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長澤 正典 院長の独自取材記事

長澤歯科

(尾張旭市/藤が丘駅)

最終更新日:2019/08/28

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東山線藤が丘駅から車で15分の所にある「長澤歯科」。同院は先代が30年前に開業し、長きにわたって地域の歯科医療を支えてきた。現院長の長澤正典先生が引き継いだのが10年前のこと。その2年後にはクリニックを全面リニューアルし、白を基調とした明るい雰囲気の中、広々とした診療スペースでゆったりと治療を受けられる空間になった。同院へは尾張旭市や隣の名古屋市から、幅広い年齢層の患者が訪れる。大学病院等の口腔外科で積んだ経験を生かして歯科治療に取り組む長澤院長に、クリニックの特徴や診療方針について詳しく聞いた。
(取材日2016年12月19日)

長きにわたり地域に根差した治療を行う歯科医院

先生が歯科医師をめざしたのはどのようなきっかけからでしょうか。

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動物や生物にも興味があったのですが、やはり先代である父の治療の話を毎日聞いており歯科が1番身近であったことと、将来専門的に関わっていける仕事ということで歯科の道を選びました。父は優しく患者第一の、怖くない先生でした。外科的な治療はほとんど行わず、普通の近所の歯科医院という感じでしたね。開業にあたっては特に絶対こうというアドバイスはなく、何をやってもいいよというタイプでした。

院づくりをする上で、心がけているのはどのようなことですか。

歯科に対しては、どうしても恐怖心や痛いことをされるというイメージを持たれることと思います。まずはクリニックへ足を運んでもらうため、院の中の緊張感を無くすことや威圧的にならない空気作りをスタッフともに心がけています。現状、「痛いところだけ治せばそれで終わり」という昔の考え方がまだあり、口の中をメンテナンスしようということも日本全体に根付いていません。虫歯等の早期発見・早期治療のためにも、痛くなくても半年に1回はメンテナンスに通えるような環境づくりを行っています。

こだわった設備などはありますか。

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当院では検査したデータ等を電子タブレット機器に入れて管理し、お口の中の状態を撮影した写真を患者さんにプリントしてお渡ししています。口頭で説明しただけでは忘れてしまいますし、写真をその日に持ち帰っていただくことで「ここが虫歯になっている」というのをより理解していただけると思います。また麻酔や出血を伴う治療を行いますから、当院ではAEDや酸素マスクを常備し緊急対応を取れるようにしています。アナフィラキシーショックの対応というのも常々気をつけており、応急的に処置できるようにしています。AED届出機関として消防署に通達しているので、院外で何かあった時もここへ来ていただけるようになっています。

口腔外科の経験を生かした歯科治療に取り組む

患者さんの主訴で多いものについてお聞かせください。

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私が口腔外科出身のため、親知らずやインプラントに関する問い合わせは多くいただいています。大きな病院だと予約が何週間も先になることもあるので、個人病院での抜歯を希望される方が多いですね。親知らずは短時間で抜くことが1番大事で、あまり時間をかけると患者さんに負担がかかり予後も悪いですから、30分以内に抜けるように心がけています。レントゲンは保険診療が認められている3次元のCTレントゲンを使用しており、より的確な抜歯ができるのがメリットです。他院から紹介で来られる方も多く、愛知医科大学などの口腔外科の先生方とも病診連携を取り、安全第一の治療を心がけています。

開業される前は、大学病院の口腔外科で勤務されていたそうですね。

愛知学院大学卒業後は名古屋大学の口腔外科に在籍し、その後出向という形で名古屋第二赤十字病院の口腔外科で3年ほど外科的な治療を行っていました。これからますます高齢の方が増えると思いますが、高齢者には持病のある方が多く、出血が止まらないとか血圧が下がったりした場合には、緊急蘇生や緊急対応が必要となります。そういった場合の対処なども学ぶことができましたね。ただ、個人病院では大きな手術はできないので、「ここまでなら一般開業医が行える」というライン引きはきちんとしていかなければいけないと思っています。

こちらのクリニックのインプラント治療について教えてください。

大学病院等の口腔外科では、交通事故で骨折した方の傷を治すためにインプラントを併用するというのをメインで行ってきました。開業後は交通事故の患者さんだけでなく、歯が抜けて無くなってしまった方へインプラント治療をすることも多いですが、口腔外科的な手術を伴う治療ですので、経験を生かし安全第一で処置を行っています。当院では3次元CTレントゲンで骨質や骨の形状など正確に撮影し、質の高い治療を行っています。また、世の中では安かろう悪かろうといったようなインプラントが使われていることもあります。当院では安全性を重要視し、比べると費用の面で割高になってしまう所もありますが、使用するインプラントに関しては信頼できる製品のみを使用しています。

インプラント治療について気をつけていることはありますか。

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歯が無い所に歯を入れるには保険内治療では入れ歯かブリッジしかないのですが、そのデメリットと両天秤にかけて、インプラントが良い場合にはインプラント治療をしています。年齢のことや経済面を考慮し、無理にインプラントをすすめるのではなく、患者さんと十分に相談した上で治療を選択しています。

安全性と信頼性を重視したこだわりの素材を用いる

こちらのクリニックの審美歯科について、特徴などお聞かせください。

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審美歯科の患者さんは、精度を第一に求められます。かぶせ物のセラミックは経験豊富な技工士の方でないと作れないものが多くありますので、当院では信頼のおける外注先に作製を依頼しており、純国産の物だけを使っています。割高になってしまうかもしれませんが、安全性と5年10年先の耐久性を考えると、材質に関しては妥協できないのかなと思っています。また女性は銀歯が嫌という方が多いですが、保険内診療でできる白い歯というのは材質がプラスチックのため、4~5年たつと変色したり口臭の原因になる可能性があります。意識の高い方は最初からセラミックを希望される方もみえますし、金属を使ったけれど皮膚アレルギーが出てセラミックに変える方などもいます。セラミックは一旦使ってみて良さをわかっていただけることが多く、一度セラミックにされた方が次に銀歯にされることはほぼありません。

歯の健康を守るには、どんなことに気をつけると良いのでしょうか。

日本では予防歯科という概念があまり浸透しておらず、北欧やアメリカと違って保険診療での予防歯科というのはなかなか認められていません。病気が起こらないと保険治療はまず認められず、残念ながら日本は歯科に対しては先進国とはなかなかいえないかもしれません。歯の健康を守るには、虫歯や歯周病になってからではなく事前に歯医者へ通って、定期的にクリーニングをすることが大切です。医院では30分だけしかケアができませんから、ご自宅でのブラッシングなどの自己努力を毎日積み重ねていただくことも重要です。

現在の歯科治療に対する印象をお聞かせください。

歯科というのは医科から離れてしまい独立した世界を築いている印象がありますが、お口の中も体の一部であることには変わりはありません。今後、より安心安全な治療をしていくためには、医科との連携がさらに進んでいく必要があると思います。患者さんの中には、虫歯や歯周病が原因となって糖尿病になっているという現状を知らない方も多くみえます。内科等へ通って糖尿病を治療しているけど、歯医者には20年通ったことがないという方もいらっしゃいます。口の中の状況が悪いと、体に悪影響を与え糖尿病が悪化する原因になってしまいます。歯の病気は全身に関連しているということを知っていただき、患者さんに口腔ケアに対するモチベーションを保っていただくことが必要だと思っています。

最後に今後の展望と、読者へのメッセ―ジをお聞かせください。

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当院では現在矯正歯科の診療を行っていないので、今後は矯正の先生に来ていただき口腔外科とまとめて矯正歯科も診療できるようにできればと思っています。また、患者さんの「こういう風にして欲しい」という希望には極力応えていきたいです。健康の入り口になるのがお口ですから、内科で人間ドックに通うのと同じ感覚で歯科に半年に1回は来院されるのを習慣づけていただき、悪化する前に早期発見・早期治療をしてほしいと思います。

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