レディースクリニック服部

レディースクリニック服部

服部 一志院長

頼れるドクター

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たまプラーザの閑静な住宅街に佇む「レディースクリニック服部」。院長の服部一志先生が出産をメインにしたクリニックを立ち上げたいと、この地に開業したのは26年前のこと。これまで数えきれないほどの出産に立ち会ってきた。自然分娩を大切にしている同院は、妊婦がリラックスできるような配慮が至る所に感じられる。どこかの家庭に訪問したような気持ちになる入院者用のダイニングがあり、特別豪華なメニューではないが、30~50年前の日本の母親がつくっていた食事をベースに、吟味された食材で一品一品愛情を込めて手作りされている。はっきりとしながらも思いやりあふれる言葉を紡ぐ服部先生に、自然分娩のことから開業医としての役割、今後の展望までたっぷり語ってもらった。
(取材日2016年6月20日)

絶妙なタイミングと判断で道先を案内する交通整理人

―開業して26年、ご自身の産婦人科医としての仕事内容に変化のようなものはありますか?

最近の医療は“守り”の姿勢で治療を行うため、自分のスタイルと合わなくなっているような気がしています。例えば、自分の医院に来た患者さんを診察できる科を有していない場合、簡単に「○○科がある医院に行ってください」となってしまいます。私は自分のところに来てくれた患者さんは、オールマイティーに診たいと思っていますので、危ないといわれるような状態の方も受け入れたいと考えています。40歳以上の高齢出産の受け入れには、院内でも反対の声があるのですが、私は受け入れたいと思っています。当院で対応できないケースに関しては、専門の医師を紹介したり、より施設の整った総合病院などに搬送するなどの体制は整っています。このような病気の振り分けは交通整理人のような仕事ですが、私はここに来た患者さんをすべて受け入れ、的確なタイミングと判断で道先を案内する役割を果たしていきたいと思っています。

―高齢出産はやはり危険なものなのでしょうか?

若い人に比べ、危険を伴うケースが多いのは確かです。30~40年ほど前は、38歳くらいから危険と言われていたと思いますが、今は若さや体力などさまざまな要因が考えられますが、昔とは若干違っていますね。私は38、39歳あたりは普通の出産と考えています。さすがに40歳を過ぎると、より設備の整った総合病院などに搬送しなければいけないようなケースもありますが、そうなる直前までは私が診ていたいと思っています。高齢だからといって受け入れないという姿勢を取るのではなく、40歳を過ぎていてもすんなり出産する人もいます。問題なく出産できるならそれでいいのですが、うまくいかないときに頑張りすぎて、赤ちゃんを危険な状態にしてしまうのはいけないことですから、その判断のタイミングを逃さないようにするのがとても重要になります。

―開業医だからこそできることを大切にされているのですね。

総合病院は、担当する医師によって診療が異なってはいけませんから、皆が同じ治療をする必要がありますが、町の開業医はそれとは大きく異なります。専門医ではなく一般医として、患者だけでなく、家族構成など詳細な情報を含め、患者のバックグラウンドを知った上で治療方針を立てていきます。ご家族との関係性や他に子どもが何人いるかなどの状況を把握しながら退院時期を決めることもあります。これが開業医、ファミリードクターのあるべき姿だと思っています。

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