予防歯科・歯周病・入れ歯・訪問診療
かかりつけ歯科で受ける診療
もとはら歯科クリニック 西成診療所
(大阪市西成区/天下茶屋駅)
最終更新日:2021/11/19
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「もとはら歯科クリニック 西成診療所」は大阪市西成区に院を構えて、約30年の歴史を重ねてきた。長年にわたってこの地域の人々の口腔内の健康を見守り続ける、まさに「町のかかりつけ歯科」だ。総合歯科医院として、予防歯科、入れ歯、訪問診療、歯周病など多種多様な治療を提供し、トータルで患者の口腔内の環境を整えることが治療のポリシー。この地で長く歯科医療に従事する森川麗子院長が、地域の歯科に長く通い続けるメリットをはじめ、同クリニックが行っているさまざまな治療について語ってくれた。
(取材日2018年6月20日)
目次
虫歯から入れ歯まで。口の中を総合的に診る、地域のかかりつけ歯科を勧める理由
- Q地域のかかりつけ歯科医院に通うメリットは、どこにありますか。
-
A
当院は、お口の中を総合的に診る、地域の総合歯科医院としてさまざまな治療を提供しています。そうして約30年の歴史を重ねてきて、今では子どもの頃から通ってくれている方が、自分の子どもを連れて来られるようになりました。同じ歯科医院に通う利点は、歯科医師がその患者さんをずっと診てきていること。私も長く来られている患者さんのライフスタイルや性格を把握していますし、これまでの治療の過程などデータも蓄積しています。それだから細かな変化にも気づけますし、アドバイスもより具体的に、的確なものに近づけられるんです。それが、かかりつけ歯科医院に通っていただくメリットですね。
- Qメンテナンスの重要性については、どのようにお考えですか?
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A
良い状態を保つために、メンテナンスはとても重要です。虫歯は完治できれば再発は少ないのですが、歯周疾患は状態の変化を診続けていないと早期の発見が難しくなるんです。ブラッシングではなかなかとれない細菌膜のような汚れは、機械での清掃がお勧めです。どれだけ完璧に磨いたつもりでも、人それぞれ磨き方に癖があるので、取り残しは出てしまいます。そのためにも、定期的にメンテナンスを受けられることをお勧めします。当院は3ヵ月くらいを目安に案内のはがきを出しています。はがきを受け取ると行こうというきっかけになると思うのと、定期的に診察に来ていただくことで、患者さんに口の中への意識を高めてもらう意図もあるんです。
- Q扱っている入れ歯の特徴や、入れ歯治療について教えてください。
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A
この辺りはご高齢の方が多く、入れ歯治療は毎日のようにやっています。かなり経験を重ねてきましたので、若い頃はわからなかった咬合についても、今は見ればわかるようになりました。入れ歯は保険が適用されるものから、バネがなくて金具も見えない義歯など、多種を取り扱っています。学問的に理想的な治療はありますが、それは患者さんが求めるものとは限りません。それに入れ歯は、費用面のことも関係してきます。まずは私が思う最良の方法をご提示して、そこから患者さんが求めるものや予算に合わせて調整していく。そうやって、患者さんの立場になって進めています。
- Q歯周病治療について教えてください。
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A
歯周病は、歯と歯茎の境目についた歯垢から歯周病菌が入り込み、歯を支えているまわりの組織をじわじわと壊していく病気です。その最たるリスクは、歯を失うこと。それによって噛み合わせが悪くなって、ものがうまく噛めず内臓にも悪影響が出たり、糖尿病とも関連性があることがわかっています。治療の進め方はまず、局所的な原因である歯の汚れや歯石をとります。その上で悪いところは骨を削ったり人工骨を埋めたりして、そのあとに補綴が大きな流れですね。歯周病は何年もかけて進行するもので、腫れや傷み、出血などの具体的な症状が現れた時点では、遅いこともあります。早期発見のためにも、定期検診を受けていただきたいです。
- Q訪問診療の際は、どのような治療を行っているのですか。
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A
開院して30年近くもたちましたので、患者さんの中には通院が難しくなってきた方もおられます。そんな方々のために、訪問診療を行っています。お伺いして行う治療やメンテナンスは、基本的に院で行っているものと同じです。寝たきりなどで口の中のことがご自分でケアできなくなってしまうと、体の他の部分へも悪い影響が表れることも。逆に口の中が健康ですと、全身疾患の回復力を高める可能性も高まります。実際に往診に行くと、歯科医師に往診をしてもらえると思っていなかった方も少なくないですね。窓口がわからなければケアマネジャーさんや、区役所などで聞いていただいたり、もちろん当院にお越しいただいても構いません。
自由診療費用の目安
自由診療とはノンクラスプデンチャー:22万円~