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八木 龍 院長の独自取材記事

聖護院やぎ歯科クリニック

(京都市左京区/神宮丸太町駅)

最終更新日:2020/08/18

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東山丸太町の交差点から南へすぐ、真新しい「聖護院やぎ歯科クリニック」がある。60年以上にわたり地域で親しまれてきた歯科医院が2020年7月にリニューアルオープン、3代目となる八木龍先生が院長に就任した。父の姿を見て自然と歯科医師を志したという八木院長は、大阪市内の歯科クリニックで研鑽を積み、インプラントや歯列矯正の経験も豊富だ。「定期的な予防と噛み合わせを大事にする治療に力を入れて、地域の皆さんのお口の健康をサポートしたいですね」と爽やかな笑顔を見せる。開院から1ヵ月がたち、新たに受診する近隣住民も増えているとのこと。ホームページを新設しインターネット予約を導入するなど、若い世代もアクセスしやすくなった同クリニックの診療内容について、詳しく話を聞いた。
(取材日2020年8月1日)

3代目となる新院長のもとでリニューアルオープン

歴史を重ねてきた歯科医院が、このほどリニューアルされたそうですね。

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1954年に私の祖父が八木歯科医院を開院し、祖父、父と診療を続けてきました。患者さんと向き合ってきた父をひそかに尊敬していたので、私も早くから歯科医師をめざしてきました。大学卒業後は梅田の大きな歯科医院で勤務していましたが、父が元気なうちに一緒に診療する時間を持ちたいと思うようになりました。そこで古くなっていた建物をリフォームし、私が院長に就任して、新たなクリニックとしてこの7月にスタートしました。

リニューアルにあたり、こだわったところはありますか。

3D-CTやデジタルスキャナーなどは品質にこだわって選び、インプラント治療やマウスピース型装置を使った矯正を行えるようにしました。また、新たなチェアを4台導入し、そのうち2台はメンテナンス専用で使っています。さらにリニューアル前は以前から通ってくださる患者さんが中心でしたが、新たに受診される患者さんも過ごしやすいクリニックにしたかったんですね。院内はバリアフリーで土足のまま移動できますし、歯科医院特有のにおいを防いだり、間接照明や落ち着いた内装を用いて、リラックスしてもらえるようにこだわりました。また、新たにホームページを作り、24時間インターネット予約ができるようにしたので、そこから受診される方も増えています。

診療方針や、診療の流れを教えてください。

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「予防を中心とした歯科診療」を地域に広めていきたいと思っています。痛いときだけ受診するのではなく、普段からメンテナンスで通院し、健康な状態を保つということです。こういった考え方を広く知っていただきたいので、初めて来られた方には、緊急を要する症状がなければ、まず歯科衛生士による初診カウンセリングを行います。そこで1本だけでなく口腔全体を診て治療することや、保険、自費を問わず適切な治療をご提案することをお話しして、ご了解いただけたらチェアへ移動してもらっています。その後も唾液の質の検査や、歯茎や歯のメンテナンスをなるべく先に行って、お口の中の状態を整えてから治療に入ります。検査結果などをお伝えする2回目のカウンセリングは、私が担当しています。

予防のために通院する歯科クリニックをめざす

治療に先駆けて、メンテナンスを行うのですね。

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もちろん、痛みや出血などの強い症状があれば、先に応急処置をします。でもそうでなければ、先に歯科衛生士によるチェックやメンテナンスを行って、「虫歯はあるけれど歯周病や歯石はない」という状態にしてから、治療を始めたいのです。また歯科衛生士は、ケアをしながら日々のメンテナンスの方法や重要性もお伝えしています。クリニックでのメンテナンスは徹底して行いますが、基本的に3ヵ月に1回ですから、患者さんが日々行うセルフケアがとても大切になるのです。セルフケアの重要性と正しい方法を知ってから治療を行えば、治療後の状態が圧倒的に長持ちするでしょう。患者さんに知識と技術を身につけてもらうことが、予防には欠かせないと考えています。

インプラント治療や歯列矯正にも力を入れていきたいそうですね。

これまで勤務していたクリニックでは毎週のようにインプラントを施術していて、さまざまな経験もしました。この地域ではインプラントや歯列矯正をする歯科医院がまだ多くないので、必要とする患者さんに届けていきたいと思います。「必要とする」というのは、見栄えや美容的なことだけではありません。矯正やインプラントは、噛み合わせにも良い影響を与えることができると考えています。私は以前から噛み合わせに関心があり、勉強を続けてきました。歯は、全体を使ってバランスよく噛めていることが理想ですが、治療の繰り返しや生まれ持った歯並びの都合で、特定の部分だけで噛んでいたりすると、負荷がかかって途端に歯周病や顎関節症のリスクが高くなってしまうのです。

インプラントは、噛み合わせや歯の健康においてどんなメリットがありますか。

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40~50代になると、過去に受けた治療の再治療などで、やむを得ず1本目の歯を失う方が増えてきます。そうなると失った歯を補う必要がありますが、その方法としてはインプラント、ブリッジ、デンチャー(入れ歯)のいずれかです。このうち、残っている周囲の歯に頼ったり削ったりせず施術できるのは、インプラントだけです。最近のインプラントは数十年は使い続けられるので、インプラントを1本入れることで全体の噛み合わせの維持につながり、長期にわたって歯や歯茎へのダメージを防ぐことができると考えています。現在あるご自身の歯を守りつつ、噛み合わせを保てるように、必要だと思われる患者さんにはインプラントをご紹介しています。

噛み合わせは、歯の一生の健康を左右する

歯列矯正と噛み合わせにも関連性があるのですか。

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例えば前歯の歯並びが悪く、常に奥歯だけで噛んでいると、若いうちは骨も歯茎もしっかりしていても、40代を過ぎるとそこが一気にぐらついたりするんですね。また、歯並びがきれいでも歯の大きさが違って、噛めていないということもあります。マウスピース型装置の型採りで使うデジタルスキャナーでは、歯並びや咀嚼の様子を3Dの画像にして見ることができるので、患者さんにもわかりやすいですよ。歯並びや噛み合わせは一生ものですし、歯は若い時期のほうが動きやすいので、私は見た目よりもきちんと噛み合わせができていない方に対して、積極的に歯列矯正をご紹介しています。自費診療ですので無理に勧めることはありませんが、メリットは知ってほしいと思います。

治療を進める上で、先生が大事にしていることを教えてください。

予防、インプラント、歯列矯正とお話ししましたが、一番大事なのは「自分や家族が受けたい治療」をすることです。痛みの少ない治療を心がけていますし、私自身が診療技術を学び続け、新たな治療法を含めたさまざまな治療選択肢を準備しておく。そしてその中から、歯科医師としてその方に最も良いと思われる方法をご案内したいのです。だから時には費用や時間のかかる治療法をご案内することもあるし、保険診療でできる処置をお勧めすることもあります。その上で、患者さんのご希望をとすり合わせて、治療法を決定していきたいと思っています。このような治療やメンテナンスでの通院で、患者さんにずっと頼ってもらいたいですね。

最後に、今後に向けた意気込みをお聞かせください。

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開業から1ヵ月がたち、思っていた以上に新規の患者さんが来てくださっています。40~50代の方もいらっしゃいますし、私と同世代の方や、もっと若い学生さんも目立ちますね。実は、近くにある小学校の学校歯科医をしていますので、ゆくゆくはお子さんにも来てほしいと思っています。祖父や父が育んできた地域とのご縁を大事にしつつ、これからは若い世代の方に、もっと予防の重要性を知ってもらいたい。そして困ったときだけ受診するのではなく、「日頃からあそこへ通っていれば歯の健康は大丈夫」と安心してもらえるような、地域の歯の健康を支えるクリニックをめざしたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/27万円~
マウスピース型装置を用いた矯正/75万円~
(いずれも税別)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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