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長尾 優 院長の独自取材記事

長尾歯科医院

(大阪市住吉区/我孫子道駅)

最終更新日:2022/04/27

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住吉区清水丘の住宅街にある「長尾歯科医院」は、1954年の開院以来、地域住民の口腔衛生に大いに貢献してきたクリニックだ。落ち着いた雰囲気の待合室から診療スペースに入ると、診察台が放射状に配置されている珍しいレイアウト。「作業効率もあるけれど、隣の患者さんの目線が気にならないようにと思ってリクエストしたんです」とほほ笑むのは2003年にクリニックを継承した長尾優(ながお・ゆたか)院長。虫歯や歯周病を治せる病気だと確信し、日々「完治」をめざして治療に奮闘する歯科医師だ。今回は、話す言葉の一つ一つから生真面目さと医療に対する熱い思いがあふれてくる長尾院長に、診療ポリシーや実際の診療について話を聞かせてもらった。

(取材日2019年7月16日)

「真の医療」を行いたい

先生の診療ポリシーを聞かせてください。

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私は虫歯や歯周病は治せる病気だと信じています。ですから完全治癒をめざして治療を行っています。時々「もう年なんだから仕方ないよ」「歯周病は治らないから気長に付き合っていくしかない」と歯科医院で言われたという方にお目にかかることがありますが、そんなことは真実ではありません。私は医療に関わる一人として、自分自身や家族にならどうしてほしいか、どうしてあげたいかを考えて「何が一番必要か」を追求し、その上で科学的根拠のある治療を行いたいと思っています。私が行っているのは「医療」であるという自覚を持ち、患者さんのために責任を持って「真の医療」を行いたいと常に考えています。

入れ歯、かぶせ物、詰め物など、自費診療の修復物について、治療後のサポートをしているそうですね。

そうですね。治療終了後、定期的に検診を受けてくださっているすべての患者さんに対して、再治療が必要になった場合のために、サポート制度を設けています。理由はシンプルで、作り直さなければいけなくなったということは「私の失敗」だと考えるからです。私は再発させない、再治療の必要がない治療をすることを常にめざしています。ただし、一部分が治ったからといって、ほかの部分を放置したままでは、当然ながら「完治」はしません。ですから、定期的な検診や全体的な治療が必要であるということをまずご理解いただくことが大切だと思います。

患者さんに理解してもらうために、心がけていることはありますか?

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とにかく一生懸命説明しますね。ご自分の現状を把握してもらうことから始まり、どのように治療していくかまで、一生懸命話をします。もちろん一番大切なのは、患者さんご本人の意思ですから、無理強いをすることはしません。「どんなに時間がかかっても完治させたい」と考える方から、「今悪いところをさっと抜いてくれたらそれでいい」と考える方まで、いろいろな患者さんがいらっしゃいます。「すぐ抜いてくれ」という患者さんに対して「いや、私は抜きません」と追い返すようなことはありませんが、メリットとデメリット、より適切だと思う治療方法について、時間をかけ、心を込めて説明します。その上で患者さんが納得する方向性を決め、治療に向かうようにしています。

「歯科」のイメージを超えた「口腔科」をめざしたい

歯周病治療には、特に力を入れて取り組んでいらっしゃるそうですね。

3

人が歯を失う最も大きな原因は歯周病だと考えています。そして程度の差こそあれど、誰もが歯周病のリスクを持っているのです。最近「予防歯科」という言葉をよく耳にしますが、自覚がないだけで「治療」をしなくてはいけない人がたくさんいるわけです。しかし、残念なことに多くの方々が歯周病の自覚がないため症状が悪化してしまい、歯を失ってしまう。私はこれは非常に残念なことだと思います。歯は目につく部分ですので、見た目の美しさも大切でしょう。それは当然のことです。しかし、本当の意味で口の中の健康を守るためには、歯周病の治療は欠かせません。ただ、歯周病以外は診ないというわけではなく、私がめざしているのは単なる「歯科」ではなく「口腔科」なんです。

先生が定義する「口腔科」とは?

口の中の疾患をきちんと診ることができる分野というイメージですね。歯科というと、歯を抜いたり、抜いた部分に入れ歯を入れたりというイメージだと思います。でも、それだけでは口の中の健康は守れません。口の中には歯があり、肉があり、骨があり、粘膜があり、舌があり……と、小さな範囲ではありますがさまざまな器官が集合しています。このすべてが健康でなければ、口腔が健康な状態とは言えません。口腔の健康を本気で取り戻す治療をするのであれば、「単独の分野しかわからない」では無理なんです。どんなにきれいに歯を並べることができても、歯周病を治せなければ、せっかく並んだ歯もいずれは抜けてしまうでしょう。それでは、患者さんに不利益が大きいですから。

健康のためにも「口の中全部を診る」というイメージですね。

4

歯科というのは、実はすごく特殊な科だと思うんです。歯を削る、補綴物を入れる、歯を並べるといったある種「職人」のような側面もあれば、口内のできものや外傷の治療、顎関節の治療といった「外科」のような側面もある。訪問診療に行けば、嚥下のことを考えて治療もする必要もありますし、歯周病を治そうと思えば内科的疾患も気にかける必要がある。口腔内の衛生管理を徹底的に行うことになるのでブラッシング指導も必要です。「命に関わることが少ないから」と、どこか軽視されている部分もあると思うのですが、実は奥深く、面白い科であると思います。単独の医療では成立しないので、口の中のすべての病気を診療できる「口腔科」であるべきだと思っています。

「どうせ治らない」と諦めないことが当たり前の時代に

先生はお父さまからクリニックを継承されていますが、子どもの頃から歯科をめざしていたんですか?

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父が1954年に開院しましたので、私はまさにこの場所で育ちました。しかし、子ども時代の私にとって、診察室は父の聖域でしたし、仕事をしている姿を日常的に見て育ったというわけではありません。だから、歯科医師という仕事に特に憧れていたとか、父の背中を見て……というわけでもないので、歯科医師になるつもりはありませんでしたね(笑)。しかし、実際にこの仕事に就いてみると、手先を使う仕事も楽しいし、学ぶことも面白いと興味を持てました。だから、自分にはすごく向いている仕事だなと思います。今も日々学ぶことがたくさんありますが、全然ストレスになりませんし、大変だとも思いません。仕事が趣味みたいに楽しめているのは、すごく良かったなと思います。

自分にぴったりの「歯科のかかりつけ医」を探すコツがあれば、アドバイスをいただけますか?

これは本当に難しいですよね。でも、歯を一生使うということを考えるならば、妥協してはいけないところだと思います。実際に私は、自分の歯の治療は埼玉県の信頼している先生にお願いしています。とはいえ、いくら信頼できる先生でも遠方まではなかなか通えないという方も当然いらっしゃる。そうであれば「〜だから仕方ない」と言わない先生を探してみると良いかもしれません。「年だから」「みんなそうだから」「子どもだから」という言い訳をするのではなく、治療に真摯に向き合ってくれる先生がいたら、安心してお任せできるのではないでしょうか。もし、当院に通ってくださっている患者さんが引っ越される場合は、引っ越し先の近くで私が信頼できる先生をご紹介しますので、相談してください。

それでは最後に、先生の今後の目標と読者へのメッセージをお願いします。

6

「虫歯や歯周病を本気で治す!」という志を持った仲間を増やしていくことです。そのためにも、若い先生方の育成に協力していけたらいいなと思います。そして「どうせ治らないから」と諦めないことが当たり前の時代にしていきたいです。虫歯や歯周病で歯を失うことなく、いくつになっても自分の歯で食べる楽しみを味わえる人が増えてほしい。当院に来てくれた人たちが「来て良かった」と安心して笑顔になれるよう、これからも口腔の治療について学び、実践していきます。また、今現在「歯周病を治したい」と奮闘している皆さん、「どうしたらいいかわからない」と悩んでいる皆さん、私たちと一緒に歯周病を治しましょう。お待ちしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/5万5000円~、入れ歯治療/16万5000円~、かぶせ物/1歯7万7000円~、詰め物/1歯3万3000円~

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