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松田 州弘 院長、松田 敬子 副院長の独自取材記事

松田クリニック

(横浜市青葉区/たまプラーザ駅)

最終更新日:2019/08/28

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青葉区美しが丘に、かわいらしい大きな一戸建てが立つ。1999年開業の「松田クリニック」だ。医院前の通りにはきれいな花が咲くが、これらは松田州弘院長が育てているものだというから、その穏やかで優しい人柄が伝わってくる。一方、快活な笑顔で院長を支えるのが、妻の松田敬子副院長。同院の特徴は、2人が専門性を持ち寄り、呼吸器内科、内科、皮膚科、麻酔科、リハビリテーション科と幅広い診療科に対応していること。老若男女問わず多くの人が相談に訪れ、待合室は患者でいっぱいになることが多いそうだ。それでも問診と診察を丁寧に行い、一人ひとりにしっかり時間をかけるというポリシーは変えられないという。医師としても、夫婦としても良きパートナーという2人に、息ぴったりに語ってもらった。
(取材日2017年06月01日)

何かあったら相談できる、充実の診療体制と温かな対応

こちらではたくさんの診療科に対応されていますね。

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【松田院長】私は風邪や腹痛、高血圧や高脂血症などの生活習慣病といった内科全般と、呼吸器内科を担当しています。呼吸器内科は勤務医時代の専門ということもあり、気管支喘息や長引く咳など、呼吸器系の病気で受診される方は多いですね。私自身喘息ということもあり力を入れています。
【敬子副院長】私の担当は皮膚科と麻酔科、リハビリテーション科です。もともと私は麻酔科の医師で、神経ブロック注射や内服薬を用いた痛みの治療も行っています。治療によって痛みが減ったと喜んでお帰りになる姿を見るのはとてもうれしいですね。皮膚科には親子連れでいらっしゃる方も多いです。私も2人の子育てを経験していますので、医師と母親、両方の視点からアドバイスできたらと思っています。

院長が注力されている喘息治療についてお聞かせください。

【松田院長】喘息はアレルギー疾患の一つで、基本的に完治はせず、継続的な治療が必要です。しかし中には喘息を軽く考えて、症状が強いときにだけ点滴を受けるという考えの人もいます。悪化すると命に関わる病気ですから、喘息の概念からきちんとお話しし、症状が落ち着いても安易に薬をやめないようお伝えしています。いろんなタイプの患者さんがいらっしゃいますが、ご理解いただくには根気強く伝え続けることが大切ですね。

皮膚科の診療についてはいかがでしょうか?

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【敬子副院長】皮膚科はじんましん、水虫、尋常性乾癬、老人性皮膚そう痒症など、お子さんではアトピー性皮膚炎や乾燥、水いぼ、とびひなど、いろんな皮膚疾患を診ています。子どもの頃から保湿をすることが重要で、肌が乾燥していると保湿剤を出すことがありますが、忙しくて忘れてしまったり、面倒になってしまったり、きちんと塗ってあげられる親御さんはそう多くないんですね。そんなときは「お子さんの肌は小さいうちしか触れてあげられないから、スキンシップだと思って丁寧にお薬を塗ってあげてくださいね」とお話ししています。そうするとご理解いただけることが多いです。ただ薬を出して終わりではなく、そうした面まで見守りたいですね。

訪問診療体制を拡充。ますます地域のニーズに応える

院長は訪問診療もされていると伺いました。

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【松田院長】高齢で通院できなくなった患者さんのほか、近隣の大学病院からの紹介で自宅療養へと移行される患者さんを受け入れ、人工呼吸管理や在宅酸素療法、がんの終末期ケアなどを担います。現在は、青葉区や川崎市の方が多いですね。以前は木曜午後だけだったのを、木曜丸1日を訪問診療にあてるようにしました。半日で一軒一軒回るとどうしても訪問時間が遅くなって、患者さんの迷惑になりますから。あとは午前から訪問を始めたほうが私自身、体力的にも精神的にも余裕が生まれるんですよね。今後も患者さんとご家族の意向を尊重しながら、医師としてできる限りサポートしていきたいと思います。

診療において心がけていることはありますか?

【松田院長】症状が明らかな場合を除き、問診と診察に時間をかけています。先日も長引く咳で受診された患者さんが、前の病院でもらった薬は自分に合わないから飲まないとおっしゃるんです。そこでとことん話を伺い、私の見解も前のドクターと一緒だったので同じ薬を飲むことをお願いしたら、受け入れてくださり2日後には咳が止まりました。話を聞くことはそれだけ大切なんですね。
【敬子副院長】患者さんの訴えの中には必ず診断の鍵がありますから、それを逃さないためにも話を聞くことは大事です。そしてこちらも病気や治療について話すときは、図などを示しながらわかりやすい説明を心がけています。患者さんとの信頼関係も大切ですね。それがないと治療を進めるのは難しいですし、良い治療はできませんから。特に皮膚科は治療が長期にわたることも多いので、なおさら信頼し合うことを重視しています。

心遣いあふれるクリニックづくりをなさっていますね。

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【松田院長】ウェブ、電話の両方から予約を承っています。電話予約は受付専任のオペレーターを配置して、ご高齢の方でも予約に困らないようにしました。なるべく当院での待ち時間が少なくなるよう、順番が来たら携帯電話や自宅にご連絡しています。特に小さなお子さん連れに喜ばれますね。もちろん院内でも気分良く過ごしていただきたいですから、部屋全体の香りにこだわり、処置室には無料で利用できるマッサージチェアを設置しました。お子さんが好きなビデオを見られるスペースもありますよ。
【敬子副院長】リハビリテーションルームも備え、腰痛などを訴えて来院された方にはまず麻酔科で診察・診断を行った上で、痛みを取る治療の一環としてリハビリメニューを提案しています。心地良いマッサージやはりによる施術は治療の効果を高める一助となることがありますし、何より患者さんが喜ばれるのは私もうれしいですね。

認め合い、尊重し合えるパートナー

お二人はお互いの存在をどう感じていますか?

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【松田院長】診断や治療方法、薬の種類など、複数の選択肢で決めかねているとき、自分の決断を後押ししたり、違う観点から意見をもらえたりするのがいいですね。副院長はいつも一生懸命で、仕事に対する真摯な姿勢や探究心を尊敬しています。似ている面も多く安心できる、パートナーとして最高ですよ。それに副院長に見られていると思ったら、背筋が伸ばして頑張らねばと思えます。
【敬子副院長】お互いの専門性を生かした連携ができますね。先日も、足の親指の発疹が痛いと訴える患者さんが受診されたのですが、どう診ても皮膚疾患ではなく痛風だったので院長に委ねました。院長は診療に関してとても真面目で、どんな患者さんにも絶対に手を抜きません。こちらの指導をなかなか守られないようなタイプの方にも心を込めて根気強く話す姿を見ると、すごいな、まねできないなと思います。

休日はどのようにして過ごしていますか?

【松田院長】園芸が趣味で、目の前の通りにある花壇にパンジーやアジサイなど季節の花を植えています。休診日には雑草を抜いたり、肥料をあげて耕したり、リフレッシュになっていますよ。枯れたと思ったアジサイがまだ咲いていて、「よく生きてたね」なんて声をかけていたら、通りすがりの人に驚かれたこともあります(笑)。
【敬子副院長】娘2人がそれぞれ社会人、大学生になり、子育てもひと段落ついたので、何か新しいことを始めてみようかなと思っているのですが、いろいろとやることがあって実現できてないんですよ。興味があるのは水泳ですね。私以外、家族みんな泳ぐのが上手なので、ずっと練習したいと思っています。

最後に今後のご展望をお聞かせください。

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【敬子副院長】今年度中に遠隔診療を導入する予定です。これは慢性疾患のある患者さんをはじめ、定期的なやりとりが必要な方に対して、テレビ電話を通じて診療を行うものです。ずっとここに通ってくださっていた患者さんが、転勤や結婚に伴い引っ越された後も、継続的なフォローが可能になります。
【松田院長】効率を重視するなら、問診を看護師に任せて、3分診療にして、処方箋の量も次の予約に合わせて自動計算して、すべて流れ作業にしつつ専門外のことは一切診ない。そんなやり方もあるでしょう。でも、自分のやりたい医療なの? と聞かれると違う。僕のモットーは、患者さんの話をじっくり聞いて、しっかり診ること。だからいくら頑張っても待ち時間を減らすのは難しいですし、このやり方は変えられません。これからも細く、長く診療を続けたいと思います。

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