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鈴木 滋 院長の独自取材記事

ひまわり歯科医院

(名古屋市緑区/神沢駅)

最終更新日:2019/08/28

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神沢駅、地下鉄1番出口から徒歩6分。大通りに面したビルの1階に「ひまわり歯科医院」はある。まもなく開院から20年を数えるが、改装を行っていることもあり、院内はきれいだ。待合室は通りに面して大きな窓があり明るい雰囲気。一角にはキッズコーナーもある。診療科目は虫歯や歯周病治療などの一般歯科、小児歯科、インプラント、ホワイトニング、審美歯科、矯正、さらに訪問診療と、ほぼどんなお口の悩みにも応えてくれる。鈴木滋院長が特に力を入れているのが予防歯科だ。診療室とは別に予防歯科専用の予防室があり、1時間かけてじっくり歯磨きトレーニングや歯ぐきマッサージを受けることができる。「歯科医院は虫歯にならないために通うところ」と強調する鈴木院長に、予防歯科の大切さを中心に話を聞いた。
(取材日2016年6月30日)

歯科医院は、虫歯にならないために通うところ

開院から、来年で20年ですね。

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当院は1997年6月に開院しましたから、2017年でちょうど20年になります。どうすれば患者さんが2度と歯で困らないようにして差し上げられるか、常にそれを考えながら診療を続けてきました。私は愛知学院大学歯学部を卒業後、いくつかの開業医に勤務し、広く一般歯科の知識と技術を学びました。最初の頃は、虫歯を治せばいいんだと思っていました。でも、いくら虫歯を治しても、患者さんはまた虫歯になるんですね。そのうち失った歯を補うために義歯になる。そういうことを繰り返すうち、次第に、できた虫歯を治すより、もっと予防に力を入れたい、自然歯を残してあげたいと思うようになりました。でも、どこの歯科医院でも予防は行っていなかったので、それなら、と開業することにしたのです。だから当院では予防に力を入れています。

予防とは、具体的にどんなことをするのですか?

1つ目は、歯ブラシ指導です。歯磨きがきちんとできないのに、何をやっても効果は出ません。まず患者さん自身がきちんと磨けるようになることが大切です。初診の方には歯磨き指導だけで1時間くらいかけますよ。2つ目は、食事指導です。砂糖の取りすぎは虫歯につながってしまうので、気を付けるように指導します。私自身、3、4年前にダイエットを行い、細胞学や栄養学を学び、成功した経験から、食事指導を行うようになりました。3つ目は、クリーニングです。患者さん自身では取り切れない汚れをクリニックで取り除きます。4つ目は、マウスピースです。歯ぎしりによる歯のダメージを防ぎます。これら予防の4本柱は、患者さんの生活スタイルに合わせて、使い分けたり、バランスを変えたりして行っていきます。また、歯周病がひどい患者さんには、顕微鏡でチェックしながら、内科的治療を行うこともあります。

予防室というのは珍しいですね。

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開業時はなかったのですが、やはりしっかりと予防をやっていきたいという思いから、予防室を作りました。予防室は予約制で、1時間かけてしっかりとお口の掃除をしています。まず歯ブラシのチェックと掃除から始まり、隅々まで磨けるように歯ブラシの練習をしていただき、最後に歯科衛生士が指で歯ぐきのマッサージをして帰っていただきます。歯ぐきマッサージを継続するうち、血行が良くなり、歯ぐきの色も良くなってきます。患者さんにはここで歯ブラシの選び方から使い方まで知識と技術を覚えて、どんどん口腔清掃のレベルを上げていただきたいですね。予防室のインテリアはスタッフが考えて、リラックスできる空間にしています。

歯科医師は提供する技術力で患者の納得を得る

特に歯磨き指導に力を入れていると伺いました。

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歯磨きは毎日行うものですから、当院では患者さんが歯ブラシを正しく使いこなせるように、歯磨き指導に力を入れています。歯ブラシの毛が動く方向と、ブラシの持ち方による力のコントロールについて、例えなどを使って、わかりやすく説明するように心がけています。しかし、特別な歯磨きの仕方を教えているというわけではありません。むしろ、歯の毛先で磨きましょうだったり、磨き残しがないようにしましょうだったり、「あたりまえ」の歯磨きの仕方なんです。歯ブラシも特別なものではなく、普通の安価なものを使っています。ただし、「あたりまえ」の歯磨きを患者さんがしっかり実行できるようになるまで、歯磨き指導はきちんと行います。ゴールは、患者さんの健康が続くこと。スタッフともそのゴールを共有して、技術をしっかり身に付けたうえで、指導に当たっています。

診療でのモットーは何ですか?

歯科医師というのは、患者さんのお口の健康のための正確で誠実な道具であるべきだと思っています。歯科医院は技術を提供するところです。言葉で「予防は大事だよ」と言うよりも、きちんとした技術で磨いてあげれば「本当にきれいになる」とはどういうことか、患者さんに伝わると思うのです。だから私は、集中してきちんと作業できる環境づくりにこだわります。治療室は私が集中できるような構造にしているし、予防室のイスは歯科衛生士が作業しやすいように、治療室と同じ性能の高いイスを入れています。また、スタッフの歯磨き技術がきちんと維持できているか、毎年、私がスタッフの口の中をチェックするようにしています。だから私のモットーは、患者さんに納得していただける技術レベルを維持することと、良い仕事ができる環境をつくることです。

スタッフ教育はどうされていますか?

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毎日8時間も費やす仕事の時間は、絶対に楽しくなくてはいけないというのが私の考えです。だからスタッフも、仕事を一生懸命やってくれるなら、なるべく自由にやってもらった方がいいと思っています。あれこれ口を出すのではなくて、ちょっと方向性がずれてきたかな、というときにだけ少し修正するのが私の仕事だと思っていますね。責任もあるし大変なんだけれど、自分で考えてやりたいようにやれば、仕事って楽しいはずですなんですよね。スタッフは予防室に置く小物を考えたり壁に貼る掲示物を作ったり、いろいろ工夫してくれています。当院では接遇マナーを私が指導することはありません。ただ一生懸命やること、ベストを尽くすこと、技術を常に磨くこと、これは徹底してやってもらっています。

タービンの交換にオゾン水の導入。滅菌システムを徹底

院内の滅菌に力を入れていると伺いました。

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歯科業界では「タービンの滅菌をすれば、滅菌の8割は達成できている」と言われるくらい、タービンの滅菌というのは重要です。タービンとは、患部を削るときに歯科医師が手に持って使う器具のことです。当院ではタービンだけで何十本もそろえていて、患者さんごとに毎回、滅菌されたものに交換して使っています。また、当院ではオゾン水システムを導入しています。うがいや洗口で使う水、タービンから出る水、スタッフの使用する水など治療に関わるすべての水にオゾン水を使用しています。オゾン水の殺菌力は塩素の7倍です。しかも除菌後に水と酸素に分解され、人や環境に優しい水です。

歯科医師を志したきっかけを教えてください。

私はこの地域の出身で、今は住宅街になっているところが山だった頃も知っています。子どもの頃から自然科学分野への興味が高く、宇宙科学や海洋学などの研究者になりたいと思っていました。その中のひとつとして、人体に関わるものもいいな、と漠然と考えていました。母方の祖父が歯科医院を開業していて、ときどき祖父の家に行ったときに歯科医師の仕事を見たりしているうちに、歯医者も面白いかな、と興味を持ったのが最初でした。大学を卒業した後、開業医での勤務医を経て自分で開業を考えたとき、どうせなら地元でと思いこの地に開業することにしました。

読者へのメッセージをお願いします。

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当院では予防を中心に、患者さん一人ひとりにじっくり時間をかけて治療や予防に取り組んでいます。予防をしっかり行うと、虫歯も歯周病もほぼ防げるんです。歯科医院で月1回いくらきれいにお口の清掃をしても、患者さん自身がホームケアでしっかり歯磨きできなければ意味がありません。だから当院では、患者さんのホームケアのレベルアップを第一に考えています。予防というのは歯医者と患者さんがお互いに協力しながらやっていくことだと思っています。最初は虫歯だらけで来院されて治療に1年以上かかった患者さんが、その後10年以上、予防しかやっていないという人も珍しくありません。歯科医院は虫歯にならないために通うところと思ってください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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