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将来のためにも
早くから予防の習慣を身につけよう

中野歯科医院

(桑名市/桑名駅)

最終更新日:2025/06/11

中野歯科医院 将来のためにも 早くから予防の習慣を身につけよう 中野歯科医院 将来のためにも 早くから予防の習慣を身につけよう

かつて歯科医院は歯が痛くなったら行く所というのが一般的だったが、最近では痛くなる前から通う所というイメージも広まりつつあり、予防への関心が高まっている。「中野歯科医院」の中野雅也院長は「超高齢社会の今だからこそ、定期的な予防や治療後のメンテナンスを習慣にしてほしい」と呼びかけている。年齢を重ねて体が弱ったり交通手段が限られたりするなど、歯科医院への通院が困難になりセルフケアもきちんとされていないままでは、口内環境がどんどん悪くなってしまう可能性があるからだ。そのため「子どもの頃から予防歯科に通って正しいセルフケアを身につけ、健康な口内環境をつくっておくことが大切」と語る。予防の重要性について改めて教えてもらった。

(取材日2025年4月8日)

高齢になっても健康な自分の歯を保つため、小さいうちから予防歯科に通う習慣を

Q歯が痛くなくても歯科医院へ通ったほうが良いのでしょうか?
A
中野歯科医院 歯がボロボロになってからの受診はもったいないと話す中野院長

▲歯がボロボロになってからの受診はもったいないと話す中野院長

そうですね。歯科医院でのクリーニングやお口の状態のチェックを一切受けないままでは、虫歯や歯周病のリスクが高くなるといえるでしょう。問題が起きてからではその解決のために治療時間や費用がかかります。歯は治療すれば治ると思われているかもしれませんが、一度削った歯は元には戻りませんし、大人の歯は生え替わりません。また、治療した歯はもろくなり、トラブルが起きやすくなります。ご自分の歯を守り続けるためにも日頃から予防歯科に通っていただきたいですね。予防をして正しいセルフケアを覚えれば、治療で痛い思いをする確率を減らすことが期待できます。

Q予防歯科について、こちらではどのようなことを行うのですか?
A
中野歯科医院 紙芝居を用いて歯に興味を持つコンテンツを提供している

▲紙芝居を用いて歯に興味を持つコンテンツを提供している

当院では毎回口腔内カメラで写真を撮り、ご自身のお口の状態を目で見て把握していただくようにしています。「虫歯になっています」「出血しています」と口で言われただけではピンとこないかもしれませんが、写真だと理解していただきやすいでしょう。また、歯周ポケットの検査や細菌の検査を行い、その結果を数値で具体的に示しています。数値で表せば、前回と比較することができ、患者さんのモチベーションアップにもつながりますよね。さらに、歯磨き指導はその方に合わせてわかりやすく丁寧に行うよう努めています。口内の状態が良くなっていけば所要時間が短くなるので、患者さんのご負担も軽く、より通いやすくなるのではと思います。

Q子どものうちから予防歯科に通ったほうが良いですか?
A
中野歯科医院 若いうちから歯科医院に通うことを大切だと話す

▲若いうちから歯科医院に通うことを大切だと話す

はい。生後半年ほどで歯が生えたら来てもらえると良いですね。小さな頃から予防で歯科医院に通うことが当たり前になれば、歯科医院は怖い場所という先入観を持たず、大人になっても予防を続けることができるでしょう。また、虫歯や歯並びの問題に早く気づくことができ、最小限の治療で済ませられることが望めます。そういう意味では、お子さんより先に親御さんに予防に取り組んでいただくことが大事といえますね。親御さんに予防の意識があれば、お子さんが虫歯や歯周病で歯を失うことを防ぐ可能性が高まるのではないでしょうか。当院では食事やおやつについても適宜アドバイスさせていただきます。

Qこちらは高齢の患者さんも多いそうですね。
A
中野歯科医院 一人ひとりの口腔内状況に合わせて適切なケアを提案

▲一人ひとりの口腔内状況に合わせて適切なケアを提案

祖父の代からの歯科医院ですので、80~90代の方も多いです。皆さん、削ったり抜いたりと何かしら治療をされているのですが、メンテナンスもセルフケアもされていないとひどい状態になっていることがあります。高齢になれば口を開けていられない、むせる、ということが出てきて、特に奥歯などは治療が大変になります。ですから、若いうちにできるだけ口内を良い状態にしておくことが非常に重要なのです。さらに、歯科医院に通うことが難しくなれば、セルフケアができている方は良いけれども、できていない方はどんどん悪くなってしまいます。超高齢社会の今、こうした問題は大きく、予防の啓発も歯科医院の使命と考えています。

Q予防で先生やスタッフさんが心がけていることはありますか?
A
中野歯科医院 スタッフ全員が患者とのコミュニケーションを大切にしている

▲スタッフ全員が患者とのコミュニケーションを大切にしている

予防の大切さは、将来的にも歯を守るというところにあります。数ヵ月に1度、歯科医院で口内をきれいな状態にしても、毎日セルフケアをするのは患者さんです。そのため私や歯科衛生士が心がけているのは、患者さん自身に予防の重要性をしっかり理解していただくこと。ですから当院では情報提供にも力を入れています。そのツールの一つとして、埼玉県のある先生が作成された説明動画を活用しています。約100通りある中から「なぜ予防が大事か」「どうして歯を磨かないといけないのか」「虫歯ができるまで」など、その方が興味を持てそうなテーマを選んで見ていただきながら、きちんと説明していきます。

ドクターからのメッセージ

中野 雅也院長

私たちは歯科の正しい情報提供に努めています。定期的に予防歯科に通われることで患者さんの知識も増えていくことを期待しています。予防の大切さを実感して、歯科医院でのケアとセルフケアの両方に前向きに取り組んでいただければうれしいですね。予防やメンテナンスにきちんと通っている方と、ずっと放っておいた方では、高齢になられた時のお口の中の状態が全然違うと感じています。高齢になれば通院が難しくなることもありますが、セルフケアが身についていれば良い口内環境を保つこともできるはず。ご自身とお子さんの将来のために、「痛くなったら」ではなく「痛くないうちに」ぜひ気軽に予防歯科に通っていただければと思います。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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