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加藤 隆朗 院長の独自取材記事

加藤歯科

(愛西市/藤浪駅)

最終更新日:2019/09/20

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名鉄津島線の藤浪駅、名鉄尾西線の町方駅からそれぞれ徒歩約10分、周囲にはのどかな雰囲気を残す地区に「加藤歯科」は立つ。1981年に加藤隆朗(たかろう)院長が開業した同院は、35年以上にわたり近隣だけでなく、名古屋市西側の広い範囲の住民に寄り添ってきた歯科医院だ。加藤院長は長きにわたって海部歯科医師会の活動にも尽力し、近隣3市2町1村の歯科検診や歯に関する相談を受けるなど、口腔内の健康を守るための啓発活動を続けてきた。今後はさらに、時代のニーズに合わせ、高齢者や認知症の患者に寄り添った診療も考えていきたいと話す。長年歯科医師として地域と深い関わりを持ち続けている加藤院長に、力を入れている治療や、今後の展望などたっぷり話を聞いた。
(取材日2019年8月20日)

奥歯でしっかり噛むことが、体の健康につながる

この地区で開業されたのはどのような経緯からでしょうか?

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私が開業した頃は、この地域はまだ歯科医院がとても少ない時代でした。私の父は内科医師だったのですが、この辺りへも往診に来ていました。その時「この近くには歯科医院が少ないから、遠くまで行かなければならなくて大変」という話を聞いたんです。それで、この地区で開業することで、地域の人たちの役に立てればと考えました。実際開業してみると、かなり広い範囲から患者さんが一斉にいらっしゃり、大変な時期もありましたが、それでも、地域の皆さんが喜んでくださるのはうれしかったですね。今は、歯科医院も増えましたし、以前に比べると虫歯のお子さんも減っているので、診療のあり方も変わってきていると感じます。

先生が力を入れている治療を教えてください。

総入れ歯の治療ですね。歯がまったくない方の総入れ歯は、歯科医師の技術の差がそのまま入れ歯の具合の良しあしに出やすいです。総入れ歯の技術をアメリカで作られた先生に教えていただいたことがあり、当院でもそのテクニックを生かして入れ歯を作っています。総入れ歯になると、噛む力が大きく落ちてしまうので、それを補うため、刃物とまな板の関係のように、奥歯のどこで噛んでも一点で当たってしっかりと噛める入れ歯を作ることを心がけています。

入れ歯に抵抗がある人もいると聞きました。

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高齢の方は入れ歯の人も多いのですが、入れ歯にはどうしても抵抗があるとい方もいらっしゃいます。そうしているうちに体調を崩してしまうと、ますます入れ歯を入れるのが大変になってしまいます。でも、奥歯でしっかり物を噛むというのはとても大事なことで、奥歯できちんと噛めていない人は、転倒や認知症につながるリスクが高いともいわれています。ですから、歯がない方は、入れ歯を入れる習慣をきちんとつくってほしいと日頃からお話ししています。いきなり長時間入れるのは大変だと思いますので、まずは食事の時だけ、次に1日数時間だけというように、徐々に入れ歯に慣れてもらい、奥歯でしっかり噛む習慣をつけてもらうようにしています。

イベントを通じ、近隣住民に歯を守る大切さを伝えたい

治療方針と診療時に心がけていることを教えてください。

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初診の段階で、お口の中の様子を説明し、今後のスケジュールを伝えるようにしています。次はどんな治療をするのか、どのくらい費用がかかるかなど、わかりやすい説明を心がけています。また、患者さんによって「こうしてほしい」という思いは人それぞれです。例えば、世間話をしながらゆっくり治療してほしいという方もいれば、とにかく早くやってほしいという方もいます。そういった一人ひとりの希望を聞きながら、なるべく患者さんに合わせて治療していけるようにと考えています。それから、治療には多少の痛みが伴うと思いますが、なるべく痛みが少ないように表面麻酔を使うこともあります。小さいお子さんの場合、泣いて嫌がる時は、緊急でなければ無理をせず治療を1回先に延ばすなど、状態を見ながらの診療も心がけています。

海部歯科医師会の活動にも長く尽力されてきたそうですが、どんな活動をされているのでしょうか?

海部歯科医師会はあま市、弥富市、愛西市、大治町、蟹江町、飛島村の3市2町1村が管轄区域です。毎年6月には防災訓練に参加し、災害時の歯科の役割についてお話ししています。また、年に2回、歯の健康教室を開催しており、前期は就学前のお子さん向け、後期は幼稚園・保育園・小中学校の養護教員や栄養士さん向けです。講話をしたり相談を受けたり、歯科検診なども行っています。それから、健康祭りや敬老会では8020運動の表彰も行っています。また、警察からの依頼で亡くなった方の身元の確認のための活動も行っています。このように1年を通して、地域の方々に対して、歯についてのさまざまな取り組みを行っています。

歯の健康教室などでは、具体的にどんなことをされているのでしょうか?

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ご家族からは、指しゃぶりや、歯並び、離乳食などさまざまな相談を受けるので、それについて歯科医師や歯科衛生士がお答えをしています。例えば、離乳食ですと、基本的には薄味で、子どもは本来そういう味に慣れていくべきですが、甘いものを与えてしまうとだんだんそちらに慣れてしまい、気がつくと虫歯になってしまっているケースも多いんですよ、というお話をよくしますね。それから、バトンタッチ運動という、乳歯から永久歯へ健康な歯でバトンタッチしようという活動をしています。学校も生涯にわたる健康な歯をつくるための生活習慣をつくる場と考えており、それを進めていくために各学校を歯科医師や歯科衛生士が回って話をしたり、磨き残し箇所を染め出しブラッシングの指導をするなどの活動をしています。

時代のニーズに合わせ、高齢者の診療にも力を入れる

先生が開業されてから35年以上になりますが、患者さんの口腔内の状況は変わっていますか?

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先ほども話したように、私が開業した頃は歯科医院が少なかったので、夏休みの待合室は、検診用紙を持った子どもたちでいっぱいの状態でした。時代とともに、皆さんの口腔状態はどんどん良くなってきています。これはやはり、行政と歯科医師であるわれわれが協力して、検診やフッ素塗布など活動してきたことの成果が出ているのではないかと思います。それから、親御さんの意識が変わってきているのも感じます。最近は歯のイベントに、お父さんも積極的に参加されることが多くなっています。皆さん一生懸命勉強されているなと思いますね。それから、フッ素入りの歯磨き粉が一般的に普及したのも大きな要因ではないでしょうか。

先生は、今も勉強会などに参加されていらっしゃるとお聞きしました。

ACPとも呼ばれるアドバンスケアプランニングの勉強をしています。人生の終末期には、自分でいろいろなことを判断するのが難しい場合があるので、患者さん自身の意思がはっきりしているうちに、「亡くなるときはこうしてほしい」という希望をお聞きし、本人、家族、医療チームで話し合いながら、終末医療をどうしたいか、どんな対応をするのが良いか考えるというものです。こういった講習を受けることで、院内でも応用できることがあります。例えば、高齢の患者さんが「保険証がない」と言って慌てることがありますが、「返しましたよ」と言うのではなく、「そうなんですね」とまずは患者さんの思いを受け止め、「こちらでも探してみますので、患者さんももう一度探してくださいね」とお話しするほうが双方気持ち良いですよね。また、最近は整形外科の先生との骨粗しょう症の研修会にも参加しました。今後も学びを続けて診療に役立てていきたいです。

今後の展望とメッセージをお願いします。

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今までは、海部歯科医師会の仕事で当院をお休みしなくてはいけないこともありましたが、今後は、当院での治療にじっくり専念したいと思っています。それから、これからはますます高齢化が進んでいくので、高齢者や認知症の方に向けての治療や訪問診療も頑張っていきたいです。皆さんには、定期検診の必要性と、虫歯や歯周病が重症化する前に診察を受けることの大切さをお伝えしたいです。医科や歯科の検診をしっかり受けている人は、そうではない人に比べ、長い目で見ると治療時間も短く総額の医療費も安くなるのではないかと思います。海部歯科医師会のイベントでも歯科検診を行っていますので、ぜひ活用してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正 25万円~ / 部分矯正 5万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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