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佐藤 聡太 院長の独自取材記事

さとう歯科医院

(北名古屋市/徳重・名古屋芸大駅)

最終更新日:2021/05/17

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住宅街の一角にある「さとう歯科医院」は、開業以来40年以上の長きにわたり地域の歯の健康を支えてきた。「ここまでこられたのは、地域の方々やスタッフの力以外の何ものでもありません」と佐藤聡太院長は語る。佐藤院長は歯周病の治療・予防に注力し、大学院でも勉強を続けた努力家。周囲への感謝の念を忘れず謙虚な姿勢を持ち、穏やかな笑顔とやわらかな語り口で人の心を温かくほぐす、そんな先生だ。院長就任後も、クリニックを開業した父・佐藤理之前院長が築いた基盤を大切にしたいと、今も何かを決める際は必ず助言を求めるという。40周年にはサプライズでお祝いされるほどスタッフからも愛され、思わずほっとするような優しい空気に満ちている同院にて、佐藤院長から話をたっぷりと聞いた。
(取材日2021年3月8日)

さまざまな人に支えられた感謝の気持ちを診療に還元

クリニックを継ごうと思われたきっかけを教えてください。

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もともとは大学病院に勤めていて、臨床はもちろん研究や教育もしていました。そのまま大学病院に勤務する選択肢もあったのですが、週に一度実家の診療も手伝っていたんです。町のかかりつけ医として長く通ってくださる患者さんも多く、私が行くと「大きくなったねえ」と声をかけてくださる方もいました。その時にありがたいなと感じたんです。自分が継がなければ他の人が継ぐかもしれないけれど、声をかけてくださった患者さんは父親の代が終わったら、違う歯科医院を探すことになってしまう。それは寂しいなと思ったんですね。きっかけはその時の想いに尽きます。

院長に就任されてからは、どのような体制で診療されていますか?

スタッフの人数はかなり増えました。やりたい診療がたくさんあり、自然と増えていったかたちです。昔から通ってくださっている患者さんの中には通うのが難しくなられた方も多くなったので、父が担当になって訪問診療を始めたのですが、今はスタッフ体制を整え、訪問診療専門の歯科衛生士が3人います。クリニックは私が中心となって診療していますが、何か決定する時は必ず父に相談していますし、父も助言してくれます。開業した父がいて、創業当時のスタッフや患者さんがいて今につながっているのですから、その想いは大切にしたいんですね。母は50歳過ぎてから衛生士学校に通い歯科衛生士の国家資格を取ったバイタリティーにあふれた人で、尊敬しています。

通ってこられる患者さんに変化はありましたか?

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私自身、歯周病の分野が好きでずいぶん勉強させてもらったので、ここに来てからも力を入れて取り組んでいます。そのかいあってか歯周病や口臭、むし歯治療に対する患者さんの意識が高まってるように感じます。副院長として勤め始めた頃は、歯周病の日帰り手術を勧めても、どなたも首を縦に振ってくれず、「痛くないのに手術なんて必要ですか?」とよく聞かれました。当時は大学病院で勉強しているプライドもあって、なぜわかってもらえないのかとジレンマを抱えていましたが、今思うと独り善がりでしたね。自分が患者さんだったらどう思うかを考えれば、ただ説明することが大事ではなくて、患者さん自身が理解できたかが大事なんです。それがわかってからはスタッフとも歯周病についてよく話すようになり、クリニック全体として理解を深めようと考えるようになりました。

歯周病の知識をクリニック全体で共有し予防に取り組む

スタッフさんも歯周病の勉強をされているのですね。

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治療する私よりも、患者さんと接する時間が長いのが、歯科衛生士や受付のスタッフなんですね。受付のスタッフであってもきちんと答えられるくらいの知識があれば、患者さんも相談しやすいでしょうし、それがきっかけで関心を持ってくださるかもしれません。スタッフは皆優秀で仲が良く、気配りのできる子たちばかり。私からも歯周病について教えますが、まずは任せてどんどん患者さんと接してもらうようにしています。そしてその都度こうしたらいいんじゃないかとフィードバックしていく。そうすると、スタッフのスキルがどんどん上がっていきます。まずは自分の頭で考えて実行していくというスタイルです。

歯周病とはどんな病気で、どういった症状が出るのでしょう?

歯周病は歯周病菌が起こす病気です。菌が歯茎の内に入り込み歯を支えている組織を溶かしてしまうのですが、そのメカニズムは花粉症に似ています。花粉症はスギ花粉などのアレルギー物質が体の中に入ると、それを追い出そうとして免疫が作用しますが、作用し過ぎると鼻水が出たり目がかゆくなったりします。歯周病もそれと同じで、菌に対して体が過剰に闘って、その結果、自分で自分の骨を壊してしまうんです。よく「歯茎が下がる」と言いますが、実際には顎の骨が溶けていることが多く、それも自分の体でそうしているんです。また歯周病は、体調や免疫機能にも左右され悪化します。誰もがかかる可能性があり、ある年齢に達すると自然に起こってくるケースも多いです。歯周組織には歯のように鋭い神経が通っていないので、痛くもかゆくもないのに知らない間に歯周病が静かに進んでいることが多く、そこがこの病気の怖いところです。

歯周病を予防するにはどうしたらいいでしょうか。

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正しい知識を身につけることと、歯磨きが何よりも大事です。同じ歯並びをしている方は一人としていませんので、その方自身に合わせた磨き方が必要になります。そのため、患者さんにはスタッフが必ず歯磨きの話をするようにしています。歯周病は私たちが治す病気ではなくて、患者さん自身に頑張って予防していただく病気です。私たちができるのはそのお手伝いなんですね。ぜひ正しい歯磨きの仕方を身につけてほしいと思います。ただ、歯の構造上どうしても取れない汚れや歯石の付着もありますので、家でのケアと並行して定期的に歯科医院でプロのメンテナンスを受けましょう。この両方が必要だと思います。

スタッフのためになることは患者の利益につながる

診療時の心がけ、患者さんへの想いを教えてください。

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私が歯科医院に行くとしたら痛いのは絶対嫌なので、とにかく痛くないように心がけています。歯科医院は患者さんにとってできればお世話になりたくない場所でしょうから、入りやすさも大切にしています。そしてしっかり説明すること。何よりご自身の体のことを知る必要があるのは患者さんご自身ですから、確実に伝わるように、わかりやすい説明を心がけています。次に、患者さんへの想いについてですが、私は当院が開業して2年くらいたった頃に生まれ、当時は父も母も仕事で忙しかったので「おんぶしながら受付をやっていたよ」という昔話をよく聞かされていたんです。そして患者さんの中には「私がおむつを変えてあげたんだよ」という方もいらっしゃるんです。そんな方が今でも来てくださっているのは、仕事のモチベーションになります。3世代にわたって来てくださる方もいて、本当にありがたいですね。

今後の展望はありますか?

大学の歯周病学講座で一緒に勉強していた後輩が、歯科医師として新たに加わりました。おかげで私も余裕が少しできたので、今後はインプラント治療にも本格的に取り組んでいきたいと思っています。そのために今、システムを変えたり、検査機器を導入したりして設備を整えているところなんですが、こうしたことができるのは、歯科医師も含め、スタッフがしっかりとやってくれているからこそ。これからはスタッフ教育もさらに充実させ、よりこまやかなこと、患者さんの利益につながることをもっとしていきたいですね。それがひいては患者さんにより良い歯科医療の提供ができることにつながると考えています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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忙しい毎日を生きる皆さんにはご自身の健康を大事にしてほしいと思います。もちろん体だけでなく歯も小さい頃からしっかり手をかけていただきたいです。歯周病が増えるのは30代、40代からで、ちょうど男性も女性もお仕事や子育てで一番忙しい時期。だからこそ日頃のケアを大事にしてください。美容院に行くような感覚で歯科医院でクリーニングしてもらう、でもいいんです。きっかけはどんなことでもいいので、自分自身の健康をぜひ大切にしてほしいですし、そのお手伝いができたらうれしいですね。私たちは患者さんの声に耳を傾け、気持ちに寄り添える歯科医院でありたいと考えています。色とりどりの季節のお花、笑顔のスタッフとともに皆さんをお待ちしております。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント(1本)/34万1000円(税込)
義歯/7万7000万円~(税込)
PMTC/2750円~(税込)

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