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石川 求 院長の独自取材記事

モトム歯科

(知多郡東浦町/東浦駅)

最終更新日:2021/10/12

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JR武豊線東浦駅の駅前エリアに、1990年に開業した「モトム歯科」。地域のかかりつけ歯科医院として長く親しまれてきた。石川求院長は「当たり前のことを当たり前に」をモットーに、最良の医療を提供したいと考える。院内には歯科技工士が常駐し、かぶせ物などへの対応が早いことが特徴だったが、2020年に歯科用CAD/CAMシステムを導入したことにより、さらに治療時間が短縮。かぶせ物の材質もバリエーションが広がり、治療の選択肢が豊富になったのだそう。「技術や材料、それをちゃんと口に出してわかりやすく説明することを心がけています」と石川院長。歯科用CAD/CAMシステムを導入した同院の今後、石川院長のめざすところについて、話を聞いた。

(取材日2021年9月10日)

歯科用CAD/CAMシステムを導入

この地に開業して30年以上なのだとか。診療の方針について教えてください。

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私はお隣の半田市出身で、親戚も多いこの東浦町に1990年に開業しました。開業当初、近くに「石川」の名を掲げた歯科医院がすでにあったので、少々面はゆい気がしましたが「モトム」という自分の名前を院名にしました。今ではどこに行っても「モトム先生」と呼んでいただき、逆に良かったかなと思っています。診療方針については、「当たり前のことを当たり前に」という姿勢を大事にしています。ここで言う「当たり前のこと」とは「背伸びをせず、嘘をつかない、最良と思える医療」という意味です。無理なときは無理とお伝えしながら、より良い治療法をご提案しながら最善を尽くしていきたいと考えています。治療においては、歯はなるべく削らず、神経を残す方針をとっています。最近はさまざまな術式や薬剤が登場して、神経を取らずに進められる治療が増えてきました。歯はやはり、神経を取らないほうが長持ちしますからね。

昨年、新しい医療機器を導入されたと聞きました。

はい。歯科用のCAD/CAMシステムを導入しました。通常、歯型を採る際、口の中に印象材を入れてしばらく置いておくことで型を採っていきますよね。その印象材を使った型採りの作業を行わずに、口の中を機械でスキャンして撮影したデータをもとに歯の形をコンピューター上で再現して、詰め物を削り出していくのが、この歯科用のCAD/CAMシステムです。この機械を用いることで、治療の時間を大幅に短縮させていくことが可能になります。また、硬質レジンという樹脂を材料にすることで、保険適用での治療も行えます。他にも、保険ではなく自由診療となりますがセラミックやジルコニアという素材を使うことも可能です。短時間で精密に作っていくことができるのが、このシステムのメリットですね。皆さんにこの機器を知っていただきたいこともあり、待合室の中央に置いています。

機器の導入による治療の時間短縮とは、具体的にどのくらい変わってくるのでしょうか。

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今まで、歯のかぶせ物は歯科技工士が作製していたため、技工士が常駐している当院でも早くて数日はかかっていました。機械で作るようになると1~2時間待っていただければ、歯を削ったその日に詰めていくことも可能です。口の中を撮影したデータをパソコンで設定していく操作は私が行っています。その作業だけでしたら早ければ10分かかりません。その後に、機械が小さなブロックから詰め物をシミュレーションに合わせて削り出していきます。3Dプリンターについて、皆さんなんとなくご存じかと思います。それと同じようなイメージなんですよ、と話すと患者さん、特に機械物が好きな方はびっくりされますね。削り終えてからの艶出しなどの調整は、経験を重ねた歯科技工士が行っています。型を採り一から作ることをしないため、技工士の作業が大幅に短縮でき効率的になりました。

コミュニケーションを深め信頼関係を築いていく

歯周病の治療に力を入れていると聞きました。

今、歯を失う一番の原因が歯周病といわれています。口の中の汚れが原因で歯周病は起こります。毎日自分で行う歯磨きが予防の基本ですが、100点満点の歯磨きを毎日続けるのは難しいですよね。数ヵ月に一度歯科医院にてメンテナンスを行うことが大切だと思います。歯周病の治療に力を入れている当院では、歯科衛生士は毎日4~5人勤務しているようにし、一人の患者さんに1時間くらいかけて丁寧にメンテナンスを行っていきます。長く通われている患者さんだと、相談などのお話が長くなり時間がオーバーすることもあるのですが、そういったコミュニケーションの時間も大事にしたいなと思っています。

インプラント専門の先生が来られているそうですね。

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インプラントを専門にする歯科医師が、月に1~2回当院に来て治療を行っています。歯を失ったとき、治療の選択肢としてインプラント治療や入れ歯、ブリッジなどを考えることになりますが、それぞれにメリットとデメリットがあり、患者さんに合わせてご提案しています。インプラント治療後も、定期的なメンテナンスが重要ですので、患者さんとの信頼関係も大切にしています。

訪問歯科診療を始めて考え方が変わったとお聞きしました。

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7~8年前から訪問歯科診療を行っています。訪問先で終末期の患者さんのお口の中を診させていただいて、元気で通っておられたときにきちんと治して差し上げたら良かったなと強く思うこともありました。診察室ではなんでもない治療でも、設備を万全に整えることが難しい訪問先では大変な労力を要する治療になってしまうことも。そういった経験をしたことで、普段の診療がいかに大切かを痛感し、患者さんが高齢になり通院ができなくなったときに介護をされる周りの方が口腔ケアをしやすいようにしておきたいと思うようになりました。

健康な口腔環境のために、発信していきたい

最近、気になること、感じることはありますか。

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新型コロナウイルス感染症の流行とともに、ずっと定期的にメンテナンスに通っていた患者さんの中には、足が遠のく方がいらっしゃいました。現在、当院では診療室の中もスタッフの格好も、以前とスタイルがまったく違います。マスク、フェイスシールドをはじめ、感染症対策のための設備をそろえ、患者さんに使用する器具などの消毒も徹底しているため、足が遠のいていた患者さんも戻ってきてくださっている印象です。また、3~4年ほど前からホームページを見て来院する患者さんが増えているように感じています。それもあって予約が取りづらくなっていることもあるようで、患者さんにご不便をおかけしているかと思います。

今後の展望について、お聞かせください。

今までは、コツコツと自分のやるべきことをちゃんとやっていたら、患者さんに伝わるはずと思っていたのですが、今は、口に出してわかりやすいように説明しなければと考えています。例えば新しい治療の技術や材料については、患者さんへこちらから積極的に発信していかないと、患者さんは知らないままで過ぎてしまうこともあると思います。そういった意味も含め、昨年導入した歯科用CAD/CAMシステムは、皆さんに興味を持ってもらえるように待合室に置いています。機械が稼働すると少し音がうるさいのですが、小さな塊から歯が削られていくところを見てもらって、「こんなふうに作っていく機械なんですよ」と説明できるのはやはりいいなと。この機械を活用すれば、口腔内の撮影映像データをもとに矯正用のマウスピース型装置を作っていくことも可能になるんですよ。そういったことの発信を積極的に行っていきたいと思います。

最後に、メッセージをお願いします。

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コロナ禍になってから余計に、口の中のことは体と直結しているんだと実感しています。皆さん、健康管理についても以前より意識するようになっていますよね。食べ物が最初に入る口の中に関わる歯科医院は、健康管理の一番先頭を行くものではないかと思っています。まずは口の中のことに興味を持ってもらいたい。どんな歯ブラシがいいかとか、どんな歯磨き粉がいいかとか、そういう身近なことでも私たちは情報をお伝えいたします。皆さんの健康に今まで以上にお役に立てることはあると思っていますので、皆さんにも何かあれば気軽に相談に来ていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

スポーツ用マウスピース/2万2000円~、小児矯正/38万5000円~、インプラント治療/1本38万5000円~、セラミック治療/4万4000円~、ジルコニア治療/11万円~
※口腔内の環境により異なりますので、詳しくは医療機関にお問い合わせください。

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