医療法人 篤美会 野村歯科

野村 篤院長

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知立駅から徒歩5分。「野村歯科」の野村篤院長は、日本歯科大学口腔外科で、口腔がん治療とその後の再建、インプラント治療について研究を続けていた口腔外科のエキスパート。大正時代に開設された祖父の診療所から続く「町の歯科医院」としての立ち位置を大事にしつつ、専門分野である口腔外科手術やインプラント治療も行い、専門性の高さを維持している。物腰はやわらかく、どんな患者とも臨機応変に楽しく接しようという姿勢が、近隣の患者たちから支持されているのだろう。そんな野村先生の診療への思いなどを聞いた。
(取材日2018年2月23日)

歯だけでなく舌や頰など口腔全体を診られる強み

―歯科医師になり、こちらに戻ってくるまでの経緯を簡単に教えてください。

父がここで開業していて、私はここで生まれ育ちました。動物が好きで牧場をやりたいという夢を見た時期もありましたが自然な流れで歯科に進みました。日本歯科大学を卒業し、そのまま大学に残りました。専攻は口腔外科で、研究を続けるうちに面白くなり、スウェーデンやドイツにも留学してそのまま研究者の道を歩みたいと思っていたのですが、諸事情により大学を出ることになりました。最初は東京で開業したのですが、2007年に地元へ戻ってきました。当時父は高齢のため歯科医院を縮小していて細々とやっていましたので、とても喜んでくれましたね。

―口腔外科のどういったところに面白みを感じたのですか?

口腔外科に進んだのは、外科は歯科の中で一番血が出るから怖いと思っていたので、そこを克服すれば何でもできると考えたからです。歯科医師になった当初は実家に帰って後を継ぐつもりでしたが、口腔外科に入ってからは口腔がんの治療と、その後の口腔の再建を研究していました。顎などを切除しなければならなくなった場合、再び噛めるように再建しようという課題があるのですが、それはたいへん難しい領域です。噛むためには、上と下の歯があっても舌や頬がちゃんと動いて、食べ物を歯の間に持っていかなければ噛むことはできません。人間の体は本当に精緻につくられているんですよ。そんな世界がとても面白かったのです。

―開業にあたってどんな医院をめざしたのですか?

地域の歯科医院となると、やはり一般歯科全般への対応が必要になります。基本はもちろん押さえてはいましたが、専門の口腔外科とインプラント以外は、いらっしゃった患者さんの症例ごとに全力でぶつかって経験を積む中で、私なりの流儀というものを確立していったように思います。幸せなことに東京で勤務していた頃にお世話になった補綴専門の先生のご紹介で、素晴らしい技工士さんとの出会いもありました。最初の頃は虫歯なら虫歯を一生懸命診ていましたが、だんだんと口の中全体を見て、歯並びや噛み合わせなども含めて考えることができるようになりました。これらは口腔外科を長年専門的にやってきたことの成果だと思っています。また私の強みとしては、舌や頬などやわらかいところも診ることができることだと思います。唾液の出が悪いとか、口の中の異常に気づける力という点では誰にも負けないと思っています。



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