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鳥居 克行 院長の独自取材記事

とりい歯科医院

(知立市/知立駅)

最終更新日:2019/08/28

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名鉄の知立駅南口から3分ほど歩くと、住宅街に「とりい歯科医院」の緑と青のツートンカラーの看板が見えてくる。開業から40年以上の歴史ある歯科医院で、近所付き合いを大切にする鳥居克行院長のもとには、子どもの頃から通う人や祖父母から孫まで家族3代が患者というケースもあるのだとか。スタッフも長く勤めている人が多く、歯科技工士に至っては40年以上の勤務。ベテランとなった今でも常に意欲的に学ぼうとする姿勢の鳥居院長に、小児歯科に携わった経緯や治療に対する思いなどさまざまに話を聞いた。
(取材日2018年7月5日)

子どもの虫歯の洪水を見て小児歯科に携わることを決意

開業されるまでのご経歴を教えていただけますか。

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大学時代、公衆歯科衛生研究会の部長だった友人に、その活動の歯科検診と指導に応援に来てくれないかと言われ参加した際、子どもの虫歯があまりにも多いのを見て小児の歯科に携わろうと思ったんです。当時は歯科医師が足りなくて子どもの虫歯に手が回っていなかったんですね。ただ次第に大人にも興味が向いて、幅広く大人も子どもも診ていきたいと思うようになりました。そこで当時大学に出入りされていた開業医の先生のところで勤務医として2年間勉強させていただきました。勤務医の時はよっぽどのことがない限りはなにも言われず、本当に自由にやらせてもらいました。そのおかげで難しい症例などたくさんの経験を積ませてもらえましたし、私が研究会に積極的に参加するのもその先生の影響です。先生もよく研究会に参加していて、常に勉強する姿勢をみていました。勤務医の時の経験もあり、子どもが得意な幅広い歯医者として今日までやってきています。

先生は小児歯科でのご研鑽を積まれていますが、一般歯科と比べて大変なことはありますか?

虫歯を治したいという気持ちには変わりがないので子どもも大人も一緒で特にということはありませんよ。口の中がひどい状態の患者さんがいたら、歯科医師ですから何とかしたいと思います。もちろん、私が大変になるだけのことだったら、長い時間働いてでも患者さんを何とかしてあげたいと思います。体力勝負ですね(笑)。開業当時は子どもが怖さから泣き叫んで暴れるので押さえるのは当たり前でしたが、この頃の子どもは聞き分けがよくて説明をしてあげると聞いてくれます。今でも初めは暴れる子どももいますが、治療の後しっかり褒めてあげることで、だんだんと歯医者が怖くなくなっていくみたいです。さすがに2歳までの子どもは難しいかもしれませんが、昔に比べると手がかからない良い子が多くて楽になりましたよ。私の気が長くなったのも少しはあるかもしれませんね(笑)。

開業当時と最近の子どもたちの口の中にも違いはありますか?

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歯が大きくなりましたね。硬いものを噛まないから顎が小さいと言われますが、乳歯が大きくなっているのは噛む噛まないの問題ではないですね。昔は乳歯の歯並びはきれいだったんですよ。今は叢生(そうせい)と言って、ちょっとでこぼこしている乳歯列の子がいっぱいいます。昔は乳歯の歯並びが悪いと指しゃぶりなどの悪習慣があるケースと捉えていたんですが、今は違います。歯の大きさと顎の大きさの調和がとれていないようですね。それから子どもの唾液がとても少なくなりました。子どもの唾液は口の中の状態がわかる大事な役割を担っています。昔は子どもの口の中の唾液はとても多かったのですが、最近はそういったことがなくなりましたね。僕らの年代の歯科医師はみんなそう感じているようです。

小児歯科診療を幅広く行うため矯正歯科にも対応

矯正歯科もされていますね。

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小児歯科にいる時、虫歯で見ていた患者さんが矯正に進むステップになると矯正歯科にお願いしなくてはいけなくて、自分で患者さんを最後までみれず、どれだけ悔しい思いをしたかわかりません。そんな理由からどこかで矯正を教えてくれるところがないかと探して、30年くらい前に新潟の歯科の先生が一般の歯科医師向けに矯正の講習会をやっていらっしゃいましたので、その講習を受けました。今でも、そのコースの卒業生が指導者を迎えて症例検討会をしているので、治療方針などを指導してもらっています。また「東海矯正研究会」では矯正の指導も毎月受けています。この先生も素晴らしい方で、惜しみなくそれぞれの歯科医師の得意とする治療法を踏まえた指導をしてくださるんですよ。ここに集まる先生方のサポートのおかげで、どんなに困難な症例でも意欲的に取り組めています。

さまざまな啓発活動などもされていたようですね。

虫歯をなくしたいという思いが強かったからいろいろやっていましたね。研究会のOB会の活動で、以前、星ヶ丘の百貨店に場所の提供と患者への連絡を協力してもらって、子どもの歯科検診に10年以上参加していました。また、ある知立市立の中学校の設立から学校医を定年まで続けていたんですが、最後の10年くらいは検診する隣で、虫歯がある生徒や歯磨きができていない生徒を歯科衛生士による歯磨き指導をしたり、虫歯予防の日を決めて全校一斉歯磨き練習をやったこともありましたね。すぐにその成果が出るわけではありませんが、当時きちんと磨けていなかった子が彼氏や彼女ができるなど(笑)環境が変われば意識も変わるみたいで、しっかりきれいに磨けるようになっているのを見ると、歯磨きの知識を教えておいてよかったなと思いますね。

高齢者の方も多く通っていらっしゃるそうですが、治療内容はどういったものになりますか。

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確かに患者さんは年配の方も多いですね。そのため入れ歯の患者さんも多いのですが、うちには歯科技工士が駐在していますので入れ歯が壊れたら3時間ほど預かってその日のうちに修理することができるんです。うちの特徴としては上下総義歯の患者さんには義歯の歯を瀬戸物で作るんですよ。これは外部の技工所へお願いするんですが、瀬戸物の歯を使うのはここら辺では私くらいではないでしょうか。瀬戸物の歯を使った入れ歯は口の中の状態を記録させて、もう1回機械に戻して調整しなければいけないので少し手間はかかります。しかし、合成樹脂だと3年もすると右噛みの人は奥歯の右が片減りするんですが、瀬戸物の歯だと10年以上使ってもそういうことが少ないので患者さんに自身の入れ歯を長く使っていただけるんです。

どんなに困難な症例であっても逃げない

歯科医師として印象的な出会いはありますか。

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いい先生にたくさん出会いましたね。矯正を指導していただいている先生もそうですが、一番すごいのはもう亡くなってしまった榊原悠紀田朗先生ですね。全国の年配の歯科研究者が相談に来るような先生です。その先生が愛知学院大学公衆衛生研究会の部長だった先生を育てたんですよ。彼は僕の大学時代のクラスメイトで現在東京にある短期大学学長です。僕が小児歯科へ進む決心をした公衆歯科衛生研究会の小児歯科検診は彼が誘ってくれたのです。今でも仲がよくて時々会うのですが、彼は僕の道しるべ、灯台のような存在ですね。

お休みの日は何をされていますか。

僕自身も休日は趣味のマラソンとカヌーをしたり充実させています。マラソン大会にも出たことがあり、ジョギングもよくしているのですが、老若男女、子どももいる団体がゆっくりおしゃべりしながら走っていたのでそこに声をかけたのがきっかけで、仲間に入れてもらって毎週日曜日は一緒に走っています。夏場は暑いので新城市に流れる豊川でカヌーの練習をして、天竜川とか寒狭川を必死に下ってますよ。

今後の目標と読者へのメッセージをお願いします。

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日々の治療に一生懸命取り組んでいきたいですね。今、娘も歯科医師として一緒に治療しているのですが、いずれは継いでくれるといいなとは思っています。もちろん、娘には娘の考えがあると思いますから無理強いするつもりはありません。ただ、いつでも引き継げるように心づもりはしています。今、僕が歯科治療に携わっているのはもちろん患者さんのためと、娘に経験を積ませたいという気持ちもあるんです。難しい症例がたくさんありますから、僕が患者さんに説明しているのを聞いたり、治療しているのを見たりすることで勉強になると思うんですよ。患者さんに対しては変わらず、期待に応えたいですね。需要のある所へ供給していくのが僕の姿勢ですから、どんなことでもご相談いただきたいと思っています。決して逃げたりしませんよ。信頼できる先生のご紹介もできますし、必ず解決できるように手を尽くしますから安心して任せてほしいですね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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