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榊原 亨 副院長の独自取材記事

榊原歯科クリニック

(知多郡美浜町/野間駅)

最終更新日:2019/08/28

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名鉄知多新線の野間駅から、車で5分ほどの距離にある「榊原歯科クリニック」。榊原亨先生は、2010年に同院の副院長に就任した。就任前は東京の歯科医院に勤務。先進的な医療技術を駆使する院長に師事し、高い治療技術を習得した。向学心が高く、海外の学会や研修会にも積極的に参加。休診日の水曜日は大学で研究、日曜日は東京で講師活動をするなど、忙しい毎日を送っている。その先に見据えるのは、世界に通用する歯科医師。「海外から僕のところへ、治療技術を学びに来るような歯科医師になりたいですね」と榊原先生。高い志を掲げ、患者に全力で向き合っている。
(取材日2016年12月14日)

「治療技術で勝負したい」という熱い思い

歯科医師という仕事に、情熱を注いでおられるようですね。

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実は、父も祖父も歯科医師で、この場所で開業していました。生まれたときからそういう環境だったので、あえて歯科医師にはなりたくないと思った時もありました。大学に通っている時も今のような情熱はありませんでしたが、歯科医師の免許を取ってから考えが大きく変わりました。学生の頃は知識がなくても通りますが、歯科医師になればそれでは済まされません。そのことをあらためて実感した瞬間、責任の大きさを感じました。だから、先輩の歯科医師との差を埋めるため、学生の時以上に死ぬ気で勉強を始めました。その時の思いが、今の情熱につながっているような気がします。

地元に戻ったきっかけを教えてください。

東京の大学に通っており、東京に在住していましたので、開業するなら東京がいいと思っていました。しかし、勤務していた東京の歯科医院で、鈴木院長と出会って考えが変わりました。そのクリニックの立地はあまり良くなくて、電車とバスを乗り継がないといけませんし、バスを降りても住宅街で、看板も出ていません。それでも、審美やマイクロスコープを使った先進的な治療に取り組む鈴木院長を慕って、全国からたくさんの患者さんが来ていました。その様子を見ていたので、高い水準の医療を提供できれば、東京にこだわる必要はないと考えるようになりました。それに、先鋭の医療機器は何としても導入したかったので、経済的な面からも、自分が理想とする医療環境を整備できるこちらを選びました。

改装された時に、こだわった点についてお聞かせください。

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リニューアルでは、自分のコンセプトにふさわしい空間になるよう、院内の雰囲気づくりにこだわりました。待合室までは土足ですが、治療室に入る時には空気観を変えるため、スリッパに履き替えていただきます。私も患者さんも気持ちの区切りをつけて、「さあ、全力で治療するぞ」って気合が入るんですよ。それと、待合室の椅子は必要最小限にしました。たくさんの患者さんに来ていただいて、朝から晩まで治療するのもいいのですが、それではゆっくり時間をかけて治療したいという、自分の思いから離れてしまいます。なので、完全予約制にして、待合室をシンプルにしました。高度な治療を行っている自信はありますので「どんなことでも任せてください」という気持ちが、患者さんに伝わるとうれしいですね。

患者を深く知る、そのために細心の配慮を欠かさない

治療方針について教えてください。

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例えば銀歯がとれましたという患者さんが突然来ても、では付けますねと言って、それでおしまいにするということは絶対にしません。患者さんの歯を治療したからには、最低でも10年、できれば20年はちょっとした修正で済むくらいに治療しなければならないと思っています。なので、症例にあわせ、どういう治療をすればいいのか、そして、その治療方法を選択したら将来どうなるのか、患者さんとゆっくり話し合います。もちろん患者さんにも都合があると思うので、そういうことを全てひっくるめて治療計画を立てることが大切だと考えます。治療方法を決めるのにたっぷりと時間をかけ、方向性が決まったらゴールに向かって一気に治療を始める、そんな感じですね。なので、1人の患者さんの治療に、2時間や3時間かかかることも多いですよ。

患者さんとのコミュニケーションを、大切にされているのですね。

はい。歯を治療するからには、過去から将来まで、歯の治療を通して患者さんの全てを診ていけたらいいなと思っているので、患者さんとの会話はとても大切にしています。虫歯が痛いという患者さんでも、原因は他にもあることもあるので、患者さんが今何を考えているのか、できるだけ深く知ることが大切ではないでしょうか。これはスタッフにも常々言っていて、例えば、私が仮歯の調整などでその場を離れるときは、患者さんが1人でポツンとしないよう、隣について会話をしていなさいと言っています。患者さんの不安が和らぎますし、僕に言えない悩みを話してくれることも多いんですよ。そうすれば、患者さんのことをより深く知ることができるので、治療方法の選択肢も広がります。

印象に残っているエピソードはありますか。

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東京で勤務医をしていた時のことですが、歯を全体的に治療した患者さんがいました。その方の治療はとても大変で、歯科医師の私だけでなく、患者さん本人の負担も大きかったと思います。でも、患者さんはしっかり治したいという強い思いを持っていましたし、私の治療方針を理解してくれていたので、二人三脚で頑張りました。その後、私が勤務先を退社することになったので、その患者さんには信頼できる歯科医師を紹介して別れました。その時はこちらの住所を教えていなかったのですが、しばらくしてその患者さんから感謝の手紙が届きました。その時は本当にうれしかったですね。それと同時に、治療技術にこだわり、妥協したらいけないという思いがさらに強くなりました。

治療技術を磨き、世界に通用する歯科医師をめざす

治療ではどのような機器を使っているのですか。

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治療ではマイクロスコープと10倍のルーペを使っていて、そのどちらも使わないことはほとんどありません。肉眼で対応できるケースもありますが、肉眼以上に見える拡大視野の世界を知っているので、それらを使わずに安易な答えを出すのは、患者さんに失礼だと考えているからです。先日診察した患者さんもそうですが、奥歯がしみて仕方がないので診てほしいと言われました。肉眼で見ると特に異常はないのですが、マイクロスコープで後ろからみると、歯の隙間の奥のほうにぽっかり穴が開いていました。同様のケースは多いんですよ。それと、歯科技工士さんは、あたりまえのように拡大された世界の中で技工物を作っているため、こちらが拡大視野を使って精度の高い治療をすると、技工士さんもそれに応じて精度の高い物を作ってくれます。なので、どちらの機器も治療には欠かせません。

その他、どのような治療機器があるのですか。

セレックシステムという、コンピュータでセラミックを削って歯の詰め物やかぶせ物をつくるCAD/CAM(キャドキャム)システムも導入しています。口の中の写真を撮れば、その日のうちに設計した通りの歯ができるので、1日で治療を終えることもできます。ただ、セラミックでの治療でもインプラント治療でも、まずは最初の診査、診断が重要になってきます。そこで役に立つのが歯科用CTです。当院では多くのインプラント治療を行っていますが、全て術前にCT撮影をし、コンピューターシミュレーションをしてから安全に配慮して手術を行います。またCT画像から歯根の状態、親知らずの状況、歯周病などに関わる顎骨の状態、顎関節や気道など多くの情報が3次元的に得られます。それらをふまえて今後の治療計画をしっかり立てていきます。また当院の歯科用CTは被ばく量の小ささも特徴です。

今後の展望についてお聞かせください。

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日本は先進国であるにもかかわらず、歯科治療においては、世界のスタンダードかと言われれば疑問があります。なので世界でどんな医療がスタンダードなのか知るためにも、海外の学会や研修会には積極的に参加しています。そして、それをしっかり学び、患者さんにフィードバックするのが歯科医師の使命だと考えています。ただ、いつまでも学ぶ側にいたくはありません。最終的な目標は、世界で通用する歯科医師です。今は日本人がお金を払って海外で勉強していますが、日本人が海外に勉強に行くのではなく、海外から日本へ学びに来てもらえるようにならないといけない、そう思っています。そのときは、自分の経験や知識を皆さんの前で披露したいですね。そのためにももっと勉強して、治療技術を高めたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療:45万円~

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