全国のドクター9,096人の想いを取材
クリニック・病院 158,815件の情報を掲載(2024年3月28日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 堺市北区
  4. 北花田駅
  5. 医療法人 谷歯科医院
  6. 谷 佳憲 院長

谷 佳憲 院長の独自取材記事

谷歯科医院

(堺市北区/北花田駅)

最終更新日:2023/08/03

谷佳憲院長 谷歯科医院 main

北花田駅から西に徒歩10分の地に「谷歯科医院」がオープンして30年余り。この地で育った谷佳憲院長は、地元を愛し、地域に貢献することを信念に仕事にまい進してきた。患者が遠方の大きな病院へ行かなくても同等の治療が受けられるように、積極的に設備投資を行っている。「利益は地域に還元する」がモットーだ。谷院長は、歯科には人間力こそが必要との考えから、スタッフを大切にし、感謝を忘れない。設備と人間力の両輪を兼ね備えたクリニックである。また、地元大学の運動部を応援する篤志家で、自身もジョギングや水泳を日課とするスポーツマン。そんなバイタリティーあふれる院長の人間的魅力に迫った。

(取材日2018年6月21日)

地域の人のために、トップレベルの診療体制をめざす

まずは、開院のきっかけからお聞かせください。

谷佳憲院長 谷歯科医院1

父がこの近くで45年開業していた内科の医師で、父の勧めがあって歯学部に進学しました。父は医師として信頼を得ていたし、地区の健康を守ってきた人間の一人ではないでしょうか。自宅兼診療所という環境で育ってきましたから、患者さんとの接し方などを自然に学んだように思います。僕は自分が育った地元に強い思い入れがあるのです。父がやってきたように、僕も医療で地域に貢献したいと思い、ここに開業しました。地区や患者さんの特性などは、この近辺で一番知っている自負を持っています。大きな野望よりも、地域に密着して、町の人を大切にしたい思いが強いです。実は今、僕の長男が研修医をしています。そして次男が歯学部に進みました。彼らも地域に戻ってきて、医療でこの地に貢献してほしいと思っているのですよ。

患者層を教えてください。

満遍なく、全世代の方が来られます。お子さんも多いですが、地域の高齢化に伴い年配の人が少し増えました。治療は主に2階で行っているのですが、高齢の方や足の不自由な患者さんは、バリアフリーになっている1階で診察するようにしています。駐車場から、車いすのままでもお越しいただける構造になっています。1階にも2階にも、歯科用CTやエックス線検査の機械を置いているのはそのためです。来院できない患者さんには往診で対応しています。これは開業当初から行っていることです。当時は往診を行う歯科医師は少なく、歯科医師会に施設から要望があったのですが、誰もやる人がいなかったので、僕が手を上げました。ニーズがあればやらなければいけないと思います。

ハイスペックな治療機器がそろっていますね。

谷佳憲院長 谷歯科医院2

設備を充実させていますが、決して自費診療をメインでしているわけではありません。診療は偏ることなく行っています。99%の患者さんが保険での診察になります。しかし、できない治療がないようにしたいと思っています。患者さんに、「ここではできないんですか?」と言われるのは納得できないんです。だから、さまざまな機器をそろえています。保険診療をきちんと行って、そこで得た利益は、設備投資に回すのが僕のポリシー。そうすれば、患者さんは大きな病院まで行かなくても済みますから。システム、治療内容、使用しているもの、すべてトップレベルをめざしています。ここに来られている限り、大学病院と遜色のない治療を受けられるようにしたいのです。ここでインプラントの手術もします。週に1度は行っていますね。その手術も、希望される患者さんには、麻酔の先生に来てもらって静脈内鎮静法で行っています。

歯科診療は人間力がなければ成り立たない

治療のポリシーについてお聞かせください。

谷佳憲院長 谷歯科医院3

すべての患者さんに納得してもらえる治療を行いたいと思っています。そのためには、自分の研鑽が第一で、知識や技術を磨き続けなければなりません。また、設備もとても大切です。例えば治療の説明をするときに、口腔内カメラや歯科用顕微鏡があれば、エックス線写真で説明するよりも画像が見やすく、ずっとわかりやすくなります。地域性を考え、どのあたりまでの治療を望んでおられるのかを的確に判断し、意向に沿うように心がけています。そして、患者さんを尊重することを忘れません。あまり強く言わないようにしています。プレッシャーをかけるようなことはしないですね。治療内容も、治療期間も、患者さんに自由に選んでいただいています。

お子さんの受診も多いようですが、気をつけていることはありますか?

お子さんの治療に関しては、保護者の方の考えを尊重するようにしています。例えば、乳歯は生え変わるわけですから、虫歯があるからといって治療しなくても良いと思っておられる場合もあります。また、子どもが泣いていても、たびたび通えないから構わずに治療してほしいという人もいれば、反対に泣きやむまで何度も来る人もいますしね。考えを尊重することで、結局長続きする治療ができると思います。それと、子どもに限らずなるべく痛くない治療を心がけています。これは気持ちとテクニック、両方がないと難しいんです。患者さんが痛そうな顔をしたら失敗で、「麻酔打ったんですか? いつ?」っていうのをめざしています。言葉かけとか触り方でハードな治療と思わせないようにするなど、経験が必要な部分だと思います。

スタッフさんの数が多いのもクリニックの特徴ですね。

谷佳憲院長 谷歯科医院4

スタッフあっての診療所だと思っています。総勢23人在籍していますが、スタッフには感謝しかありません。だから慰安の意味も込めて、旅行や食事会などたくさんのイベントを行っています。これだけ良いスタッフが集まっているクリニックはないと思っています。実は、当院のスタッフのほとんどはもともと患者さんでした。小さい時に通ってくれていて、歯科衛生士学校へ行って、うちに就職したいと来てくれた子もいます。歯科衛生士さんを集めるのは難しい時代ですが、今は9人も頑張ってくれています。先進の機械を導入してはいますが、人間力がないとこの仕事はできません。定着率も高いので、患者さんも安心してくれます。ほぼみんな地元民。地元の人間で固めた地元の診療所です。僕が顔を出さなくても、患者さんと仲良くやって、いろいろな相談事とか聞いてくれています。地区のことを知っている人間がスタッフにいるのは僕としてもうれしく助かっています。

デジタル化の流れに乗り遅れないよう、先端技術も導入

プライベートについてもお聞きします。熱中していることや趣味はありますか?

谷佳憲院長 谷歯科医院5

スポーツが大好きで、僕の1日はストレッチと体幹トレーニングから始まります。その後7時くらいから、平日は1000メートル、休日は3000メートル泳ぎます。診療後も6~7キロは走るんですよ。木曜の夕方は、長居公園でペース走の集まりがあるので、参加しています。ペース別にタイムキーパーがいて、集団を引っ張って行ってくれるので、速く走れるようになるんです。前は、トライアスロンやトレイルランニングをやっていましたが、今はアクアスロンを主にやっています。年代別の、表彰台を狙っているんです。僕の仕事は結構ハードなのですが、スポーツもこれだけできるというのを見てほしいですね。スポーツ好きなので、地元大学のスケート部を応援しています。頑張っている若い人の力になりたいと思いました。

今後の抱負をお聞かせください。

歯科の分野はデジタル化が進んでいるので、その流れに乗り遅れないように先端の技術を取り入れていきたいと考えています。例えば、白い歯のかぶせ物も、スキャニングしてモニター上で歯を作って、3Dプリンターで削り出して作ることができます。型採りも画像撮影でできますし、インプラントを入れる時も、ガイドと呼ばれるデジタル技術でより適切にできるようになってきました。型採りにしても、デジタルのほうが現状の方法よりも、患者さんは楽ですし、誤差もずっと少ないです。それらがすべて保険治療の対象になれば良いと思います。しかし、機械だけに頼るのではなく、人間とデジタルの良い面を見極めて、取り入れていくようにしなければならないと思っています。

最後に、地域の患者さんへのメッセージをお願いします。

谷佳憲院長 谷歯科医院6

地域の子どもたちには長く健康で、この地区で成長していってほしいです。生まれたばかりの頃から来てくれて、今度は子どもを連れて受診してくれる人もいます。自分が小さい時は泣いてたのに、子どもを連れて来た時は、その子に泣かないように言っている姿を見るのが、結構楽しみです。僕は地元が大好きなので、この地域で成長してもらい、そういう子どもたちの成長や歯の健康を見守り続けていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/11万円~44万円、矯正/55万円~77万円、セラミック/3万3000円~13万2000円

Access