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藤原 成樹 院長の独自取材記事

小児歯科ふじわら歯科

(大阪市東住吉区/駒川中野駅)

最終更新日:2019/08/28

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大阪市東住吉区の住宅地にある小児歯科「ふじわら歯科」。藤原成樹(しげき)院長を中心に、複数の歯科医師と研修医、歯科衛生士、アシスタント、受付などスタッフみんなが「チーム」として、患者である子どもとその親を支える小児歯科医院だ。スタッフの中には、子どもの頃に同院で治療を受けていて、ここで働きたいと志望した人もいるくらい、明るく楽しい雰囲気に包まれている。スタッフが一丸となって治療に取り組むために、スタッフへの気配りや「教育」にも注力し、自身も研鑽を積む藤原院長。地域の子育てを応援したいと「小児歯科」を専門に取り組むことへの熱い思いを話してもらった。
(取材日2017年8月24日)

少子化だからこそ、自分が子どもたちの歯を守る

小児歯科を専門にされるようになった経緯と理由を教えてください。

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最初は父の歯科医院の後を継いだため、幅広い年齢層の方々を診させていただいていました。その後、自分に子どもができたことで、地域のお母さんたちと子どものことを話す機会が増えていきました。その中で、子どもの立場に立った歯科診療を行う歯科医院が少なくて困っている印象だという話を聞いたんです。親御さんは子どもの歯についてとても心配しているのに、多くの歯科医師は「どうしてこうなるまで放っておいたの?」と親を責める。だから僕がまずは「大丈夫ですよ」と言葉を投げかけ、親御さんの心に寄り添います。そうして、虫歯は感染症であることや、母乳を2歳まで飲ませたりすることのデメリットなどを少しずつ伝えながらより母子にとって良い方向に向かっていくようにしていきたい。その役割は誰かがしないといけないと思って小児に特化しようと決めました。他で治療が無理だと言われた子にとって、最後の砦のような存在になりたいのです。

お父さまから受け継いだ歯科医院を変えることに、迷いや反対はありませんでしたか?

少子高齢化社会なので周りの反対は大きかったですよ。特にこの東住吉区は、大阪市内でも1、2を争うくらい高齢化が進んでいる地域ですから。でも逆に、そんな中だからこそ、子育て世代に寄り添った治療をすれば喜ばれるはずだと思いました。一人で「自分の育て方が悪いのか……」と悩んでしまうお母さんが多いから、原因と問題点をきちんと理解してもらい、歯を診るだけでなく、子育て全体をサポートできるように。スタッフも経験を生かせる人や、子どもに関心の強い人が集まってくれていて心強いです。自分の子どもは嫁さんに任せっぱなしだったから、戻れるならその頃に戻ってもっと子どもと遊んだりしたいです(笑)。自分の子にできなかった分、地域の親子を支えたいという気持ちもありますね。

診療にあたってのモットーとされているのは?

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まずは清潔さの徹底です。毎回消毒するから歯を削るタービンは100本以上ありますし、使い捨てのゴム手袋は1日3~5箱なくなります。ライトの持ち手など、周りのよく触れる部分にもラップを巻いて患者さんごとに取り換えるようにしています。当院では診療の際に、お母さんに横にいて、自分の子どもが受ける治療の様子をすべて見てもらうようにしているので、不安を感じさせることのないように滅菌・消毒は特に気を配っています。子どもだけに対処したらいいのではなく、横にいるお母さんも納得できる治療を心がけています。そのための3つのモットーが、1つは「安心してもらえる言葉の投げかけ」、2つ目は「愛にあふれるふじわら歯科」、最後に「チームふじわら」の一致団結です。

スタッフが「チーム」として患者をサポート

スタッフの教育にも尽力されていますね。

スタッフによく言うのは、自分の言葉で相手に通じるように話そうということです。表面上の飾った言葉ではなく、心から出た言葉で。子どもに「泣かないでね、頑張れ!」と言うだけでなく、泣いて当然だから、そこからどう言葉をかけて治療ができるようにしていくかが大切。お母さんも、泣いている子が健気に頑張っているのを見ると、うれしいし感動しますよね。またお母さんに対しては、伝えたいことが10あれば2か3に絞って、次回の診察で2か3を話すようにと言っています。一度に言い過ぎるとお母さんの心には響かず、治療に来なくなってしまうことがあります。治療を中断することが子どもにとって一番良くないことですから。こうしてドクターやスタッフはいろんな経験を積みながら、協力し合って頑張ってくれています。

研修医を受け入れているそうですね。

大学卒業後、勤務医として勤めていた所で、それぞれの院長先生にすごくお世話になりました。今だからこそわかることもたくさんあって、若くて生意気だったのによく治療を任せてくださったと感謝でいっぱいです。僕がお世話になった兵庫県の「矢敷医院」や南区の「畠山医院」の先生は、厳しく、いい加減なことは絶対に許さない方で、本当に大切なことを教えてくださいました。最初に勤める診療所の院長の診療姿勢は、後々まですごく影響すると思うんです。その先生方への恩返しのつもりで、今度は自分が研修医を育てようと思って毎年2名を受け入れています。お母さんの目の前で泣く子を治療するのは、研修医にとってプレッシャーですよ(笑)。けれど、そんな時こそスタッフに助けられています。また診療上での悩みごとの相談も、先輩医師に相談したり、見習ったり、「チーム」として研修医の成長も支えられてると思っています。

「チームふじわら」の強い結束力の要因は?

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常々「愛にあふれたふじわら歯科」でありたいと、思っています。折に触れ、そのことをスタッフみんなに語りかけています。昨日より今日、今日より明日、少しでも進歩することをめざして。「愛」というのは子どもたちへはもちろん、家族やスタッフ、業者の方、地域の方、それぞれに対して心から「愛」を表していきたい。スタッフがみんなが同じ気持ちでいるようにしています。当院では、毎年11月に子ども対象の職業体験イベントを行っています。子ども用の白衣を作って、それを着た子どもが椅子につけたファントム(口の模型)で、歯を削ったり、詰め物をしたり、模型の歯を抜いたり。秋の一日、子どもにも親御さんにも「いい体験ができたね」と楽しんでもらうためのものですが、これが「チームふじわら」が一つにまとまる機会にもなっているんです。

温かなまなざしで地域に寄り添う

やりがいを感じるのはどんなときですか?

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かつて当院に通って治療を受けていた子が、結婚して親になって、自分の子をここに治療に連れて来てくれることが本当に増えてきました。お母さん方のクチコミで、遠くからも来てくださることもあります。他の医院で「泣くし暴れるし危ないから治療は無理」と言われ困り果てて、当院に来たお母さんが、子どもの治療ができて涙ぐんでお礼を言ってくださったこともありました。僕だけでなく、受付や他のスタッフにも子どもがお礼のお手紙をくれたりすると、本当にうれしいです。かなりひどい歯の状態になってしまっていた子と、諦めかけていたお母さんが、何とか最後まで治療を終えて、3ヵ月後また検診に来てくれた時は「意識を変えてもらえた!」とうれしくなりますね。思いが伝わらなかったと思ってたのに、きちんと次の検診に来てくださり、口の中も状態が維持できていた時は、言ったことを覚えていてくれたんだなあと、新鮮な驚きを感じたこともありましたね。

リフレッシュするための趣味はお持ちですか? 

数年前からロードバイクを始めました。休みの日には、大和川から石川を走って河内長野から和歌山の方まで行ったり、淀川を上がって行って京都の桂川から嵐山の方まで走ったり。できるだけ体を動かすようにしています。毎年9月には近所の自転車仲間と、淡路島一周にも挑戦しているんです。そのためのトレーニングも暑いけど頑張っていますよ。それから、これは仕事の話になりますが、大阪歯科大学で解剖学の講師をしていて、そこでの解剖実習がおもしろく、自分が夢中になってしまうこともあります。忙しいですが、メリハリが付いて楽しいです。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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「マタニティ歯科」というんでしょうか、マイナス1歳からの保健衛生指導をやりたいと思っています。堅苦しい「母親教室」ではなく、近所のおじいちゃん・おばあちゃんに知恵を借りるような、保護者向けの企画を。子育ての大変さをお互いに話したり、自分の経験を伝えるような場所をつくりたいです。これからも地域の中で子育てを応援していきたいと思っています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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