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織田 和博 院長の独自取材記事

織田歯科医院

(京都市伏見区/近鉄丹波橋駅)

最終更新日:2021/10/12

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近鉄丹波橋駅から線路沿いに歩くと、入口の花壇や緑がきれいに整備された「織田歯科医院」が見えてくる。30年にわたり地域の歯科医療を担ってきた。織田和博院長は、話し好きで聞き上手だが、相手の気持ちを尊重し踏み込みすぎないスタンスを大切にする、誠実さを感じさせる人柄だ。そして自身に対する厳しさを、時に笑いを交えながらさらりと語り、さまざまな学びの機会や患者との出会いから、歯科技術のみならず人間としての成長をめざす姿勢を持ち続ける姿が印象的だった。今回は、そんな院長に同院の診療について聞いた。

(取材日2021年5月19日)

患者の納得と安心の上で治療を進めている

クリニックを開業されるまでのご経歴を教えてください。

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この伏見の地に生まれ育ちました。父は歯科医師でしたが、歯科医院を開業せず大学で教職と研究の仕事に専念しておりました。父からは歯科医師をめざせと聞いた覚えはないのですが、幼稚園の卒園アルバムには「将来は歯医者さんになりたい」との聞き書きがありますので、歯科医師という職に幼い頃から憧れをもっていたのだろうと思います。大阪歯科大学卒業後、岡山大学の医局に入り臨床についての基礎的研究に従事したのち、大阪市内や京都市内で勤務医として勤めさせていただき臨床医としての修業を重ね、1989年に開業しました。

開業から30年以上とは思えないほど清潔で、ナチュラルな雰囲気の院内ですね。

2011年に改装しました。以前から心がけてきた感染予防・医療安全をさらに向上させるため、器具の滅菌・消毒設備を刷新し保管のエリアを充実させました。さらに、昨今の事情を鑑み、感染予防の徹底のため、昨年には換気性能を向上させるため空調設備も改装しました。また、診療室内でも、山小屋やバンガローで過ごす時のような穏やかな気持ちで、患者さんも私たちも過ごしたいとの願いを込めて木目を基調にしました。森や山、海や島、アウトドアに憧れがあるんです。

患者さんにはどのような方がおいでなのでしょうか。

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当院は住宅街にありますので、近隣の方々がご家族ぐるみでおいでいただきますことが多いです。おかげさまで近鉄・京阪丹波橋駅も間近、国道24号線も至近、駐車場も完備してますので、比較的遠くからもおいでになります。長年にわたり、点検・クリーニングのために定期的に通われる患者さんも多いです。その際、状態に応じた私や歯科衛生士によるアドバイスは、虫歯や歯周病など口腔疾患の悪化や発生を未然に防ぐために大切と考えています。そのことを患者さんも理解されているため、長期にわたり定期的にお通いいただいているのだろうと思います。定期的な点検・クリーニングにおいでいただいている方々は、気になることがあればご来院になる、あるいは我慢できなくなってからご来院になる患者さんと比較して、口腔環境が悪化することは明らかに少ないというのがわれわれの実感です。

スタッフは何人おられますか。

歯科衛生士が3人おり、他に歯科助手・受付を勤めてくれる方もおります。歯科衛生士で最も長くおられる方は27年、他の方も21年、14年と長く勤めてくれています。定期的な点検・クリーニングは、なるべく同じ衛生士が担当させていただくよう配慮しています。通院患者さんからは「私のこれまでの経過や口の状態をよく知っていただいている歯科衛生士さんに、長年にわたり担当していただけるので、安心して通えます」とのお声をいただきます。私の目から見ても、患者さんと当院の歯科衛生士との信頼関係は厚いようです。この歯科衛生士担当制のおかげで、患者さんのお口の状態の変化に歯科衛生士が気づきやすい利点もあります。そういう発見ごとに歯科衛生士からの報告がありますので、その時には、患者さんと私、そして担当歯科衛生士とお話し合いを持ちまして、最善と思われる改善策を見つけて、患者さんの納得と安心の上で治療を進めています。

患者の言葉に力をもらって生かされている

入れ歯の作製に力を入れておられるようですね。

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よく噛めない入れ歯は誤嚥性肺炎につながる場合もありますし、食事や会話も楽しめないですよね。入れ歯が良くなれば人との交流も積極的にできて、家に引きこもらず充実した生活を送れるのではないかと思います。口や歯の健康は、心身の健康と密接につながっています。現代では、高齢化社会も超高齢化社会となり、以前よりも多くの基礎的全身疾患とともに、歯や義歯に不調を抱えておられる方は増しておられるように実感しますし、そのため歯科治療の難易度も高くなっています。義歯作製のみならず歯科全般にわたり、技術を向上させるという努力を怠らぬようこれからも精進してまいります。

勉強会も発足されたことがあったのですね。

開業当時には、不幸にして歯を失われるのが比較的早い方が、私の歯科医院近隣にも多くおられました。当時、入れ歯を適切に作製するという技術が浸透していなかったため、お困りの方がたくさんおられたのです。そのような方のお役に立ちたい、快適な入れ歯を作りたいとの志を同じくする歯科医師・歯科技工士の方々と義歯作製の研究会を発足させました。そして素晴らしい義歯作製に取り組んでおられた、渡辺宣孝先生と出会い、研究会メンバーは先生の薫陶を受け勉強に励みました。それらの経験が血肉になって当院の治療の今があります。

印象に残っている経験を教えてください。

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以前、長く診させていただいていた、90歳近くまでご家業をされていた患者さんがおられます。その方から人生の厚みを感じさせるお話をいつも頂くため、来院されるのを楽しみにしていたのですが、だんだんと歩いて通院されるのがおつらくなられた時、義歯を作製する必要が生じました。お口の筋力の衰えなどのため作製は難渋を極めました。作製が容易な状態でないことは、患者さんにも伝わったようですが、結果はご満足していただける義歯となりました。軍歴のあるこの患者さんからは「今回の義歯作製へのご努力は、一生忘れません」との言葉とともに敬礼を頂きました。この患者さんに限らず、患者さんの言葉・ご評価を頂いて、私は生かされているとよく思うのです。

健康で長寿な人を増やしていくのが終生のテーマ

休日はアウトドアでお過ごしなんですね。

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普段は、体力向上と心身の健康増進のため、ほぼ毎日、自転車で走ったり、ランニングしたりしています。休日は淡路島や琵琶湖を1周サイクリングに出かける時もありますし、一年に一度はフルマラソンに出場します。何歳まで完走できるか挑戦中です。1人でキャンプにも出かけます。1人だと見知らぬグループの輪に誘ってもらえる機会が多いんです。自然に出会うだけでなく、旅先で出会った方々の暮らしや経験談を聞くこともあります。環境の違う方からお伺いする話は、興味深く楽しいですね。

今後の展望をお聞かせください。

長寿の方は増えたけれど、何かしらの病気をお持ちで、お医者さん通いをしている方が多いように思います。私の仕事は直接的には歯科医療ですが、その中で健康の相談を伺ってアドバイスというか世間話なんかしながら、元気な人を増やしていきたいですね。日頃から適正な食事や運動励行などに心がけているのも、健康でありたいという私の個人的な願望にとどまらず、あふれるほど多い健康情報の中から実践を通じて検証し、毎日出会う患者さんにお伝えして、皆さんとともに真の健康に近づきたいと願うからです。当院の待合室には、「これは、健康を保つためによい情報が掲載されている!」と思える書籍を選んで、無理に知識を押しつけることがないようさりげなく置いてあります。来院される方々に、手に取って参考にしていただきたいと願っています。皆さんとともに元気に暮らしていきたいですね。

読者へメッセージをお願いします。

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若い頃、有名な臨床家が語る「初めは、どんな病状も私なら治せると思いあがっている。そして間もないうちに、病の存在の強さに打ちのめされる日々が訪れ、自分は無力であることを思い知る。誠実に奮闘し続けるうちに、いくらか世間の人々のお役に立つことがあることを自覚できるようになる。だがその頃には老齢に至り活動がままならない」という言葉を聞いたことがあります。その言葉の意味するところを、今の私はよくわかります。これまで取り組んできました歯科医療のおかげで、私自身人間的にいくらかは、成長できたことに感謝しております。これまで得てきた技術や知識を生かしつつ最新の技術も取り入れ、より安心の歯科治療の提供をたゆまずめざしていきたいと思っています。

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