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中谷 徹 院長の独自取材記事

中谷歯科医院

(大阪市北区/南森町駅)

最終更新日:2022/01/14

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大阪市北区で開業して50年余り、地域住民を中心に愛されてきた「中谷歯科医院」。院長の中谷徹先生は、2001年に父が院長を務める同院にて勤務を開始し、2004年に院長へ就任した。院内には歯科用CTや炭酸ガスレーザーなど先進の機器を設置。2019年のリニューアルでは、診察台を一新した。「地域密着型クリニックとして患者さんに寄り添った診療を」と語る中谷院長。勤務医時代には、口腔外科をはじめ、一般歯科やインプラント、難症例治療まで幅広く研鑽を積んできた。謙虚でやわらかな語り口が印象的な中谷院長に、これまでの経歴や診療について聞いた。

(取材日2021年12月8日)

2世代にわたり、地域に根差した診療を提供

長年地域に親しまれてきたそうですね。

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1970年に父がこの地に開業して以来、親子2代で地域医療へ貢献してきました。2020年に開設50周年を迎えられたのも、ひとえに地域の方々のおかげと思っています。この地に私が来たのは2歳くらいの頃で、当時は今の半分ほどの広さに診察台が2台だけある小さな歯科医院でした。小さな頃から白衣姿の父に接し、待合室で患者さんに遊んでもらいながら育ちましたから、いつの頃からか自分の将来の役割も「歯科診療を通じた地域貢献」と考えるようになりました。親子ともこの地域で生活し、さらに私にとっては生まれ育った地元でもあるので、感謝の気持ちを持って、しっかりと地域に根差した診療を続けていきたいですね。

院内の改装を行い、診察台を新調したと聞きました。

2019年に改装を行った際、4台ある診察台をすべて先進のものに入れ替えました。新しい診察台は動線の確保がしやすく、高齢者の方も座りやすいものを選んでいます。当院では、これまでも、患者さんにとって良いと思えるものは積極的に導入してきました。例えば、より精密な画像診断を行うために歯科用CTを導入するほか、より痛み・出血などの負担が少ない治療ができるよう炭酸ガスレーザーなどの先進機器を備えています。また、当院では以前よりデジタルエックス線も導入しています。フィルムを使用していた時代と比べ、より被ばく量が少なく、鮮明かつ精密に映し出すことができます。感染症対策にも力を入れており、タービンなど歯を削る器具はもちろん、そのほかの診療器具も個別にパッキングして滅菌するほか、飛沫を吸い取る口腔外バキュームや、天井に作りつけた大型空気清浄機なども活用しています。

院長は口腔外科での勤務経験があるそうですね。

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歯学部6年生の頃に進路を模索していたところ、大先輩から「歯も体の一部であるから、歯科医師といえども歯だけ診ていてはいけない。一度歯学部を離れ、医学部の医局で全身の中の一部として口腔を診る経験を積んだほうがいいのでは」と助言を受けました。感銘を受けた私は、早速、神戸大学医学部口腔外科学講座の入局試験を受け、同講座の医局員となりました。交通事故やスポーツなどによる外傷の治療、嚢胞や腫瘍の摘出、難しい親知らずなどの抜歯、歯肉や骨の形成などの外科的処置のほか、糖尿病や高血圧などの基礎疾患のある方に対する有病者歯科治療、入院患者に対する全身管理など口腔外科を約5年学び、知識と技術を身につけました。また、医科歯科連携や看護師などのパラメディカルスタッフとともに行うチーム医療の重要性についても学びました。

歯科治療の本質を求め、さまざまな治療の専門家に師事

その後は、勤務医としてお勤めされたと聞きました。

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私の最終目標は実家の歯科医院を継ぎ、地域医療に携わることでしたので、自分が納得できるところまで口腔外科学を学べたと思えたタイミングで医局を退局し、一般開業医としてのスキルを身につけることを次の目標にしました。父の勧めもあり、補綴を専門とした先生が院長を務めるクリニックに就職しました。ここは、歯を失った部分に入れ歯やブリッジ、インプラントなどを入れて咬めるようにする補綴治療を中心に幅広い治療を行うクリニックでした。私は同院で約3年間勤務し、大学病院では学べなかった開業医として必要な総合的なスキルを得ました。

お父さまのクリニックに入られた後も研鑽を積まれたそうですね。

当院では、ご要望があれば保健診療も行いますが、使用できる材料や方法が限られた保険診療中心の治療を行う場合であっても、治療の本質、いわば「原理原則」は押さえておくべきだと感じていました。つまり各分野の治療について、もっと深く知るべきだと考えたんです。そこで、海外の厳しい専門医制度のもとで研鑽を積まれた歯科医師を講師として、詳細な年間スケジュールが組まれた勉強会への参加を決めました。アメリカの補綴を専門とする先生、アメリカの歯周病を専門とする先生、スウェーデンの歯内療法を専門とする先生、アメリカの歯列矯正を専門とする先生といったさまざまな治療の専門家に師事して5年にわたり研鑽を積み、開業医としての軸となる多くのものを得ました。現在も、歯周病治療やインプラント治療などの学びを深めるため、勉強会などに参加しています。

診療において特に注力されていることは?

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「治療後のメンテナンス・予防」です。悪くなった歯をきちんと治療するのは当たり前ですが、歯科医院の在り方を突き詰めると「歯科医院は病気を予防し、再発を防止するメンテナンスのためにある」といえるのではないでしょうか。そもそも、こうした考え方に出会ったのも若かりし頃の勉強会でのこと。当時はまだメンテナンス・予防の考え方が今ほど一般的ではありませんでした。しかしそんな時代に、勉強会で出会った歯科医師から、治療技術だけでなく「そもそも歯を悪くさせないためには何が必要か」ということにも真剣に取り組んでいると聞き、感銘を受けました。今思うと、私に歯科医療の本質を教えてくれた恩人ですね。おかげで当院では早期から歯科衛生士と連携して治療後の定期メンテナンスや、疾病予防の啓発に取り組み続けています。また、希望者には唾液検査などを用いて予防に関するわかりやすいプレゼンテーションも行っています。

治療のゴールは処置終了後の定期的なメンテナンス

貴院の強みは何でしょうか?

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地域密着型クリニックということでしょうか。特に私ども親子はこの地に住み生活する住民でもありますので、地域の方に支えられ、一緒に歩んできたという想いは強いですね。私には大学に残るなど他の道もあったかもしれませんが、振り返れば修行時代のどの場面でも、生まれ育ったこの地に戻って地域医療に貢献することを念頭に励んできたのだと改めて思います。私が当院に勤務し始めてから20年。子どもだった患者さんが社会人になられたり、お母さんになり子どもを連れてこられたり……と、時の流れを感じるのと同時に、やはり感謝の気持ちが湧いてきます。先日、子どもの患者さんが当院の待合室の水槽で泳ぐ魚の絵を描いてくれたんです。裏にはその子のサインがあって、「将来貴重な作品になるかもしれない」と、飾らせてもらっています(笑)。そんなつながりを大切にして、地域の方の健康を守り育てる医療を提供し続けたいですね。

患者さんと接する際に、大切にされていることは?

できるだけ患者さんのお話を丁寧に聞くことです。例えば患者さんの訴えの中で、「痛い」というお悩みは多いですが、我慢してきたことでいろんなところが痛み出していたり、気になる症状がたくさんあったりして、うまく言葉にできない方もいらっしゃいます。言葉の裏に本当に訴えたいことが隠れていることもありますから、しっかりと患者さんの話に耳を傾けて、丁寧に聞き取り、「一番訴えたいことは何か」「まずは何を解決したいのか」を引き出せるよう心がけています。

読者へメッセージをお願いします。

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歯科治療は後追い型にならないのが理想です。つまり歯の二大疾患といわれる虫歯や歯周病を作らせないこと、未然に防ぐことが肝心です。患者さんにも、最終的にはメンテナンスが歯の長持ちにつながるという意識をきちんと持っていただき、一緒に予防に取り組んでほしいと思います。そして、歯科医院は、歯が悪くなった時はもちろん、歯が悪くない時こそ行く所なのだと知っていただくのが、私の願いです。歯科医師になり30年がたった今、地域住民の1人として医療で貢献したいという気持ちは変わりません。当院にお越しになる患者さんは、地域の方もお勤め先に近くてお越しの方も、皆さんご縁がある人だと思っています。至らない点もあるかもしれませんが、常に技術と情報をアップデートしながら、これからも皆さんの健康をお口から守っていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/34万1000円~(税込み)
※上部構造体をセラミックにした場合の1本あたりの治療費です。
※歯牙欠損部の顎骨の状態や欠損している本数、上部構造体の種類などにより治療費が異なります。詳細は受診時にご確認ください。

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