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中島 寛一 院長の独自取材記事

西春中央歯科

(北名古屋市/西春駅)

最終更新日:2024/09/06

中島寛一院長 西春中央歯科 main

西春駅から徒歩5分の場所にある「西春中央歯科」。開業から半世紀以上という歴史を持ち、長きにわたりこの地域の口の健康を守ってきた。幅広い年齢層の患者が通い、中には何世代にもわたって通う患者もいるという。そんな同院の院長に2020年から務めるのは、中島寛一先生。常に患者ファーストの姿勢を忘れず、患者の希望をくみとり、口の中の状態を考慮した上で、ベストな治療法を提案することを大切にしているという。「コミュニケーションをしっかり取って、患者さんにとって気持ちの良い環境であることを心がけています」と柔和な眼差しで語る。その言葉一つ一つからは、患者の気持ちを何よりも大切にする中島院長の優し人柄がにじみ出ている。診療にも真っすぐ誠実に向き合う中島院長に、診療時の心がけ、今後の展望など、多くの話を聞いた。

(取材日2024年7月29日)

希望に寄り添い、患者ファーストの医療を提供する

歴史ある同院ですが、どういった患者さんが多く通っていますか?

中島寛一院長 西春中央歯科1

当院は半世紀以上前からこの地で診療しており、長く通ってくださる方は多く、中には何代にもわたって来てくださる方もいます。ご自身のお孫さんに当院をお勧めしてくださって、お越しいただいている方もいて、うれしいですね。最近ではウェブ予約から来院される新規患者さんも増えてきました。層としては、お子さんからご高齢の方まで、幅広くお越しいただいています。その中でも40代以降の方が比較的多い印象です。ご家族も多いですね。地域はこの近辺、北名古屋市、西春、名古屋市西区、一宮市付近から通ってくださる方もいます。多い主訴は、40代以降の方ですと歯周病関連、20代、30代の方だと親知らずなどです。歯への意識が高い方も多く、メンテナンスを希望される方もいます。また、予防で通ってくださる方も増えてきています。

予防に注力されていると伺いました。その想いを教えてください。

一昔前は虫歯の方がたいへん多く、削るという治療が一般的でした。しかし、今はお口の中が悪くなる前に予防することが非常に大切だと考えられています。そうすれば、お口の状態はもちろんのこと、費用なども含めて、トータルでかかる患者さんの負担が少なくて済みます。患者さんの予防に対する理解が高まれば、相乗的にその方の配偶者さんだったり、お子さんだったり、ご家族の理解も高まってくると思います。その方お一人だけでなくて、その周りの方も予防に通っていただけるようになり、ご家族全体でお口の健康が守られる。こういった良い循環につなげていきたいと考えています。

同院で力を入れている治療は何でしょうか?

中島寛一院長 西春中央歯科2

まず、金属のバネが使われていない入れ歯ですね。メリットは見た目が良く、柔軟性があるため割れにくいということ、床の部分と一体化していますので、食べ物が挟まりにくいことが挙げられます。加えて、これは保険、自費関係なく入れ歯全般に言えますが、取り外しが可能なため衛生的に扱かえるということ、ブリッジと異なり、健康な歯を削る必要がほぼないということです。また、セラミックの白いかぶせ物にも注力しています。審美性もさることながら、強度もあり、着色しにくいという特徴があります。しかし、これらはあくまでも選択肢の一つですので、ご希望やお口の中の状況を踏まえた上で、一番合うものをご提案しています。メリット・デメリットをしっかりとご説明して、患者さんが納得した方法を選択していただくということを大切にしています。

コミュニケーションを大切に、痛くない治療を心がける

中島院長が積まれてきた経験を教えてください。

中島寛一院長 西春中央歯科3

研修医時代は歯周病を専門に診療しているクリニックに半年ほど在籍し、研鑽を積みました。その時に、私たちにとってのベストの治療と、患者さんが思っているベストの治療は必ずしも一緒ではないので、患者さんとのコミュニケーションは大切にしなさいと、上司から教わりました。自分自身の考えを決して押しつけるのではなく、選択肢をお示しして、患者さんに選んでいただくということですね。それは今も心にとめて、大切にしている考えです。幅広く経験を積んできましたので、治療は全般的に行うことができますが、特に入れ歯治療は得意としています。

診療時はどういったことを心がけていますか?

やはりコミュニケーションを大切にする、ということに尽きますね。そして、痛みの少ない治療も心がけています。例えば麻酔でしたら、表面麻酔を塗り、極細の注射針を使ったり、電動の麻酔器を使ったりしてより痛みを少なくできるよう配慮しています。あとは、患者さんの希望をしっかりと伺っています。例えば、どこまで治療してほしいか、ということ一つとっても、患者さんによっては、今痛いところだけ治療してほしいという方もいらっしゃれば、悪いところは全部治療してほしいという方もいらっしゃいます。患者さんによって希望は異なりますので、一番初めに必ずお聞きします。

スタッフさんに心がけてもらっていることはありますか?

中島寛一院長 西春中央歯科4

現在は受付と歯科衛生士が一人ずつ在籍していますが、気の利くスタッフばかりですので、信頼しています。ですので、私から何かを大きく注意することはほとんどないのですが、患者さんには優しく接してほしい、ということは話しています。ちょっとした言葉の使い方や気遣いを大切にして、患者さんファーストで対応するということですね。あとは、月に1回、系列である岩倉中央歯科のスタッフも交えてミーティングを行っていて、そこで疑問に思っていることを出し合ったり、講師の方を呼んで一緒に勉強会を行ったりして、スキルアップも図っています。また、当院では歯科技工士が常駐しており、希望を伝えやすく、非常に助かっています。かぶせ物によっては調整や修理もその場でできますので、スピーディーな対応が可能となっています。

感染対策を徹底し、先進の機器でより幅広い治療に対応

同院が大切にしてきたポリシーは何ですか? また、これから大切にしていきたいことも教えてください。

中島寛一院長 西春中央歯科5

治療を無理強いすることは決してしないということです。これは、私が院長に就任する前から大切にしてきたことでもあります。そして、これからも変わらず大切にしていきたいと思っています。それは、患者さんのお話にしっかり耳を傾けて希望を吸い上げるということ、今できる治療の中で、患者さんにとってベストな方法をご提案していく、ということでもあります。基本的には患者さんのご意向に沿って治療を進めていけるよう、さまざまな選択肢の中から模索していきます。患者さんにとってより気持ちの良い環境をご提供したいのです。

感染対策などの院内設備も充実されていますね。

はい。オートクレーブによる器具の滅菌は当然のことですが、お口の清掃中やかぶせ物の調整を行う際など、口腔外バキュームを必ず使っています。飛沫が飛び散らないよう適切に使用し、衛生管理と感染予防を徹底しています。また、最近ではレーザー治療器を新しくしましたので、口内炎の治療や歯肉の切除時の出血を極力抑えて行うということも可能となりました。対応できる幅が広がり、より患者さんのニーズに寄り添った治療ができるようになってきています。

最後に今後の展望と読者にメッセージをお願いします。

中島寛一院長 西春中央歯科6

今後は予防に通ってくださる患者さんを、もっと増えるようにしていきたいですね。メンテナンスの機材も、より一層充実させていく予定です。歯周病でいえば、40歳を超えてくると、ほとんどの方において患っている可能性が高いと考えられます。歯周病は痛みなく進行していくものですので、痛くなくても定期検診を受けていただくことが大切です。当院ではタブレットで検査結果を保存しているので、前回との比較をすることが可能です。ご自宅のケアはどこに重点を置いて行ったほうがいいかなど、その結果をもとにアドバイスをさせていただけます。良い状態を保つためにも、継続して定期検診を受けて、当院を活用していただけたらと思います。些細なことでも、ぜひ気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ノンクラスプデンチャー/11万円~
セラミック治療/5万5000円~

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