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児島一樹 院長の独自取材記事

美しが丘メンタルクリニック

(横浜市青葉区/たまプラーザ駅)

最終更新日:2019/08/28

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たまプラーザ駅から徒歩3分。都心に通勤している方にも受診してもらいたいため、夜は午後8時まで診療しています。南国リゾートのスパをモチーフにした待合室でリラックスしてもらいたいと院長は言います。

(取材日2007年1月25日)

昔から人のお世話をして力になりたいと思っていた。

医師を目指したのはいつごろですか?

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祖父母や叔母が教師をしていて、小さいころは自分も教師になろうと思っていました。一時期は医学部に進もうと考えたこともあったのですが、東北大学工学部に入学。入学当初は、物理か数学の先生になろうか、あるいは研究者になろうと思っていました。ところが、入学して数ヶ月後に将来を考え直し、やはり医師になりたいと思いました。医師も教師も「人のお世話をする仕事」という意味においては同じだと思うのですが、辿る道が違います。私は医師という職業を通して人の力になりたいと思いました。そこで、東北大学を退学し、岐阜大学医学部に入学しなおしました。もともと私は人の話を聞くのが好きなんです。たとえば、イチローの試合を観戦するよりも、彼のドキュメンタリーを見たり、対談を聞いている方が好きです(笑)。結果よりも人がどう考え、どう行動したかに興味が湧きます。人間くさかったり、泥くさかったりするものが好きなのだと思います。それで心療内科医を目指すことになったんです。

タイの病院で働いていらっしゃいますが、その経験が現在の診療に影響を与えていますか?

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岐阜大学医学部卒業後10年間、主に総合病院の心療内科で診療をしてきました。その間に「いずれ海外で仕事をしてみたい」という思いから、病院に在職しながら米国に3ヶ月間留学しました。帰国後に、学生時代からよく旅行していた東南アジアで働きたいと思い、それまで勤務していた病院を思い切ってやめて、タイの病院に医療コーディネーターとして勤務することにしたんです。病院のマーケッティング部門で、通訳、翻訳、患者搬送、講演、営業、クレーム対応など、日本で医師としては絶対に経験できないことを体験させてもらいました。そして実際にタイの国際病院で働いてみると大きなカルチャーショックを受け、大変驚いたのを覚えています。旅行者として滞在するのと、実際に働くのとでは大違いでした。日本人と南の国の人たちの仕事に対する意識が大きく異なることを思い知りました。ものごとに対する価値観や生き方に大きな幅があることを知り、自分の考え方も大きく変わりました。

タイの大らかさを取り入れて、働く日本人の力になりたい。

タイでの経験が開業へとつながったということですか。

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そうだと思います。タイの病院で1年勤めたあと、半年間はバケーションを取りました。アロママッサージを習ったり、ダイビングをしたりしながら、自分もタイ人と同じようなのんびりとしたペースで過ごし、現地の生活にどっぷり漬かってみました。その時に「日本のビジネスマンは非常に優秀だが、はたして幸せなのだろうか?」と思いました。南の国の人たちのおおらかさを、少しでもいいから日本のビジネスマンやOLさんたちに伝えたいと思いました。そこで2005年に都心への通勤者の多いたまプラーザで開業しました。

クリニックに一歩入るとまるで南国のリゾートホテルのようで驚きますね。

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はい。タイのリゾートホテル&スパに建築家の方に同行していただき、その空間をクリニックの中に再現しました。フローリングや家具の多くは無垢のチークでできたもの。照明器具などのインテリアもタイで買い付けてきました。これらは半年かけてじっくりと作り上げました。クリニック入り口の広いテラスの雰囲気も大事にしています。お隣のフラワーアレンジメント教室にご協力いただいて、植栽のアレンジもしました。また、エッセンシャル・オイルやインセンスの香りを漂わせたり、ヒーリング・ミュージックを流すのも、患者さんに待合の時間をリラックスして過ごしてもらいたいからです。

美しい環境に惹かれてこの地を選んだ

たまプラーザを選ばれたのはどうしてですか?

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緑が美しい、落ち着いた街であることが第一です。こころの治療をするクリニックですから、クリニック内はもちろん、周囲の環境も緑が豊かな美しいところにしたかったという思いがあります。それにこの地域に住まわれている方は、日本の第一線で働かれてるビジネスマンやOLさんが多い。ストレスを感じていらっしゃる方も多いと考えられます。私はサラリーマンの息子なので、サラリーマンに親近感を持っています。実際に開業してみると、一般企業の方が当然多いのですが、医療関係の方、とくに医師、看護師の受診も多いのには驚いています。いい場所を選んだと思っています。

具体的にどのような治療をされるのですか?

まずはリラックスしていただき、ゆっくりとその方のお気持ちを伺わせてもらいます。こころの病気には様々なものがあります。うつ病、パニック障害、不眠症、社会不安障害、過敏性腸症候群など。必要があれば症状に応じて、お薬をきめ細かく処方しています。その際にはお薬について詳しく説明し、患者さんに納得していただくことをこころがけています。場合によっては、その方がお勤めされている会社の産業医に相談したり、診断書を出して、休職、異動、就労時間の制限をお願いすることもあります。もちろん、会社側に知られたくない方の守秘義務は守ります。また、バンコクの国際病院で海外駐在員の医療相談もしていたので、海外駐在ならではのお悩みにも相談にのります。将来的にはメールやテレビ電話を使った海外駐在員向けのメンタルケアサービスも考えています。身近な人には言えない悩みを第三者である専門家に話すことで、ご自分の考えをまとめたり、こころを軽くしていただきたいと思っています。一緒に症状を改善していきましょう。

患者さんに望むことは何ですか

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気を使ったり、恥ずかしがったりせず、素直なご自身の姿をそのまま出してください。それが治療への一番の近道です。お話を伺うと、ご自分を責めてしまう方が多いのですが、「自分を許してあげる」ことができたらいいなあと思います。タイ人は自分のミスにすごく寛大ですよ(笑)。最近では職場や家庭など誰でも抱えるような悩み事で受診する方が増えています。お気軽にご相談ください。

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