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福家 晃 院長の独自取材記事

福家歯科

(堺市堺区/堺東駅)

最終更新日:2022/04/04

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南海高野線の堺東駅から10分ほど歩くとスーパーマーケットが見えてくる。建物の2階にある「福家(ふけ)歯科」は、2022年にこちらでの診療を開始したクリニックで、もともとは、難波で1972年に開業した歴史のあるクリニックだ。院長の福家晃先生は2代目で、朝日大学を卒業後、14年間の勤務医時代に、子どもから高齢者まで幅広く診療してきた経験を持つ。福家先生の診療のモットーは患者とのコミュニケーションを大切にすること。患者が何を考えているのか正確に把握していくするために、時間の許す限り話し込むこともあるという。そんな福家院長に、現在の診療方針や心がけていることなど、じっくりと話を聞いた。

(取材日2022年3月19日)

世代問わずコミュニケーションを重視

どのような患者さんが来院されていますか?

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以前は大阪の難波駅近くに当院がありましたので、比較的若い世代の患者さんが多かったのですが、こちらに移転してきてからは患者さんの層が変わった印象を持っています。この地域は住宅街で長く住まれている方も多く、小さなお子さんからご高齢の方まで、いらっしゃる方の年齢層は幅広いですね。お子さんだと虫歯やお口のけが、ご高齢の方ですとやはり入れ歯の調整などで来られることが多いです。

子どもの診療も多く経験されていたそうですね。

勤務医時代は一日中、小児歯科を担当していた頃もありましたね。子どもの治療では、外傷や強い痛みがある時を除いて、親御さんが早く治療してほしいと希望されたとしても、無理やり治療をしたり、押さえつけたりすることは絶対にしないようにしていました。幼少時に「歯医者が怖い」と思ってしまうと、その後何十年もトラウマのようになり、歯科を嫌がったり、通院を拒否することにつながりかねません。その結果、口の中が作られていく大事な成長期に、歯科に通わない、悪い歯を治さない・放置するという事態を招いてしまうことにも。それだけは避けたいんですね。

小児歯科ではどのようなことを心がけていますか。

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最初に怖い要素を取り除いていくことです。歯科衛生士と一緒に、話しかけ、コミュニケーションをとりながら、治療機器を触ってもらったり、エアーを当てたり、説明をしていくことで「怖くない」と理解してもらうことから始めます。お話しをする時も、膝をつき、目線を合わせて会話していきます。希望があれば親御さんにも診療スペースに一緒に座っていただきます。子どもからすると、私のことはただの知らない人ですから、まずは友達になるような感覚で接しています。

患者とのコミュニケーションが大切なのですね。

お子さんだけではなく、大人でも同じですね。初診の患者さんとは時間が許す限り、しっかりと話し合うようにしています。特に、以前歯科で嫌な思いをした方、治療に不安がある方などは、最初は1時間以上お話を伺うこともあります。誰しも歯科医院は行きたい場所ではありませんし、初診だと身構えていると思うので、話をしっかり交わすことで患者さんと仲良くなるというか、距離感を縮めるように心がけています。一方で、多忙で時間がない方や歯科医師とあまり話したくないという方もいらっしゃいますので、患者さんの希望に合わせて、当院で対応できそうなら治療を、難しいようなら別のクリニックへ紹介することもあります。費用についても、診療が終わった後に、次回どの程度の治療費が必要になるか、受付で明確に伝えていますし、治療前に費用面の希望を言っていただければ、その範囲内で治療計画を進めます。

患者と歯科医師で「きれいな歯」への思いが異なる

先生は根管治療の治療経験が豊富だとか。どんな時に根管治療が必要になるのでしょう?

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虫歯が進行して菌が歯の根っこにまで到達してしまった時に、抜歯以外の選択肢となるのが根管治療です。初期の虫歯の段階では、多くの方が虫歯に気づいていません。そこから歯の神経や血管のある部分にまで虫歯が進行したときに、強い痛みを感じるようになります。ここでも治療を受けずに症状が進んでいくと、神経が死んでしまって菌が歯の根っこの先端の部分にまで到達してしまうのです。通常はこの段階までくると、抜歯することになりますが、歯の根っこにある菌を取り除き、きれいな状態にして中身を埋めていくのが根管治療です。この根管治療は通常の虫歯治療とは異なり大がかりです。治療時の痛みがある場合もありますし、治療費もかさんでしまいます。痛みを感じた時点で皆さんが想像する以上に虫歯が進行している状態だとも考えられますので、痛くないときに受診して把握しておくことが大切なんです。

入れ歯の製作や調整も多く行っているようですね。

ご高齢の患者さんが多いこともあり、入れ歯のご相談や調整で来られる方も多いです。大学卒業後に勉強会に参加し、勤務医時代にも多くの入れ歯治療に携わってきました。入れ歯は保険診療で行えるものから自由診療となるものまでさまざまな種類がありますが、それぞれメリットとデメリットがありますし、どちらにしても違和感はあります。ですので最初は保険適用の入れ歯を使用し、それでも合わない、うまく噛めない場合に自由診療の入れ歯や、当院では行っていませんがインプラント治療を選択するという方法もあります。また、入れ歯が合わないからといって装着しない期間が長くなると、歯茎の状態や歯並びなど、口腔内のバランスが崩れる可能性もあります。入れ歯の違和感は、納得ができるまで、歯科医師に相談していただければと思います。

審美面に配慮した治療についての考えをお聞かせください。

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審美歯科を希望する時点で、強い思いがあると思っています。ですので患者さんの要望をしっかり聞き、できることを提案していきます。ただ、最初の段階で注意しているのは、私がきれいだと思っても、患者さんにとってはそうではないケースがあるということ。例えば入れ歯の製作で、歯をとにかくきれいに並べることがベストだと思いがちですが、きれいすぎて周囲の方に入れ歯だとわかるのを嫌がる患者さんもいます。ホワイトニングについても同じで、真っ白な歯が良いと思いがちですが、白すぎて嫌だという患者さんもいるんです。何より患者さんとの意思疎通が大切だと感じています。

Heart・Head・Handの3Hを大切に

こちらで掲げている「3H」について教えてください。

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私には、師匠と仰いでいる先生がいます。オンとオフがしっかりしていて、仕事については驚くくらい真摯な人なんです。その師匠から受け継いだのが、「3H」という言葉。この言葉は彼の基本的な考えを表していますし、シンプルさが気に入っていますので、当院のホームページを作るにあたって使わせてもらいました。3Hとは、思いやり、優しさ、温かさのHeart、知識や判断力のHead、臨床的技術や手技の研鑽のHandの3つの頭文字を合わせたものです。

治療をするときに心がけていることはありますか?

治療全般に言えることですが、患者さんになるべく痛みを与えないように注意をしています。例えば、歯石を取り除くスケーリングという処置。ついつい歯科医師や歯科衛生士は、歯石があるとすべてを取り除きたくなってしまいます。ただ、これをやりすぎると患者さんは痛みを感じてしまいますので、すべての歯石を一度のスケーリングで取り除くことはせず、数回に分けて痛みに配慮しながら処置をしていくようにしています。

クリニックの選び方や受診タイミングについてアドバイスいただけますか?

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クリニック選びで悩む方も多いですが、ご自宅や勤務先の近くにあるクリニックがいいでしょう。突然症状が出ても通院しやすいですから。ただ可能であれば、複数のクリニックに行き、歯科医師と話して疑問や不安をぶつけてみること。患者さんが思うような答えが出てこない場合は、別のクリニックを探したほうがいいかもしれませんね。患者さんには医療機関を選ぶ権利があります。嫌なことはきちんと断り、自分が納得できる治療を受けるようにしてください。また、長くどこのクリニックにも行っていない方は、当院でなくてもいいので、とにかく受診して、自分の口の中の状態を知りましょう。歯が1本くらいなくなっても問題ないと話す人もいますが、歯が1本なくなると、他の歯も連鎖的に悪くなることも多いんです。高齢になってからもっと歯を大切にしておけば良かったと後悔しないためにも、定期的なチェックは続けていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

【ホームホワイトニング】上顎/1万1000円、上下顎/2万2000円、マウストレー作製のみ/1万7600円、追加ジェル1本/2200円
【入れ歯治療】ノンクラスプデンチャー/8万8000円~、金属フレーム+ノンクラスプデンチャー/15万4000円~、金属床入れ歯(コバルト)/27万5000円~、金属床入れ歯(チタン)/38万5000円~

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