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水沼 武史 院長の独自取材記事

水沼歯科医院

(大阪市北区/南森町駅)

最終更新日:2021/01/27

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「水沼歯科医院」は、地下鉄堺筋線・谷町線の南森町から徒歩1分、南森町の交差点を西に向かってすぐのビル1階にある。3代続く歯科医院で、先代院長は歯周病の治療に力を注いできた。現院長の水沼武史先生は、歯周病の治療に取り組むうち、患者の歯を良い状態で残すためには、ケアや咬合なども含めてトータルに診る必要性を実感したという。患者一人ひとりについて、口腔内の状態はもちろん、その人特有のリスクファクターやバックグラウンドなどについて歯科衛生士らと情報を共有し、チームで治療やケアを実践している。歯科医師になって以来、週末の多くをセミナーに充ててきたという水沼院長に、治療に対するこだわりやリスクバランスに焦点を当てた同院の治療などについて話を聞いた。
(取材日2017年6月24日)

勤務医として働きながら週末はセミナーに参加

こちらの歯科医院は、先生で3代目だそうですね。

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祖父が西天満で開業したのが当院の始まりで、父の代に南森町に移転しました。物心ついた頃には父が南森町で歯科医院をやっていたのですが、子どものときは実は大工さんになりたいと思っていました。当時は祖母の家で一緒に住んでおり、大工さんや庭師さんがよく出入していたので、その仕事ぶりを見て憧れていたのでしょうね。大学受験の時期になって歯科大学を受けてみたのですが、運動ばかりしてほとんど受験勉強をしていなかったので案の定落ちてしまって(笑)。浪人して再チャレンジし、合格できた3つの大学から岐阜にある朝日大学に入学しました。大学時代は友達がみんな一人暮らしなので、毎日が修学旅行みたいな感じで本当に楽しい毎日でした。ラグビー部で主将を務めたのもいい経験でしたし、現在、当院で歯科医師として働いてくれている妻は大学の同級生です。

歯周病の研究に従事されたのは、お父さまの影響ですか?

高校生のときに父がスウェーデンに講習に行く際に家族を連れて行ってくれて、一緒にレクチャーを聞く機会がありました。そのときに、歯科医師であること、歯科治療に携わっていることを楽しんでいる先生方がたくさんおられるのを知って、「すごいな」「いいな」と感心したことがあります。それが、歯科医師をめざす原点になっているのだと思います。当時、父は歯周病を熱心に研究していたので、私も歯周病から歯科治療の世界に入っていきました。ただ、歯周病を研究していくと、単に悪いところを治療するだけでは口の中の状態がなかなか良くならない、歯を残すのが難しいということに気づきました。それで、咬合なども含めてトータルに診て歯を残すことを目標にしました。

当時は勤務医をしておられたのですか?

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勤務医をしながら、土日はほとんどセミナーに参加していましたね。歯周病の治療についてはある程度自信を持っていたのですが、補綴など自分が知らない分野について学ぶ必要があると考えていたからです。ちょうど大学の同級生のお父さまが大きなスタディーグループの会長を務めておられたので、毎週通って、超一流と呼ばれる先生方の治療を見学したり、技術を学んだりしました。このときの経験が、歯科医師としての自分の成長に大きく役立っていると思います。

一人ひとりの特性に合わせて治療やケアを実践

2005年に水沼歯科医院に勤務されます。

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外で働きながら勉強を続けるつもりでしたが、時代に合わせて当院の経営を変える必要性を感じて父を手伝うことにしました。例えば、父は歯周病に力を入れていましたが、メンテナンスに手が回っていませんでした。父の時代は歯科医院がまだ少なく、治療だけで手いっぱいだったのでしょうね。私の代になって来院人数が次第に増えてきたのは、歯科衛生士と協力して、ケアを含めた歯科治療を実践してきたからだと思います。知識、技術的なことはもちろん、患者さんへの思いやりや、楽しい雰囲気づくりという点でもしっかりやってくれるスタッフは当院の自慢です。

治療の面で意識していることはありますか?

治療の現場では主訴となっている歯に目が行きがちです。なぜ、その歯がそういう状態になったか、そうならないためにはどうすれば良いのかといったことは見過ごされがちです。僕もまだまだできてはいないのですが、そういうことを診ようと努めないとわからないことなので、いつもトータルな診療を心がけています。

患者第一主義を掲げておられますね。

口の中の状態が悪くなっていく主なリスクは、虫歯と歯周病、そして咬合など力のかかり方の問題です。この3つのバランスは一人ひとり異なり、歯を長く良い状態に保つためには、その方特有のリスクバランスを理解していることが理想です。当院では、患者さんごとのリスクバランスをきちんと把握し、共有するために、一週間に一度はミーティングを行い、その情報をもとに患者さんに適したメンテナンス、アドバイスを実践しています。また、ミーティングでは私がセミナーで学んできた内容についても共有します。当院は歴史が長いのでたくさんの患者さんのレントゲン写真が保存されており、口の中がどう変わっていくかを時系列で知ることができ、スタッフのレベルアップにとても役立っています。

リスクバランスが違うとケアも違うということですか?

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例えば、虫歯リスクが高い人にとって歯磨きはもちろん大切ですが、現代では間食の有無や夕食を食べる時間といった食習慣の影響が大きいと考えます。また、患者さんのバックグラウンドも重要です。就職、転職、異動、結婚などで生活のパターンが変わった、仕事が忙しい、出産したなど、口腔内の状態は生活の影響を受けやすいことがわかっているので、それをきちんと把握した上で、治療やケアを行うことを大切にしています。生活習慣が変わると、忙しくなって歯磨きがおろそかになることもありますが、寝不足や緊張から自律神経の交感神経が活性化した状態が続くと、心身が興奮状態になって睡眠が浅くなり、食いしばりが強くなることがわかっています。食いしばりは歯のひびの原因になり、知覚過敏にもつながります。

良い状態で歯が残せるように院全体で取り組む

抜かない治療、白い詰め物が特徴だと伺いました。

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患者さんの歯を安易に抜かないというのは父の代から変わらない当院の治療方針で、地元では「抜かない歯科医院」と認識されていると思います。例えば、歯にひびが入っていても、歯茎の外科処置をするなどして、できるだけ抜かないでいいように考えます。白い詰め物については、保険で対応できる部分も多いので、メリット、デメリットを説明した上で患者さんに選んでいただきます。メリットはやはり自然な見え方になるということですね。ただし、保険適用の白い詰め物は、金属の詰め物より強度は低くなります。また、金属素材なら薄く作ることができますが、白い素材はある程度の厚みが必要となるので、土台となる歯を少し多めに削ることになります。

休日は何をされていますか?

学生の頃からずっとサーフィンをしているので、日本海のほうで波が立つ季節でセミナーなどが入っていない週末は必ず行きます。例年、10月から年末までがシーズンです。秋から冬に海に入るというと寒いと思われるかもしれませんが、年明けまでは案外水温は高くて、かえって春のほうが低いくらいです。以前は、片道3時間ぐらいかけて伊勢まで家族で行っていたこともありますが、最近は上の子どもが大きくなって付き合ってくれないので、下の子と一緒に釣りに行ったりしています。ゆっくり時間をかけて楽しめないのが現状なので、いつか海のそばでのんびり暮らすことに憧れています。

今後の目標を聞かせてください。

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現在の患者さんはお勤めの方が中心で、痛みを訴えてこられる方、悪い部分がないか検査してほしいという方が目立ちます。この辺りの方は、ご自分の歯を大事にしたいと考えておられる方、真面目にケアされる方が多いのが特徴で、患者さんの思いにお応えするために、歯科医師としての診断力を上げていきたいと思います。僕自身まだまだなので、もっともっと研鑽して、患者さんの歯が10年後、20年後もいい状態を保てるように、当院全体で取り組んでいきたいと考えています。セミナーのほうも歯周病、補綴と取り組んできて、今は矯正のことも少しはわかっていたいと思って勉強しているのですが、奥が深いですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント1本(歯根+人工歯)/29万5000円〜

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