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鈴木 啓元 院長、萬田 佑唯 先生の独自取材記事

すずき歯科

(田原市/神戸駅)

最終更新日:2019/08/28

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渥美半島の中ほどに位置する「すずき歯科」。のどかな雰囲気を保ちつつ、新しい住宅も増えている駅近くの場所に建つ。内陸の都会まで行かずとも身近で的確な治療が受けられるよう、「専門性の追求よりも何でも対応できるクリニックをめざしています」と鈴木啓元(ひろもと)院長。長女である萬田佑唯(ゆい)先生と二人三脚で、虫歯から矯正治療、インプラントまで幅広い診療に取り組んでいる。滅菌対策も徹底しており、「患者さんが安心して治療を受けられるように」と心がける。穏やかで満面の笑みで話してくれる鈴木院長と、優しく微笑む佑唯先生。アットホームで清潔感漂う院内で、診療スタイルや心がけについて話を聞いた。
(取材日2017年9月7日)

地域にあってどんな症状にも対応できるクリニックに

まず開業の経緯やこの地域について教えてください。

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【鈴木院長】私は蒲郡市出身で、実家は繊維業を営んでいました。時代の流れで使い捨ての商品が出てくるようになり、「手に職を」という父の助言もあって歯科医師をめざしました。愛知学院大学卒業後は、福井県敦賀市にある大学の先輩の歯科医院や蒲郡市内の歯科医院に勤務しました。蒲郡での開業も考えたのですが、学生時代からあちこちで土地を見ていて、この田原市が気に入り、この地での開業を決めました。開業した1987年当時は周囲には水田が広がり、海風が強すぎて表のドアが勝手に開くほどでしたが(笑)、今では住宅が増えてそんなこともなくなりました。この地域もご高齢の方が多いのですが、企業の工場もあり、ここで育った子どもたちが親になり帰ってきて家を建てるなど人口が増えているところでもありますね。

佑唯先生は、数年前にこちらで勤務されたのですね。

【佑唯先生】はい、私は岡山大学を卒業後、同大で研修医として、その後倉敷の歯科医院で勤務し、結婚後こちらに来ました。私が生まれる前から勤務している歯科衛生士さんには「待ってたよー」とすごく喜んでもらえましたね(笑)。夫も歯科医師で、岡山大学大学院で研究を続けています。未就園児の子どもがいるので、来院されるお母さん方に子育てについていろいろ教えていただくことが多いです。スタッフをはじめ、患者さんも親しみやすい方ばかりです。

診療内容が多岐にわたっていますが、先生方の得意分野を教えてください。

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【鈴木院長】この地域の患者さんは何かあると内陸の都会へ行かないといけません。ですから専門性を強調して得意分野を打ち出すよりも、まずここですべての症状に対応したいと思っています。学生時代からそのつもりで勉強してきており、差し歯やかぶせ物から入れ歯、矯正治療など講習会にも多く参加し、こつこつ学んできました。勤務医時代にはインプラント治療の経験も積んでいます。
【佑唯先生】私はお子さんを担当することが多く、小児矯正治療に力を入れています。お口の中を診ると、顎はあまり使っていないので細く、栄養はたっぷり取っているので歯は立派、という現代ならではの特徴を感じることがあります。その場合、永久歯がきれいに並ぶことは難しく、発達に合わせて顎を広げる矯正治療が必要となってきます。また口呼吸か鼻呼吸か、舌の位置は、姿勢はどうか、など全身を含めて観察するようにしています。

歯は削らず守ることを優先。子どもの話もしっかり聞く

こちらでは予防も重視されていると伺いました。

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【鈴木院長】歯は、私たちが削ったりすればするほど、弱くなってしまいます。やはり天然の歯が一番強く、それに代わって一生持つような人工の素材はありません。例えばインプラントは確かに強いのですが万能ではなく、噛む力の強い人だとセラミックが欠けてしまうこともあります。天然の歯は歯根膜がクッションの役目をするので大丈夫ですが、人工の歯にはそれがないのです。もちろん壊れないように治療しますし、壊れても修理できるのですが、予防して歯を守ることが一番大事です。当院のモットーはできるだけ「削らないこと」。お口の中の細菌を顕微鏡で調べ、歯周病のリスクを確認することもできますので、その人に合わせて定期的な来院をお勧めしています。

院長は噛み合わせも大事に考えておられますね。

【鈴木院長】必要な方、関心のある方には、夜だけマウスピースを装着して強く噛みしめないようにするための提案をしています。噛みしめや歯ぎしりの問題だけでなく、睡眠時無呼吸症候群の方の中には、顎をゆがめないと呼吸できないという方もいます。噛み合わせを良くしようと思うと呼吸ができなくなってしまうので、いかにそれを調整するかということも噛み合わせ治療の難しいところであり、おもしろいところでもありますね。

佑唯先生は、お父さまである院長と仕事をされて、いかがですか?

【佑唯先生】おこがましい言い方かもしれませんが、父は、効率の良い仕事の仕方をしていると感じます。複数の患者さんの診療がスムーズに行くよう、順序や動線を考えながら常に配慮しているんですね。また一緒に暮らしてみて、父はこんなにも休みがないんだ、と驚きました。休診日はしょっちゅう講習会や勉強会に参加しているんです。私も一緒に行くこともありますが、ベテランとなってもまだ学びたいことがある、そんな探求心と向上心は見習いたいと思います。

お二人が普段、心がけていらっしゃることを教えてください。

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【鈴木院長】患者さんにはなるべく専門用語を使わないで、わかりやすくご説明しています。レントゲン写真をお見せしたり、時には絵を描いてみたり、目で見ると理解していただきやすいと思っています。
【佑唯先生】お子さんと接する時はしっかり目線を合わせ、お子さん本人にお話していただくように心がけています。お母さんは、この時間にこれをして、ということははっきり覚えていらっしゃるので、それももちろん大事なこととしてお聞きするのですが、口の中のどこが気になるのか、どんな時に痛いのかなどは、やはり本人が感じていることを伝えてもらった方が正確な診察ができます。ですから、お子さんとのお話の時間は大事にしています。

安心して受診できるよう滅菌も徹底

設備面では先進の機器を備えられ、滅菌対策も徹底しておられますね。

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【鈴木院長】CTは、3次元画像で骨の厚みや形を見ることができますのでインプラント治療には欠かせません。マイクロスコープは、根管治療に力を入れたいということで導入しました。肉眼では見えない部分を数十倍に拡大して見ることができ、治療の精度が上がります。治療器具などの滅菌対策は患者さんには見えない部分ですから、手を抜いてもわからないかもしれません。しかし安全を考えると、当然しっかりしたシステムが必要です。当院では滅菌ルームをつくり、滅菌作業を専門に行うスタッフを採用しました。患者さんにも「ここは消毒されているのだろうか」と不安に感じてほしくないので、目の前でパックを開けて器具を出し、コップも使い捨てにしています。患者さんはもちろん、裏方を知る働くスタッフにも「ここだったら安心して受診できる」と思ってもらえるクリニックにしたいのです。

今後についてのお考えをお聞かせください。

【佑唯先生】患者さんを大切にして精いっぱい治療し、お子さんたちが健康に大人になっていくのを見守りたいと思います。田原市では女性の歯科医師が少ないので、それも生かしていきたいですね。
【鈴木院長】当院は開業して30年になります。長きにわたり、頼もしいスタッフと歯科技工士が当院を支えてくれ、患者さんも小さかった子が親になり、家族そろって来院してくださるようになりました。地域の皆さんのために、もっと何ができだろうかと考えると、息子が歯科技工士をしており、娘の夫が在宅診療にも取り組んでいますので、もし将来、連携するようなことがあれば、より幅を広げた診療をしていけると勝手な夢を描いています(笑)。

読者にメッセージをいただけますか?

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【鈴木院長】お子さんに歯が生えはじめ、1歳ぐらいになったら来院して少し見せていただくだけでも、「こうしたほうがいいですよ」とアドバイスができると思います。例えば、スプーンでごはんを食べさせる時、手前ですっと止めると、子どもは食べようとして首や頬に力を入れるので筋肉が鍛えられ、その積み重ねで不正咬合を防止できる可能性もあります。そんなお話もしていけたらいいですね。そうして、私たち歯科医師が治療介入しなくても大丈夫という子どもたちが育っていけば歯科医師として、これほどうれしいことはないですね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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