わってきました。もともと大学生の頃、臨床医療では治療のもっと前の段階で虫歯を予防することが大事なのではという思いがあったんです。けれども当時は予防はまったく注目されていない時代。教授に相談したところ、予防につながる小児歯科なら力を入れているということで、小児歯科専門のクリニックを紹介していただきました。勤めはじめてから、大学の部活の顧問の教授にも話をする機会があり、医局を勧めてくださったんです。医局には研究生として15年ほど在籍していたのですが、勤め先の休診日や、平日の夜などにその、大学の医局に通ったものです。また勤め先も途中で系列のクリニックに移り、予防の観点から大人の方の診察にもあたり、5年の間に小児と大人の両方で勉強をさせていただきました。

―地域の患者さんの予防歯科への意識はいかがですか?

ここは僕の地元でもあるのですが、患者さんも地元の方がほとんど。人の移動も少ない地域ですが、開業から25年経つと患者さんの意識も本当に高くなったと実感します。昔は痛みさえ取れればいいという時代だったのが、今は定期検診も患者さんのほうから積極的に希望されます。検診でお話をさせていただく時も聞く姿勢が違いますし、皆さん笑顔でうれしそうに帰っていかれるので、僕もとても仕事が楽しいですね。またお母さん世代の意識の高まりも感じますが、妊娠中の患者さんには特に「マイナス1歳からの虫歯予防」を指導しています。お子さんが2歳になるまでにお母さんの口の中の虫歯菌が少ないと、虫歯菌が移っても非常に虫歯になりにくいという研究があるんです。ですから妊娠期からの口腔ケアはとても大切なんですよ。

―先生が診療の際に心がけていることをお聞かせください。

自分の考えを押し付けるのではなく、それぞれの患者さんのニーズに合わせることを重要視しています。例えば保険診療を希望している人に、自由診療を勧めるようなことはしないですね。ただ、それまで虫歯が痛む時だけ来ていた方が、ある時期が来ると急に意識が高まることがあるんです。その時期をきちんと待って、それに応じてこちらも合わせることが大切ですね。予防も治療も押し付けない。予防学では心理学も研究するのですが、その人のタイミングを見極めて、こちらも提供しないと成功しないんです。スタッフもみんな経験を積んでわかって実践してくれていますね。またお子さんの場合はシェイピング法といって、まずは慣れてもらうところから始めます。診療チェアの周りで遊んで帰るだけの時もありますよ。緩やかに、段階的に器具を使っていきます。今はどこもそうかと思いますが、昔のように押さえつけて治療するということはまずありません。



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