全国のドクター9,320人の想いを取材
クリニック・病院 161,129件の情報を掲載(2020年10月29日現在)

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 知立市
  4. 三河知立駅
  5. 医療法人 篤美会 野村歯科
  6. 野村 篤 院長

野村 篤 院長の独自取材記事

野村歯科

(知立市/三河知立駅)

最終更新日:2019/08/28

109942 %e9%87%8e%e6%9d%91%e6%ad%af%e7%a7%91%e5%8c%bb%e9%99%a2

知立駅から徒歩5分。「野村歯科」の野村篤院長は、日本歯科大学口腔外科で、口腔がん治療とその後の再建、インプラント治療について研究を続けていた口腔外科のエキスパート。大正時代に開設された祖父の診療所から続く「町の歯科医院」としての立ち位置を大事にしつつ、専門分野である口腔外科手術やインプラント治療も行い、専門性の高さを維持している。物腰はやわらかく、どんな患者とも臨機応変に楽しく接しようという姿勢が、近隣の患者たちから支持されているのだろう。そんな野村先生の診療への思いなどを聞いた。
(取材日2018年2月23日)

歯だけでなく舌や頰など口腔全体を診られる強み

歯科医師になり、こちらに戻ってくるまでの経緯を簡単に教えてください。

1

父がここで開業していて、私はここで生まれ育ちました。動物が好きで牧場をやりたいという夢を見た時期もありましたが自然な流れで歯科に進みました。日本歯科大学を卒業し、そのまま大学に残りました。専攻は口腔外科で、研究を続けるうちに面白くなり、スウェーデンやドイツにも留学してそのまま研究者の道を歩みたいと思っていたのですが、諸事情により大学を出ることになりました。最初は東京で開業したのですが、2007年に地元へ戻ってきました。当時父は高齢のため歯科医院を縮小していて細々とやっていましたので、とても喜んでくれましたね。

口腔外科のどういったところに面白みを感じたのですか?

口腔外科に進んだのは、外科は歯科の中で一番血が出るから怖いと思っていたので、そこを克服すれば何でもできると考えたからです。歯科医師になった当初は実家に帰って後を継ぐつもりでしたが、口腔外科に入ってからは口腔がんの治療と、その後の口腔の再建を研究していました。顎などを切除しなければならなくなった場合、再び噛めるように再建しようという課題があるのですが、それはたいへん難しい領域です。噛むためには、上と下の歯があっても舌や頬がちゃんと動いて、食べ物を歯の間に持っていかなければ噛むことはできません。人間の体は本当に精緻につくられているんですよ。そんな世界がとても面白かったのです。

開業にあたってどんな医院をめざしたのですか?

2

地域の歯科医院となると、やはり一般歯科全般への対応が必要になります。基本はもちろん押さえてはいましたが、専門の口腔外科とインプラント以外は、いらっしゃった患者さんの症例ごとに全力でぶつかって経験を積む中で、私なりの流儀というものを確立していったように思います。幸せなことに東京で勤務していた頃にお世話になった補綴専門の先生のご紹介で、素晴らしい技工士さんとの出会いもありました。最初の頃は虫歯なら虫歯を一生懸命診ていましたが、だんだんと口の中全体を見て、歯並びや噛み合わせなども含めて考えることができるようになりました。これらは口腔外科を長年専門的にやってきたことの成果だと思っています。また私の強みとしては、舌や頬などやわらかいところも診ることができることだと思います。唾液の出が悪いとか、口の中の異常に気づける力という点では誰にも負けないと思っています。

インプラント学のエキスパート。黎明期から研究に従事

インプラント治療にもかなり力を入れておられるようですね。

3

実は、現在インプラントの主流となっているメーカーの製品が日本に入って来たとき講習会を開いたのが私の母校である日本歯科大学だったんです。その頃、雑多なインプラントはいくつか日本に入って来ていましたが、業者主導、開業医主導で学問としてはなかった。そこで日本歯科大学では口腔外科、補綴科、歯科放射線科、歯周病科、歯科技工士、歯科衛生士といった専門分野の研究者たちが集まって「インプラント診療科」を立ち上げ、私もそのメンバーの一人として参加しました。以後、インプラントは学問として、ますます広がっていったので、インプラントの研究を専門に手がけるようになりました。海外の研修にも何度か出かけ、当時の先端のインプラント学を学びました。

野村歯科におけるインプラント治療の強みはどんなところにありますか?

当院のインプラント治療は少し価格が高めです。しかし、手術室を持ち、麻酔は専門の先生に来てもらい、手術では使い捨てのディスポーザブルの材料をふんだんに使っています。安全性にできる限り配慮し、価格に見合う治療を提供していると自負しています。現在インプラント治療は多くの歯科医院で行われており、おそらく今の技術ならば、安価なインプラントでも噛めるようにはなるでしょう。しかし、インプラント治療では術後の対応も重要です。例えば、チタンの人工歯根を埋めた後に炎症が起きるなど、何らかの不具合は起こり得るわけで、そいうときにどう対応すればよいか、その引き出しを私はたくさん持っています。それは患者さんにとって、とても大きなメリットだと考えています。

インプラント自体のメリットについて教えてください。

4

インプラントというのはやはりすごいと思います。10年20年たっても残っています。そしてインプラントを入れた患者さんたちは、それで噛めるようになっているせいか若々しく感じます。ブリッジなど従来の補綴は、周りの歯を削ったりして加工したりして、それをつないで欠けた歯を補っていましたが、インプラントは1本独立した歯を入れることが可能です。周りのきれいな歯を削る必要はありません。歯がなくなっているところだけでいい。メンテナンスが大変ともいわれますが、きちんと磨いてケアをできる方なら年2回、来ていただければ大丈夫です。どうしても自分ではケアが苦手だからと毎月来る方もいらっしゃいますし、そこは厳しいことは言いません。その方のライフスタイルに合ったメンテナンスをサポートさせてもらっています。

専門分野を持つ「近所の歯医者さん」

リニューアルされたそうですが、どんな点にこだわったのですか?

5

半個室化でプライバシーを確保しました。前の道路拡張により建て替えが必要になり、完全個室化には少しスペースが足りませんでしたが、患者さんとスタッフが交差しない動線になっています。バックヤードをお見せしない造りにしたほか、衛生面にも気を配り、歯を削った粉塵などを吸引する口腔外バキュームも各ユニットに備え、スタッフの医療安全にも配慮しました。そして何といっても手術室ですね。手術室には酸素や笑気ガスの配管などを設営しなければならないので個人の診療所としては大変でしたが、自分の得意分野であり、存在意義でもあると思っているので設置しました。親知らずの抜歯、近隣の一般歯科からの紹介による外科処置などで毎日使っていますよ。

スタッフの構成について教えてください。

私のほかに、歯科麻酔専門の先生、矯正歯科専門の先生に非常勤で診療をお願いしています。また息子が歯科麻酔の専門医をめざし研修を積んでおり、時折診療を手伝いに来ています。歯科衛生士は3人おり、うち2人はインプラント治療にまつわるあらゆるサポートをを専門的に学んだ歯科衛生士で滅菌についても講習会に出向き学んでいます。インプラント治療のみならず一般歯科診療についてもその力を発揮してくれていますね。またこのうち1人は言語聴覚士の資格も取得しております。実は言語聴覚士は口腔外科の領域ではとても重要な存在なんです。さらに常勤の受付が1人おり、笑顔で患者さんに対応しています。当院は土日が休診で、金曜は16時で終了ですので、スタッフには働きやすいと思いますね。患者さんにはご不便をおかけしている場合もあるかもしれませんが、ありがたいことに「近所の歯医者さん」として慕ってくださる方が多くいらっしゃいます。

今後の抱負をお聞かせください。

6

自分の存在意義である手術は、これからも続けていきたいと思っています。どんな治療もワンストップでできるクリニック、というのも良いとは思いますが、私は本来、専門分野に長けた先生がたくさんいて、それを紹介し合うシステムができたらいいと思っています。インプラントのメンテナンスに関しても、使っている業者によるシステムの違いで、転居などをしたときにかかれるクリニックがないというケースも多いようですので、どこでも自分に合った先生を紹介してもらえるようになるといいですね。当院は、守備範囲が広いので、他院で受けたインプラント治療も対応できる場合が多くあります。患者さんとコミュニケーションとりながら、臨機応変に満足いく治療を提供したいと心がけていますので、楽しく治療に臨んでいただければと思います。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access