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吉田 貴光 院長の独自取材記事

ヨシダデンタルオフィス

(松阪市/松阪駅)

最終更新日:2022/02/08

吉田貴光院長 ヨシダデンタルオフィス main

松阪駅から徒歩約7分、街の中心部のビル2階に入る「ヨシダデンタルオフィス」。吉田貴光院長は松本歯科大学卒業後、大学で研究を続け、2010年には研究職として渡米。2015年から父が院長を務める同院で診療を開始。2020年1月、120年以上地域に根差す同院の4代目院長に就任した。長く歯科材料の研究を重ね、アメリカでの経験も豊富な貴光院長は「これまでの経験を生かし幅広い年代の方々を対象に、質の高い医療を提供していきたいですね」と語る。そのために「歯を削らない、抜かない」をコンセプトに、インフォームドコンセントを重視。スタッフとも協力し、患者としっかり向き合っている。「患者さんと地域に貢献していきたい」と穏やかな口調で語る吉田院長に歯科医療に対する想いについて聞いた。(取材日2020年2月13日)

(取材日2021年12月22日)

歯科医療を通じて地域に貢献できるクリニックづくりを

歴史のあるクリニックとお伺いしましたが、このエリアや患者層にはどんな特徴がありますか?

吉田貴光院長 ヨシダデンタルオフィス1

当院は明治時代に曽祖父が開業以来、120年以上の歴史がある歯科医院です。私で4代目になります。私自身は歯科医院の家に生まれ、父の勧めで歯学部に進学するまでは、歯科に対する思い入れはそれほどありませんでした。でも、大学に残って研究を続け、さらにアメリカでの4年間の研究生活の中でいろいろな出会いや刺激を体験し、そこから歯科に対する興味や情熱がどんどん湧いてきたんですね。さらに研究を続けるか、帰国するかで迷いましたが、父は早くに当院を継承し、ずっと頑張ってきてくれましたので、今後のことも考えて2015年に帰国を決めました。当院で父とともに診療にあたってきましたが、5年かけて患者さんも私の担当に移り、体制もできたので2020年1月に私が院長に就任しました。

この地域や、こちらの患者層について、何か特徴はありますか。

松阪市は歴史ある古い町なので、住んでいる方はやはり高齢者が多いですね。市役所や小学校なども近く、最近ではマンションも増えてきましたので、若い世代も増えつつあります。当院は父の代からの患者さんが多いので年配の方もたくさん来られます。何世代にもわたって通ってくださるご家族も多いんですよ。また、矯正歯科や小児歯科を標榜しているので、小学校がすぐ近くということもあり、最近ではお子さんの患者さんもずいぶん増えてきてファミリー層が充実してきたという感じですね。診療内容は、一般歯科からインプラント治療や小児歯科まで幅広く対応しています。ニーズも多岐にわたりますが、できる限りお応えしていこうと思っています。

院長就任後に力を入れていることはありますか?

吉田貴光院長 ヨシダデンタルオフィス2

顎顔面矯正といって、5歳くらいからお子さんの体の成長に合わせて、少しずつ顎を大きくしていく矯正に力を入れています。先述したように当院のコンセプトとして「歯を削らない、抜かない」ことを大事にしています。顎顔面矯正は小さいうちにやっておくことで、将来的に歯を抜かなくてもいいような歯並びにつなげていきます。顎顔面矯正は10歳以下の時に行うのが望ましいのですが、「うちの子10歳を越えてしまったんですが、大丈夫でしょうか?」という相談もあります。そういった場合は検査結果を分析して、間に合うかどうかを判断していきます。顎顔面矯正を行っているクリニックはたくさんあると思いますが、小さい時に矯正するという考えは、まだまだ浸透していないと感じます。子どもの患者さんが増えてきた理由の一つが、顎顔面矯正ではないかと思っています。ネットで調べて、隣の津市や伊勢市から来る方もいます。

渡米や研究の経験を生かした医療を提供していく

診療時に患者さんに対して心がけていることはありますか。

吉田貴光院長 ヨシダデンタルオフィス3

患者さんの話をよく聞くことです。例えば、当院ではなるべく削らない、抜かないという診療ですが、やはり抜いたほうが良いと考えられる場合もあります。その場合も患者さんとよく話し合い、患者さんの希望と当院の治療方針をすり合わせて、納得いただいて進めるという方法を取っています。2つ目に、なるべく不快な思いをさせないということで、治療の痛みをできるだけ少なくするような配慮をしています。例えば、麻酔をするときに痛みの少ないよう表面麻酔と電動注射器で負担軽減を図ったり、また患者さんへの適切な声かけにも気を使ったりしています。それと、私は長年歯科材料の研究をしてきましたので、当院ではなぜこの材料を使うのが良いのか、なぜこれは壊れにくいのか、といった一歩掘り下げた説明をきちんとするように心がけています。

アメリカでの勤務経験は現在の診療にどのように生かされていますか?

松阪は海外からの観光客が多く、また大きな工場もありますので仕事で来ている外国の方も意外に多く、その方々が来院されることもあります。大体どちらのクリニックでも会話に関しては問題ないと思いますが、私はそれぞれの国の医療事情などについてもかなり詳しいので、患者さんの考え方なども理解しやすくて、それは役に立っていますね。また、子どもが小さい時に外国暮らしをしていたので、その時に医療面でもいろいろな不安や心配、疑問に感じることなどがありました。そういった経験を生かし、海外の患者さんともコミュニケーションをきちんととり、適切なアドバイスをしていくことが大事だと考えています。

訪問診療にも注力し、歯科では珍しい漢方療法も取り入れているとか。

吉田貴光院長 ヨシダデンタルオフィス4

当院では早い時期から漢方を診療に取り入れてきました。歯科での漢方利用はちょっと珍しい印象かもしれませんが、口腔内疾患に漢方が役立つ場合があるというのは文献の中にもたくさん出てきているのです。また、持病があってたくさんの薬を飲んでいる方は副作用の問題で使えない西洋薬もあります。そんなときに漢方であれば使用可能な場合もあるので、これからも積極的に診療に取り入れていこうと考えています。訪問診療は、元院長である父が専任になっています。やはり、訪問診療には人員が必要になりますので、私がクリニック、父が訪問診療と担当を分けることでかなり動きやすくなりました。しっかりと時間を割けるようになったので、訪問診療にも注力できるようになりました。

スタッフとともに、より通いやすいクリニックをめざす

スタッフさんとの連携で工夫されている点やスタッフ教育などについてはいかがですか。

吉田貴光院長 ヨシダデンタルオフィス5

スタッフはとてもよくやってくれています。やはり患者さんは直接歯科医師に言えないこともたくさんあるでしょうから、私と患者さんとの間をつないでくれる役割が重要ですね。予防歯科に関しては歯科衛生士さんが中心になって計画を立ててくれています。担当制を取っていますので患者さんの事情にも詳しく、一人ひとりの状況に合わせた無理のない計画が立てられますね。また、当院はスタッフ教育には力を入れてきました。しっかりあいさつするとか電話の受け答えを丁寧にするといった基本的なことから、院内勉強会やセミナーに参加しての専門的な勉強などまでさまざまです。今ではスタッフが自主的に勉強会を開いたり、患者さんの言葉を聞いてくれて、院内で改善すべきことを提案してくれたりして、訪問診療でも患者さんがこうしてほしいという気持ちを聞いて、患者さんに喜んでもらえるように日々考えて工夫してくれていますね。

リフォームをお考えだそうですが、どのようにされるご予定なのでしょうか?

以前から、リフォームの話が出ていたのですが、新型コロナウイルス感染症の流行で計画が頓挫していました。もともと当院は、消毒などは徹底していましたが、感染症の流行で消毒や換気に関する考え方が変わりましたよね。それでも当院を信じて、たくさんの患者さんが通ってくれていました。その信頼に応えるためにも、消毒・滅菌はもちろんのこと、もっと感染症対策がしっかりできて患者さんが安心してリラックスできるようなクリニックにしたいと思っています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

吉田貴光院長 ヨシダデンタルオフィス6

新型コロナウイルスの感染状況も少し落ち着き、やっと体制が整ってきましたので、治療環境を充実させて、患者さんと地域に貢献していけたらと考えています。訪問診療も今後はもっと多くの患者さんに対応できる体制を整え、地域に密着した診療を行っていきたいですね。何世代にもわたって当院に通ってくれる患者さん、父にずっと診てもらっていたのに私の診察で良いと言ってくれる患者さんもたくさんいます。そういった方々の期待に応えられるように、努めていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

漢方処方/2000円~
インプラント治療/30万円~
矯正/40万円~

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