全国のドクター14,239人の想いを取材
クリニック・病院 157,773件の情報を掲載(2026年5月29日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 三重県
  3. 津市
  4. 津駅
  5. 内原歯科
  6. 内原 達仁 院長

内原 達仁 院長の独自取材記事

内原歯科

(津市/津駅)

最終更新日:2026/05/26

内原達仁院長 内原歯科 main

津駅から徒歩5分、津偕楽公園の機関車を眺める立地で40年以上の歴史を刻む「内原歯科」。2階へと続く階段や待合室には季節の飾りが彩りを添え、訪れる人を温かく迎える。内原達仁(たつひろ)院長は父から継承したクリニックで20年以上診療を続け、特に噛み合わせ治療に情熱を注ぐ。「噛み合わせは、長い期間をかけて徐々に変化し、影響が出てきます。でも、残念なことに少しの痛みや違和感程度では、来院されないことがほとんどです」。将来の健康を見据えながらも、決して無理強いはしない。自作のスライドを490枚以上作成し、患者の理解を第一に考える姿勢は、エキスパートとしての意識と謙虚さが共存する人柄を物語る。内原院長に噛み合わせへの独自の視点と地域医療への思いについて話を聞いた。

(取材日2025年10月30日)

歴史あるクリニックで噛み合わせを重視した治療を

40年以上の歴史があるクリニックを継承されたそうですね。

内原達仁院長 内原歯科1

父が40年以上前にこの場所で開業しました。私は小学4年生の時に津市に引っ越してきて、ずっとこの地域で育ちました。日本大学歯学部を卒業後、1998年から本格的に診療を始め、30歳の時に院長を引き継ぎました。父とは半年ほど一緒に診療しましたね。この場所で長く地域の方々に支えられてきたクリニックを受け継いで、これまでの経験や知識を駆使して地域に還元していくという使命を感じています。建物は外観を少し変えたり、機械を新しくしたりしていますが、この場所で変わらず診療を続けています。

どのような診療内容で、どんな患者さんが来院されますか?

虫歯や根管治療、歯周病、入れ歯といった一般歯科から、小児歯科、口腔外科、インプラント、ホワイトニング、マウスピース製作まで対応しています。患者さんは父の代から通われている方が多く、年齢層はかなり高く、60代、70代が中心で、90代の方もいらっしゃいます。長年のお付き合いがある方が多いです。県庁が近いこともあり、職場の近くで通いやすいという理由で来られる方もいらっしゃいますね。また小児歯科にも対応しております。土曜日も夕方5時まで診療し、平日来られない方も通いやすいようにしています。最近では、ホームページを見ていただいて、噛み合わせの不具合や顎関節症で悩まれている方も来院されることが多いです。

特に噛み合わせ治療に力を入れているのはなぜですか?

内原達仁院長 内原歯科2

診療を続ける中で、歯周病治療だけでは長期的な安定が難しいと感じるようになりました。一度良くなっても再発してしまうことが多く、噛み合わせのこともしっかり診なければならないと実感したんです。そこで名古屋の先生の勉強会やその他の歯科勉強会で学び始めて、もう15年以上になります。噛み合わせというのは単に歯だけの問題ではありません。歯は周囲の筋肉や舌に沿う形で並んでいて、体の一部として機能しています。噛み合わせの異常は頭痛や首の痛み、嚥下や呼吸にも影響するといわれています。今も2ヵ月に1回大阪の勉強会に通って、常に新しい知識を取り入れています。

複合的な検査から原因を探り、全身の健康につなげる

噛み合わせの検査や診断はどのように行うのですか?

内原達仁院長 内原歯科3

口腔内の模型や写真、エックス線など、いろいろな資料を総合的に見て判断します。噛み合わせの治療は原因を見極めることが重要です。これが原因でこういう流れでこうなっているという道筋がわかって、初めて治療を組み立てられます。一つの資料だけでは見間違えることもあるので、複数の資料から確認していきます。「こっちもこうなってる、だからやっぱりこれで合ってる」と。削って埋めれば解決するというような単純な話ではないことが多く、治療の方向性を間違えると大変ですから慎重に進めていく必要があります。すり減りのバランス、片側で噛む癖、治療すべき箇所の放置による噛み合わせの低下など、問題の原因はさまざまです。

噛み合わせと全身の健康にはどんな関係がありますか?

噛み合わせは嚥下や呼吸、睡眠時無呼吸症候群にも関係があります。口の中の空間が崩れたら、舌もゆがんだり奥に引っ込んだりする。高齢者の場合、患者さんに合っていない入れ歯で食べている方は、口腔内のスペースが狭くなって嚥下がうまくできなくなる。それが誤嚥につながり、誤嚥性肺炎を引き起こすこともあります。高齢で亡くなられる方には、誤嚥性肺炎が結構多いんです。でも症状が実際に体感できるのはかなり後になってから。5年後、10年後に影響が出てきた頃には患者さんの年齢的なこともあり、長い間の習慣的な顎の動きなど改善できないことも出てきます。

噛み合わせ治療への取り組み方で大切にしていることは?

内原達仁院長 内原歯科4

患者さんが必要と感じていないものを押しつけることはしません。噛み合わせが悪くてもこちらから無理に勧めることはない。「噛み合わせがしっくりこない」「顎が痛い」「筋肉が痛い」といった訴えがあって初めて対応します。自覚症状もないのに「将来悪くなるから治療したほうがいい」と言っても、脅されているように感じてしまう方もおられるでしょう。よほどのことがない限り、こちらからは言わないですね。ただ、訴えがあった時はしっかり調べて説明します。どんな仕事でも歯科医師として当院を選んでいただいたからには親身に対応していきたい。その意識で診療しています。

視覚的な説明で、納得の治療を実現

患者さんへの説明で工夫していることはありますか?

内原達仁院長 内原歯科5

自分で作ったプレゼンテーションのスライドを使って説明しています。歯周病、噛み合わせ、症例など合わせて490枚以上作成しました。口だけではなかなかわかりづらいので、虫歯の進行やかぶせ物の話、噛み合わせ、嚥下の動きなど、視覚的に理解してもらえるよう工夫しています。歯科医師にとって当たり前のことが患者さんには当たり前じゃないことが山ほどある。そのギャップを埋めたいんです。特に噛み合わせ治療は長期間かかるので、最初にしっかり説明します。治療の目的、期間、費用の見積もりも出して、モチベーションがないと続かないことも正直に伝えます。

今後の展望をお聞かせください。

噛み合わせと全身の健康の関係性などを理解していただき、お困りの患者さんが来院されれば手助けをしていきたいと思っています。将来的な嚥下や呼吸への影響などもそうです。ですが、興味のない人に無理に言うつもりはありません。来てもらった方で興味がある人には説明して、認識が広がればいいなと。高齢の方は、ある程度までいくと治療することで余計に違和感が出る場合もあります。入れ歯が体の一部になっていて替えたら食べにくくなることもある。そうなる前の方に意識づけができれば、将来の健康に貢献できるかなと思います。あと十数年くらいは診療を続けるつもりなので、地域の健康寿命延伸に少しでもお役に立てたらと考えています。

読者へメッセージをお願いします。

内原達仁院長 内原歯科6

幅広い歯科診療に対応していますので、何か困ったことがあれば気軽にご相談ください。患者さんからご希望があれば、というスタンスを基本にしています。保険診療も自由診療も、それぞれ違う診療ですが、材料や制度の面でそれぞれメリットがあります。白い歯を入れたいという要望があればもちろん対応しますし、CAD/CAM冠のような保険の白い補綴物もあります。何が必要で何を優先するか、患者さんと一緒に考えていきます。安心して相談してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックを用いた補綴治療/5万円~、インプラント/33万円~、ホワイトニング/5万円~、噛み合わせ治療/5000円~