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武藤 直広 院長の独自取材記事

むとう歯科医院

(愛知郡東郷町/日進駅)

最終更新日:2024/06/07

武藤直広院長 むとう歯科医院 main

日進駅から車で約5分の場所にある「むとう歯科医院」。武藤直広院長の父・武藤芳照先生が1979年に開院し、40年以上にわたり地域の口腔環境を守ってきた。武藤院長の趣味は整備されていない山を滑るバックカントリースキー。選手活動をしていたほどの腕前で、過酷な冬山登山の経験も豊富である。常に物事の本質を追求するその姿勢は歯科診療にも表れている。広大なスペースを生かした居心地の良い院内や、QOLを上げるための情報提供はすべて患者の健康を考えてのもの。あくまでも患者を主役とする診療を徹底している。さらに歯科医師向けのセミナーを開催するなど歯科医療への熱い想いも秘める。「1日1日を全力で」と語る武藤院長に診療の特色や注力している治療について話を聞いた。

(取材日2022年8月8日/情報更新日2024年4月15日)

患者に寄り添い、一生付き合える歯科医院

歯科医院の歴史や歯科医師になったきっかけを教えてください。

武藤直広院長 むとう歯科医院1

1979年に父が開院し、今年で45年になります。子どもの頃の父の印象は真面目で実直。誰にも優しく、地域の方々に信頼されていましたね。私が歯科医師になってからは、「お父さんにはお世話になった」と先生方から言われることが多く、周りからも評価されていることを実感しました。そんな父の影響もあり、幼稚園の頃には歯科医師になろうと思っていました。その根底にあったのは「人の役に立ちたい」という想い。人の役に立つ職業といえば、まず医師が頭に浮かびますが、当時の私は血が苦手でして。それでも医療に携わりたく、模型作りが好きで手先が器用であったことから、歯科医師をめざしました。医療職というのは患者さんから「ありがとう」と言ってもらえる上、対価も頂けるありがたい職業であると感じています。また、2024年3月末をもって父が引退をしました。父の想いも引継ぎ、引き続き診療にあたっていきたいと思います。

歯科医師になられた当初は県外に勤務されていました。

大学卒業後は福井県の歯科医院に勤務しました。福井県に行ったのは人口あたりの歯科医院数が、当時全国的に見ても少なかったからです。例えば、患者さんの目線で、1日10人の患者さんを1年間診た歯科医師と、1日50人を1年間診た歯科医師とではどちらを選びたいでしょう。私だったら多くの経験を持つ歯科医師を選びたいです。経験に勝るものはないと考えているんです。だから、短期間で多くの経験を積みたかった。もちろん、良い先生がいらしたのも大きな理由です。医療というのは日進月歩ですので、若い頃と変わらず今も勉強の毎日です。新しい情報を取り入れて時代の変化に対応するように心がけています。

診療の特色を教えてください。

武藤直広院長 むとう歯科医院2

一言で言うと「一生のお付き合いができる歯科医院」。そのためにもコミュニケーションを大切にしています。患者さまの要望をすべてお聞きした上で、それに応えるための選択肢を提案するのが私の役割ですので、先ほども申し上げたように常に最新の情報をアップデートするように努めています。なぜなら、患者さんお一人お一人、求めるゴールは違うから。10人いたら、10通りの引き出しを私が持っていなければその方を幸せにはできません。だから、「先生にお任せします」というのは好きではありません。私の提案をご理解いただいた上で、あくまでも患者さんご自身に決めていただきたいです。

クリニックに関わるすべての人を幸せに

こちらの歯科医院のコンセプトを教えてください。

武藤直広院長 むとう歯科医院3

法人名「幸創会」の名のとおり、私たちの一番の願いは当院に関与するみんなが幸せになること。そのために2つのコンセプトを掲げています。1つ目はコミュニティーの役割。近年はメールやSNSでコミュニケーションを取る機会が増えていますが、直接会うことによって雰囲気や人柄を感じられますし、言葉以上に伝わるものがあります。人口減少時代だからこそコミュニティーで地域のつながり、絆を強く持つことが重要だと考えています。2つ目は情報発信基地の役割。健康について無知では、健康な人生を歩み続けることはできませんので、モニターや掲示板などで情報を発信しています。「むとう歯科だより」という印刷物もあります。医療情報というのは難しい内容も多いのですが、スタッフの手作りでわかりやすいと好評です。

そのコンセプトが建物や設備にもよく表れています。

当院で長く過ごしてもらうと、コミュニケーションの機会や健康知識も増えます。「居心地が良い」と思えるように、待合や診療室、廊下に至るまで、ゆったりとした空間にこだわりました。随所に工夫も凝らしています。例えば、待合と受付をずらした設計。スタッフと目が合うと、「帰ってほしいのかな?」と思われる患者さんもいらっしゃるからです。また、姿勢が悪いと歯並びに悪影響を及ぼしますので、キッズルームは「脱IT・下向き生活からの脱却」をテーマに、昔ながらの遊びができる知育グッズなどをそろえています。待合で楽しく会話する方や「帰りたくない」という子どもさんが多く、うれしく思っています。

歯科医師としてめざしていることは?

武藤直広院長 むとう歯科医院4

患者さんに、困り事のない幸せな人生を保ち続けてもらうことが目標です。具体的には歯周病や虫歯など、お口のトラブルが起こらない世の中にしていきたい。そのためにはメンテナンスが重要。例えば、家でのお料理で砂糖を控えめにしていても、冷凍食品などの商品には糖質が入っています。虫歯菌は、糖質を餌にしてネバネバした物質を作ります。これが原因となり、やがて虫歯が進行します。さらに糖質を取ると脳内快楽物質が分泌されるので「もう一度食べたい」と思うように……。多くの食品に糖類が入っている現在の日本では歯の汚れを完全に防ぐのは困難ですので、メンテナンスが欠かせないのです。そしてメンテナンスは歯科衛生士に任せて、われわれ歯科医師は消防士さんと同様に活躍しないほうがいい。「火の用心」とだけ言って、来院いただいた時にはゆっくり世間話をするだけ、というのが理想ですね。

地域とともに歩む歯科医院の「老舗」に

近年、注力されている治療はありますか?

武藤直広院長 むとう歯科医院5

2025年には団塊世代が後期高齢者になり、老々介護や病床不足など、多くの問題が生じると予想されています。中でも深刻なのがケアマネジャー不足。今後さらにケアマネジャーが不足すると介護保険サービスを受けられないという人が出てきます。そこで一念発起して、私もケアマネジャーの資格を取得しました。介護について学んで思うのは、介護保険が必要ないように元気に長生きし、最後は寝込まずに最期を迎える、いわゆる「ピンピンコロリ」で人生を全うする人たちをいかに増やすかがポイントだと思っています。この状況をつくらないと日本の介護システムは破綻するでしょう。ですから歯科医師としては、訪問診療や口腔機能低下をはじめとした老年歯科に注目しています。加齢で心身が衰える「フレイル」やプレフレイルの状態を口腔から見つけ、「ピンピンコロリ」の方が増えるようにサポートしていきたいですね。

今後の展望をお聞きします。

私の根底には「永続する歯科医院をつくる」という使命感があります。いろいろな説がありますが、日本では100年続く企業が多いといわれています。しかし、400年の伝統を誇る京都の老舗からすれば「100年はまだまだ青い」。だから私は400年続く組織をつくりたい。永続していくためには、常に時代の変化に対応していかなければなりません。京都の老舗でもホームページなど新しいものを取り入れています。一方で作法や心構えを記した家訓のようなものも必要です。守るべき文化や伝統を尊重しながらも、新しいものを受け入れる。そして父や2代目となる私、さらに後継者の想いが脈々と受け継がれながら、地域の方々に育てていただく。これが地域医療を担い、地域とともに歩み続けるクリニックの姿であり、父が引退をした今も、そんな歯科医院を築いていきたいと思っています。

読者にメッセージをお願いします。

武藤直広院長 むとう歯科医院6

やりたいことをするためには健康な体が必要です。お口の健康は全身にも大きく影響しますので、まずはご自身のお口の状態や健康について興味を持っていただきたいです。何ごとも気にしない限りスタートできませんからね。そして、ちょっとでも「歯科医院に行かないと」「お口のことを考えないと」と思っていただければ本望です。私の願いは世界中からお口のトラブルがなくなること。お口で気になることがあれば当院に限らず、お近くの歯科医院でも構いません。口の専門家である歯科医師に診てもらって、いつまでも幸せな人生を歩んでください。

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