全国のドクター8,980人の想いを取材
クリニック・病院 160,879件の情報を掲載(2021年8月01日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市都筑区
  4. 北山田駅
  5. 医療法人明澄会 しまもと眼科
  6. 島元 理光 院長

島元 理光 院長の独自取材記事

しまもと眼科

(横浜市都筑区/北山田駅)

最終更新日:2020/04/01

10608 1

グリーンラインの北山田駅から徒歩約12分、港北ニュータウンの北寄りにある「しまもと眼科」は、地元住民だけでなく、クチコミにより近隣の地域から訪れる患者も少なくないという眼科クリニック。同院は「わかりやすい説明」を重視しながら、白内障の日帰り手術や緑内障の診療に注力している。画像を使った丁寧な説明で患者が納得した上で治療を行うことをモットーに、「何のために行うのか」を明確にすることが自分自身のやりがいへとつながっていくと話す島元理光(しまもと・りこう)理事長。スタッフとともに地域に根差した丁寧な医療を提供している中で感じる、患者への想いやスタッフとのチームワークについてなどを聞いた。
(取材日2019年8月2日)

白内障や緑内障をはじめ眼科全般を網羅

どのような患者が多いのでしょう?

1

高齢の方が増えてきましたね。白内障の日帰り手術に関するクチコミにより、白内障が心配だと相談に来られる方や、手術希望で足を運ばれる方は多いです。白内障手術を得意としていることが定着してきたからか、近隣の方のみならず青葉区、港北区、宮前区など広い範囲からいらっしゃっています。また、私がもともと大学で緑内障を扱うグループに所属していたこともあり、緑内障の検査や治療を希望する方もじわじわ増えてきました。とはいっても、まだまだお子さんの多い町なので小学生の患者さんもたくさん来ています。意識の高い親御さんが多く、学校の眼科検診で指摘されるとすぐに眼科を受診させているようです。都筑区はそうしたお子さんの受診率が高い地域ですね。

こちらではどのような治療が受けられますか?

日帰りの白内障手術を行っています。当院では超音波白内障手術を実施しており、麻酔後、目を数ミリ切開して機械を挿入し、超音波で濁った水晶体を砕いて吸い出し眼内レンズを入れるという方法で、手術そのものは20分程度で済み、手術当日の患者さんの院内滞在時間は下準備や着替えなど含めて1時間半程度です。緑内障治療のメインの方法は眼圧のコントロールで、毎回の診療時には、その眼圧で症状が進行していないかをチェック。症状の進行度合いによって手術になる場合は、信頼できる提携病院をご紹介します。その他、糖尿病網膜症、ドライアイ、ものもらい、花粉症やアレルギー性結膜炎、お子さんの斜視や弱視など、一般的な眼科疾患には幅広く対応しています。瞼のけいれんがひどい場合は、筋肉を弛緩させるためボツリヌス毒素製剤注射も行っています。

設備面での特徴はありますか?

20190821 2

1つは、手術室を設けているということ。正直な話、開業時に税理士さんには「採算が取れませんよ」と止められたのですが、せっかく身につけた技術を地域で役立てたいと思い、忠告を聞かず設備を導入してしまいました(笑)。緑内障の自動視野計は大学病院との連携のため、大学と同じ物をそろえたほか、眼底の断層を撮影するOCTもあります。これまではOCT検査だけのために大学病院へご紹介することもありましたが、わざわざ患者さんに遠くまで足を運んでもらわなくてもよくなっただけではなく、OCTの導入によって緑内障の診療はもちろん、全体の診療レベルが上がったように思います。また、外来の混雑の緩和のために、携帯電話やパソコンによる予約順番待受システムも導入しています。

スタッフとのチームワークでわかりやすく丁寧な医療を

最近、目立つようになった疾患などあればお伺いします。

3

コンタクトレンズがインターネットで気軽に買えるようになり、ますますトラブルが増えています。当院にも、重症化してから来院され、「インターネットで買ったので眼科には行ったことがない」と言われるケースがよくあります。コンタクトトラブルは最悪の場合、角膜潰瘍で失明することもあり、特にカラーコンタクトレンズには注意が必要です。カラーの模様部分は多くの場合酸素を通さないというだけでなく、化学薬品である色素が目に溶け出してさまざまなトラブルを引き起こすことも少なくありません。眼科医師としては常用は避けていただきたいと思いますが、まずはお近くの眼科でどう使っていくか尋ねてみることを強くお勧めします。そして、3ヵ月に一度は定期検診を受けていただきたいと思います。

患者への対応で心がけていることはありますか?

自分たちのやっている仕事は、それが何のためなのかを常に考えるということです。目先のことばかり考えていると人はいろいろなものを見失います。例えば、朝何時に起きてある場所に行き、勉強をする。これだけでは、非常につまらないと感じるものです。でも、朝早く起きてそこに行くのは何のためかというと、緑内障の治療法を習得するためだとします。さらに、それは緑内障による失明者を減らすためであり、世の中を幸せにするためというように、「何のため」を追っていくと、視野がどんどん広がり、自分が大事な仕事をしているのだとわかるようになります。実は私も、医師になった当時は毎日の診療を創造的ではないと感じていましたが、ある医師から「医師は、人の健康を創造するクリエイティブな職業だ」と言われて、広い視野から見たこの仕事が、楽しく感じるようになりました。

スタッフへの指導や教育はどのようにされていますか?

20190821 4

実はやっていなくて(笑)。当院は20年来のスタッフもいて定着率がすごく良いんです。みんなで仲良く仕事ができているので、居心地は良いと思います。私が何か特別に指導しなくても、スタッフは皆、人柄が良く人と接するのが好きで、お子さんにも年配の方にも優しく接してくれています。僕は診察して帰るだけ。細かいことは言わずポイントだけを押さえて何でも任せているんです。仕事中わからないことがあれば、後輩のスタッフが先輩スタッフに教えてもらっていたりして、雰囲気がとても良いですね。クリニックには健康な方が来るわけではありません。それを念頭に置いて、患者さんを明るい笑顔で迎え入れてくれていますね。

眼科診療を通じて地域医療に貢献

眼科医師を選んだ理由をお聞かせください。

5

まず、内科系か外科系かでいうと、手術をして自分の手で結果が出せる外科系、メスを握る仕事がしたいと思いました。それに、子どもの頃から細かいことが好きで、顕微鏡を使って手術をしているドクターの姿に憧れがあったんです。顕微鏡を使って手術する科といえば、脳神経外科、整形外科、眼科。実は最初、目だけを専門にする眼科は領域が狭すぎるのではないかと思ったのですが、大学の先輩に話を聞いたところ、新しく研究できる余地がまだまだ残っている、すごく深い世界ということがわかり、よし、やってみようという気持ちになりました。当時の眼科の教授が、非常に人柄が良く、「こういう先生のもとで研修を進めたい」と感じたことも大きかったように思います。

診療後や休診日はどのように過ごしていますか?

趣味でサックスやパーカッションを演奏しています。昔から音楽が好きで、中学時代はブラスバンド部、大学ではクラシックオーケストラとブルースバンドに所属していました。サックスは、テナー、アルト、ソプラノも全部やります。家では夜中でも、演奏ができる専用の地下室を造りました。最近は、演奏だけでは物足りなくなり、リペアの技術を習得しようと思って、専門の先生から学んでいます。時間があれば、サックスをばらしては組み立てていますね。また最近は、地域の認知症予防カフェなどでも演奏会を行っています。家に閉じこもりがちな高齢の方が外へでるきっかけとして、歌っておしゃべりしてお茶を飲むといった場で演奏しています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

20190821 6

今日の続きで明日があるのですから、それを地道に続けていきたいと思っています。白内障手術が怖いという方もいらっしゃいますが、医学の進歩によって、白内障手術で患者さんにかかる身体的な負担は非常に軽くなってきました。また、緑内障は自覚症状がほとんどなく、40歳を過ぎるとリスクが高まることが知られています。早期に発見できればコントロールを図れることもあるので、40歳になったら一度は検査することをお勧めします。日常生活の中で目を守るために大切なのは近くを見る作業を根を詰めてやらないこと。目の負担になり近視が進行してしまいかねません。こういった内容も含めて目についての不安は眼科にご相談ください。わかりやすく説明いたします。

Access