全国のドクター14,319人の想いを取材
クリニック・病院 157,250件の情報を掲載(2026年7月08日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 京都府
  3. 京都市伏見区
  4. 淀駅
  5. 三村歯科医院
  6. 三村 善郎 院長

三村 善郎 院長の独自取材記事

三村歯科医院

(京都市伏見区/淀駅)

最終更新日:2026/05/14

三村善郎院長 三村歯科医院 main

京阪本線淀駅から徒歩7分ほど、城下町の風情漂う町並みの一角にある「三村歯科医院」。1946年の開業以来70年以上にわたり地域に根差して診療を続けてきたクリニックだ。江戸時代から続く医療者家系に生まれた三村善郎院長は、先代の父親から同院を継承。歯科・小児歯科・矯正歯科を掲げ、子どもから高齢者まで幅広く対応する。できるだけ削らない、歯髄を取らない、抜かない治療を心がける三村院長。「正しい生活習慣を身につけることが正しい歯並びにつながる」という考えのもと、小児の不正咬合の予防にも注力。幼い頃から正しい呼吸法や姿勢を身につけるよう子どもたちをサポートしている。院外での活動にも精力的に携わる三村院長に、クリニックの歴史や特徴、診療の際の心がけ、今後の展望など幅広く聞いた。

(取材日2020年5月27日)

ベッド型の診療ユニットを導入

とても歴史あるクリニックのようですね。

三村善郎院長 三村歯科医院1

父が1946年に歯科クリニックを開業しました。それ以前、祖父の代は医科だったんです。明治時代に祖父がこの地にあった医院を引き継いだのが、ここでの診療の始まり。祖父は3代目でしたので、私は歯科では2代目、医科から数えると5代目になるんです。そんな家系に生まれ育ちましたので、自然と医学の道をめざすようになりました。歯科医療に対する考え方に大きな影響を受けた先生の一人に、アメリカ人歯科医師ダリル・レイモンド・ビーチ先生がいます。その医療フィロソフィーに共感し、先生の考えに基づいた歯科診療を実践するHPI(ヒューマンパフォーマンス研究所)グループで勤務。その後、1985年に当院での診療をスタートしました。この地に腰を据えてもう35年になりますね。 

こちらのクリニックならではの特徴をお聞かせください。

フラットなベッド型の診療ユニットを導入していることでしょうか。これはビーチ先生が考案されたユニットの形で、その歴史は1960年代にまでさかのぼります。歯科治療に対して恐怖心を抱く方は多いですよね。例えば、従来の肘掛けがついたユニットの場合、恐怖心から肘掛けをつかみ、体に余計な力がかかることも。一方、フラット型なら、患者さんは力むことなく、楽な状態で治療を受けていただけるのではないでしょうか。私たち歯科医師にとってもメリットがありますね。座っている患者さんのお口をのぞき込む姿勢を保つには、かなりのエネルギーが必要。しかし、このユニットなら、無理のない姿勢で感覚を研ぎ澄まして治療に臨めると考えています。同じユニットを採用している先生のお一人は、80代の今でもフルタイムで診療していますよ。

患者層についても教えていただけますか?

三村善郎院長 三村歯科医院2

8ヵ月くらいの赤ちゃんから90代の方まで幅広い年齢層の方が来院されています。クチコミで来られる患者さんが多いのが特徴で、大阪市や大津市、奈良市など遠方からも来てくださっています。父の代から通ってくださっている方もいらっしゃいますね。高齢の患者さんも増えており、クリニックに通うのが難しい方のために訪問歯科診療も行っています。症状として最近多いのは、虫歯はないのに歯に痛みを感じるというもの。歯ぎしり・食いしばりが原因になっていることが多いですね。歯ぎしり・食いしばりのためには、まず舌を正しい位置に保つことが大切。舌の位置が低くなると噛みしめる力が強くなるため、患者さんには舌を上顎につけるトレーニングを行っていただきます。

不正咬合の予防に注力し、子どもたちの健康をサポート

小児の不正咬合の予防に注力されているようですね。

三村善郎院長 三村歯科医院3

現在、「子どもの咬合を考える会」というスタディーグループの会長を務めていまして。不正咬合の予防という観点から、子どもたちの健康をサポートすることに注力しています。不正咬合の原因の一つは、口呼吸。口呼吸で舌の位置が低くなっていると、横向きやうつぶせになって寝ることが多くなり、歯並びに悪影響が及びかねません。歯並びは、呼吸の仕方や舌の位置、姿勢など生活習慣の積み重ねによっても形作られていくもの。当院では、「正しい生活習慣を身につけることが正しい歯並びにつながる」という考えのもとに、子どもたちをサポートしています。検査や写真撮影を行った上で、舌の位置を適した場所で維持していくトレーニングなどからスタートさせていただきます。

舌の位置を正しくする必要があるのですね。

舌の位置が低いと、歯列が狭くなったり受け口になったりする可能性があり、空気の通り道も狭まります。その場合、舌の位置を上げるトレーニングをすれば、空気の通り道が広がり、歯並びも改善に向かいます。しかし舌はとても敏感ですので、上顎の歯列の幅が狭まっていると、歯の尖った部分に当たって舌をうまく上げられないケースも。そうした状態では、歯列を広げるための矯正治療をせざるを得ません。そのため、幼い頃からお口のトレーニングを始めることは大切だと考えています。舌の位置を正しくし、歯並びを良くするためには、母乳で育児を行うことも大事なんですよ。育児中のお母さんがおみえになったら、そうしたアドバイスもしています。

診療の際にはどんなことを心がけていますか?

三村善郎院長 三村歯科医院4

皆さんが歯科に抱いている不安を和らげるよう心がけています。また歯科用CTを活用して精密に検査をして、治療の精度を高めていくようにも努めています。歯はいったん削ると再生しませんので、できるだけ削らない、歯髄を取らない、抜かない治療も心がけています。歯を残すために、割れてしまった歯を口の外に取り出し、修復してから元の場所に戻すという方法を取ることもあるんです。歯科医師として、歯の治療を通して少しでも患者さんの健康に寄与したいという思いは強いですね。当院では方眼マット式のスクリーンも備えていて、矯正治療の際にはそのスクリーンを背景に患者さんの全身を撮影。体のゆがみなども調べた上で治療を進めていきます。

歯の健康を保つため、正しい生活習慣を心がけてほしい

クリニックの外では、さまざまな勉強会などにも熱心に携わっていらっしゃいますね。

三村善郎院長 三村歯科医院5

「子どもの咬合を考える会」での活動に加えて、矯正に関する勉強会に参加したり、アメリカの勉強会ではレーザーについて学んでいます。これらの活動の他に、奈良女子大学や龍谷大学の栄養学科での講義にも招いていただきました。生涯勉強を続けるのが、医療に携わる者の使命。勉強を止める時は引退する時と考えています。新たな知識や技術を治療に還元し、少しでも患者さんの健康のお役に立てれば幸いです。

先生ご自身の健康法を教えていただけますか?

就寝時にはあおむけに寝て、正しい舌の位置を保つよう心がけています。舌が上顎につく状態を保ち、口を閉じて寝るよう心がけているんです。ほかに、最近は忙しくてあまりできていませんが、スキー検定2級を持っていまして。冬にはスキーをするなど、適度に体を動かすようにも努めていますね。

今後の展望についてお聞かせください。

三村善郎院長 三村歯科医院6

治療を行うことで患者さんが健康になり、感謝していただけると喜びを感じます。今後はより早い段階から子どもたちの健康をサポートするため、育児中のお母さんたちの指導にもいっそう力を入れていきたいですね。現在、2つの保育園の嘱託歯科医を務めさせていただいていまして。そのうちの1つでは、もう20年以上診させていただいています。そうした活動を通して、お子さんのお口の現状について気づかされることも多いですね。

最後に読者に向けたメッセージをお願いします。

形態は機能によって作られるものだと考えています。つまり、普段の生活習慣の積み重ねが現在のお口の状態を形作るのに影響するんです。ですから皆さんには、呼吸の仕方や姿勢など正しい生活習慣を心がけることが歯の健康につながるということを意識していただきたいですね。あまり知られていないのですが、上を向いて鼻呼吸で寝られない方でよく見られる症状が、夜間トイレのために頻繁に起きること。通常、深い睡眠の際には抗利尿ホルモンが分泌されて尿量が減少するため、何度もトイレに行かなくて済みます。ですが、夜間頻尿などの原因がお口にある場合も考えられるんです。そうした悩みをお持ちの方も、どうぞお気軽にご相談にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正治療/検査5万円、施術60万円~