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平野 達也 院長の独自取材記事

平野歯科クリニック

(額田郡幸田町/幸田駅)

最終更新日:2020/04/01

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開業23年目を迎える「平野歯科クリニック」は、地元で親しまれている歯科医院だ。院長の平野達也先生は、「手抜きをしない治療」をモットーに、スタッフと協力しながら丁寧な診察をしてくれると評判で、クリニックの外では学校歯科医として、子どもたちに歯科の特別授業をしたり、家庭教育学級を通じて子どもの親たちに予防歯科の大切さを訴えたりするなど、地域の歯科に対する知識、いわゆるデンタルIQを底上げするべく地道な活動を続けている。また5児の父でもある平野先生は、子育ての先輩としても頼れる存在でもある。地域から信頼を集める平野先生に、歯科医師をめざしたきっかけ、小児の矯正についてのアドバイス、子育て中の母親へのメッセージなど、幅広く話を聞いた。
(取材日2017年8月3日)

今、目の前にいる患者を全力で治療する

先生が歯科医師をめざした理由を教えてください。

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僕は子どもの頃、非常に歯が悪かったんですよ。虫歯が痛くて一晩眠れないこともありました。歯医者も苦手で、治療も本当に嫌で嫌で(笑)。ついに地元の歯医者では治療できないとなって、祖父にわざわざ名古屋の大学病院まで連れて行ってもらったりしていたんです。そんな中、よく遊んでくれた親戚のおじさんが、「お前は器用だから、歯医者になればいいと思う」と言ってくれまして。それが苦手でしょうがなかった歯医者を、自分の将来像として意識した最初のきっかけですね。その後、進路で迷う時期もありましたが、愛知学院大学歯学部へ進学。口腔外科の勉強をしたのは、外傷のある患者さんが来た時に、早急に処置できるようにとの思いからです。病院の口腔外科で難しい症例の治療に携わるなど、経験を積んだ後、地元であるこの地で開院しました。

地域の皆さんの歯に対する意識に、昔と今とで変化はありますか?

学校歯科医をやって20年近くになりますが、昔に比べて本当に虫歯が少なくなりましたね。愛知県は「8020運動」を早くから取り入れていたこともあって、徐々に成果が上がってきていると感じますし、僕をはじめとした学校歯科医が、年に一度学校に行って子どもたちに授業をしたり、家庭教育学級で保護者の方たちに予防歯科のお話をさせていただいたりするといった地道な取り組みが功を奏し、地域のデンタルIQがとても良くなったのではないかと思っています。永久歯はもちろん乳歯であっても、歯を守ることは全身の健康のためにも大切なことです。僕も開業当初から予防歯科の話をしてきたのですが、最初はなじみがなく敬遠しがちだった患者さんたちも、段々と定期的にメンテナンスに通ってもらえるようになりました。20年以上にわたって予防について訴えてきて、やっと少し成果が出てきたのかなと思います。

患者さんと向き合った時、先生が一番大切にしていることは何ですか?

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とにかく、「手を抜かないこと」ですね。そして、患者さんの希望をその場でできるだけ解決していくことです。でも、そうすると予定外のことも結構あるわけですよ。だからそこに時間を取られてしまうと、後の患者さんをお待たせしてしまうことが多々あるんです。予約の時間どおりに進められないことが、僕の一番の悩みですね。本当に申し訳ないと思っています。ただ、手抜きは絶対にありませんから、その点だけは安心していただければと思います。

良いと思うもの、必要なものは進んで取り入れる

医院の設備について教えてください。

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開業当初は院長室があったのですが、子どもの患者さんが多かったものですから、じきにキッズルームにしてしまいました。個室の診療室は、お子さん連れのお母さんたちが安心して診療できるよう、後からベビーベッドを入れました。設備や機器も、できるだけ新しいものを取り入れるようにしています。僕自身が歯医者をとても苦手に感じていたので、患者さんに同じ思いはしてほしくないんですよね。白衣も患者さんにとって圧迫感の少ないデザインを選びましたし、治療機器もいいものであればできる限り導入して、診療に生かすようにしています。最近では歯科用CTを入れて、とても役に立っていますね。親知らずの抜歯など立体画像で見られるので、より精密な治療ができるようになりました。また口腔内カメラやモニターを使って患部を見てもらうことで、わかりやすい説明につながっていると思います。

先生の奥さまは歯科衛生士として、一緒に医院を支えてこられたそうですね。

そうなんです。妻は今も歯科衛生士をやりながら、町の認可を取った小規模保育園を経営しています。今定員は19名です。もとはスタッフの子どもたちのために、事業所内保育園を立ち上げたのが始まりです。この医院から少し離れたところにあり、母体が歯科医院ということで「お口からの子育て支援」というキャッチフレーズでやっています。またわが家には5人の子どもがいるんですが、そのうち3人は現在、大学の歯学部で勉強中です。将来一緒にこの医院を継いでくれるかわかりませんが、そうなってくれたらうれしいですね。

訪問診療にも力を入れているとお聞きしました。

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訪問診療と、あと障害者診療もやっています。どちらも要望が多かったものですね。訪問診療は、在宅だけでなく施設の場合もあります。当院まで足を運ぶのが困難な患者さんのことを、家族や施設の人が「診てほしい」と相談に来るんです。施設の場合、一人を診たとなると、次々と別の人も診ることになってびっくりするくらいです。高齢者が多いので入れ歯の治療が多いですが、何しろ設備がないところでやらなければならないので、正直大変です。もう十数年前からやっていますが、「ありがとう」と感謝されると、やっぱりうれしくて。続けていく原動力になっていますね。障害者診療はこの地域で取り組んでいるところが少なかったこともあって取り組み始めました。待ち時間が少しずれこんでしまうことも大きなストレスなので、専用の診療時間を設けて、できる限り時間のずれこまない診療を心がけています。

青少年野外活動にボランティア。多彩な活動で地域貢献

矯正治療も得意とのことですが、お子さんの歯の矯正で悩んでいる親御さんにアドバイスをお願いします。

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矯正のご相談は多いですね。矯正治療の場合、お母さんがとてもやりたがっていても、お子さんが嫌がってうまくいかないことがあります。また、今すぐやるべきかどうかも一概には言えないんです。なるべく急いだほうがいい場合、成長期にしたほうがいい場合、その時期を逃しても大人になってからできる場合と、いろいろなケースがあるからです。ただ、歯並びをすごくコンプレックスに感じている子どもは、自分からやりたがるものです。長期間の治療なので、本人がその気にならないと難しい部分があるのは確かですね。その子にとってどうするのがベストなのか、しっかり相談していただくことが治療の成功につながると思います。

野外活動を通した青少年の育成など、院外での活動にも精力的で、大変ではありませんか?

野外活動は、子どもがその団体に入ったのがきっかけで関わるようになりました。最初は少し携わる程度だったのが、そのうち指導者になってしまって、今では団員長です。他にも大学の同窓会の事業でやっているボランティアにも参加しています。これらは、世界の紛争地に医療支援を行う団体に憧れて、自分にも何かできることはないかと思ったのがきっかけなんです。毎年参加していたら、これもいつの間にか役員をやらされて(笑)。これまでPTA会長など学校のほうもいろいろやりましたが、全部がいい経験になっています。子どもを育てる立場としてはもちろん、歯科医師としても。子どもたちと接している中で、歯の大切さを伝える重要性に気づかされることも多かったです。何より、どこにいても困っている人を助けたいと思ってしまう性分なんですよね。

最後に、子育て中の保護者の方たちにメッセージをお願いします。

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歯というのは、小さな頃から生活習慣に気をつけていれば、そう悪くなるものではないんです。大人になっても歯周病に気をつけていれば、大事には至りません。歯周病も生活習慣病の一つですから、ぜひ毎日の歯磨きなど良い生活習慣を身につけるよう、親子で努力してほしいですね。また5児の子育てを経験していますので、同じ子育てをする親の立場としても、何かお役に立てるかもしれません。歯のことだけでなく、子育てのことで何か聞いてみたいことがありましたら、何でもお気軽にご相談ください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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