高田 敬一 院長、高田 翔 副院長、高田 里美 先生の独自取材記事
高田歯科医院
(宇都宮市/宇都宮駅)
最終更新日:2026/01/13
1958年開業。美術館にもほど近い閑静な住宅街にある「高田歯科医院」は、開業から67年を迎える地域に根差した歯科医院だ。広い院内には患者や画家の手による絵画が飾られており、アットホームで温かな雰囲気を感じさせる。同院では、高田敬一院長、高田翔副院長、高田里美先生の3人の歯科医師がそれぞれの特徴を生かしながら診療を展開。幅広い症状に対応し、地域住民の口の悩みに応えている。スタッフとともにチームワークで歯科診療に取り組む3人の先生に話を聞いた。
(取材日2025年12月4日)
自分の家族にしてほしい治療を患者に
歴史ある歯科医院と伺いました。

【高田敬一院長】私の父も歯科医師で、妻も歯科医師。息子の翔副院長が、妻の里美先生と一緒に2025年4月から当院で勤務を開始してくれて、充実した布陣となりました。歯科医師も3代目なら患者さんも3世代4世代にわたって通ってくださっているご家族も多く、たいへんありがたいですね。当院は1958年の開業以来、町の歯医者さんとして地域住民の皆さんの口腔内の健康維持に力を尽くしてきましたが、これからもより一層それぞれの専門性も生かしながら、より良い医療をご提供していきたいと思っています。
それぞれ異なる得意分野をお持ちだそうですね。
【高田敬一院長】3名とも虫歯や歯周病治療、かぶせ物、入れ歯など患者さんのどんなお悩みにも対応しますが、私は歯の内部まで治療する歯内療法や審美歯科、翔副院長がインプラント治療や顎関節症、里美先生が高齢者の方に多い嚥下や口腔ケア、お食事などのお悩みに応えることを深く勉強し、それぞれ得意としています。私自身はこちらで勤務し始めた頃から、予防歯科にも取り組んできました。今ほど予防の考えは世の中に浸透していなくて、あまり認知度は高くない状況でしたが、虫歯や歯周病にしないために歯科医院で定期的にクリーニングすることの重要性を根気良く患者さんにお伝えしてきました。幸いにも患者さんにご理解いただけて、当院にはメンテナンスを目的に通ってくださる高齢の方もとても多いんです。とてもうれしいことですね。お口の中の良い環境を維持できると、お年を召してからもお食事やおしゃべりを楽しめることでしょう。
審美歯科にも早くから取り組まれているとか。

【高田敬一院長】友人の歯科医師と一緒に審美歯科BTA研究会を立ち上げて活動しています。こういった活動の影響などもあり、特に歯肉のラインにこだわったセラミック治療に力を入れています。その他、「痛み」に関しても、どう痛みを少なくできるかということをずっと意識して治療を行ってきました。そんな中で最も重視してきたのは、患者さんには自分の家族が受けたい治療を行うこと。私たちは患者さんの幸せのために歯科医師の仕事をしているので、その姿勢を大切に持ち続けたいですね。
専門性にこだわった治療をかかりつけの歯科医院で
翔副院長はどういった理由で歯科医師になられたのですか。

【高田翔副院長】特に親から歯科医師になるように言われたことはないのですが、小さい頃から両親の姿を見ていたからでしょうか。自然とこの道へ進みました。ここで歯科医師になることを思い描いていたので、こうして一緒に診療することができ、うれしいです。大学病院ではインプラント治療と顎関節症について専門性を高めてきました。インプラント治療は外科手術であり、費用も高額なためハードルが高いと感じられますが、他の治療では得られない機能回復を可能にし、歯を失った方のQOL向上に大きく貢献します。時間と費用はかかりますが、それだけの価値がある治療法です。材料や施術方法などは多岐にわたりますが、専門的に学んだ立場から、安全面にはこだわって選んでいます。顎関節症は関節だけでなく、周囲の筋肉に原因がある場合もありますので、適切な検査・診断にこだわりながら、治療を進めています。
里美先生は高齢者対応を専門に取り組まれてきたそうですね。
【高田里美先生】私は小さい頃から祖父母と一緒に暮らしていたこともあり、超高齢社会の中で高齢の方が歯科医療から取りこぼされないようにしたいとの思いから、高齢の方を対象にした歯科の勉強を続けてきました。大学院では入院している手術後の患者さんや、訪問診療も経験しました。術後すぐの患者さんは、すぐに術前と同じお食事を召し上がることはできません。体の回復具合に合わせ形状や粘度を微調整することが必要です。またご自宅で最期までご自分らしく生きるためにも、寝たりきりなどの状態でも口腔ケアやお食事はとても大切。例えば寝たきりでも体の角度や向き、形状形態の工夫でお食事は楽しめますし、日々の口腔ケアで機能の維持を図ることも可能です。また具体的な希望があるなら、それに近づける努力もできます。何かお悩みがありましたらぜひご相談ください。
翔副院長が日頃の診療で気をつけていることは何ですか?

【高田翔副院長】基本的に医療における意思決定は患者さんがされるものだと思っています。私たちは、正しい情報を整理してわかりやすくお伝えすることが使命。メリットもデメリットもしっかりお伝えして選んでもらうようにしています。その大前提として患者さんが求めていることを丁寧に伺って、一番近いものをご提供したいですね。とはいえ、患者さんご自身がうまく言葉にできないこともあれば、お考えがまとまっていないこともあるでしょう。本当に患者さんの幸せになることを、患者さんと話し合って見つけていければと思います。そして私たちがめざしていくべきことは、患者さんのお口の中の環境をより良くして、お食事も含めた生活の質(QOL)をいかに上げていくか、ということだと思っています。
これまでの歴史を大切にしながら、さらに進化を
院長から見て翔副院長や里美先生はどうですか?

【高田敬一院長】私にとっては新しく革新的と思われる技術も、翔副院長や里美先生にとっては大学でしっかり習った確立された既存の技術。私がその黎明期から知っていて、改良され成熟した技術へと成長する過程も知っていますが、彼らにとってはすでに確立されたもの。そのスタート地点の違いがありますね。私が二人に教わったり、こちらから相談することも多いんですよ。さすがに経験値では私のほうが断然上ですが(笑)。二人が当院の診療に加わってくれて本当にうれしいです。
翔副院長から見て、院長や里美先生の尊敬する点は何ですか?
【高田翔副院長】院長は圧倒的に経験値が違います。治療の観点はもちろん、患者さんの心をつかむような話をするので、コミュニケーション能力の高さにも感心します。里美先生は専門知識、特に高齢の方の全身管理などの知識も経験も豊富で、仕事ができるのはもちろんですが、気配りが素晴らしいですね。歯科医院はスタッフを含めたチーム力で取り組む職場です。私もスタッフのことは大切に思っていますし、コミュニケーションも取ろうとしていますが里美先生にはかないません。院内の雰囲気を明るくしてくれていて、本当に感謝しています。
読者へのメッセージをお願いします。

【高田翔副院長】今の当院の診療体制はたくさんの患者さんの信頼の上に成り立っていると考えています。それを核に私たちらしい新しい要素を取り入れて進化させていけたら、と思っています。患者さんに適した医療をご提供することを第一に考えていますので、ご希望や思いをぜひお話しください。
【高田里美先生】当院は歴史がある分、患者さんの治療履歴などもわかりますので、より良い対応ができると思います。今後通院が難しくなり訪問に切り替わっても、しっかり管理できると思いますので、今後は訪問診療にも取り組んでみたいと思っています。一生を通じておいしく食べ楽しくおしゃべりできるようお手伝いをさせていただければありがたいです。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/50万円~、セラミッククラウン/8万8000円~ ※症例により異なりますので詳しくはクリニックへお問い合わせください

