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笠井 謙和 院長の独自取材記事

笠井整形外科

(横浜市都筑区/市が尾駅)

最終更新日:2020/05/19

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東急田園都市線市が尾駅よりバスで7分。通りに面した見晴らしのいい場所にある「笠井整形外科」の広々とした明るい院内には、受付、待合室、診察室、リハビリテーションルーム、デジタルレントゲンやMRI、エコーなどの各種医療機器がそろう検査室、鍼灸室などが配置されている。院長の笠井謙和先生があげる同院の特徴は、スタッフ全員で一人の患者を支えるチーム医療だ。ドクターや看護師、理学療法士などがそれぞれの専門分野での知識や技術を発揮し診断・治療、リハビリを行うと同時に、地域に密着した親しみやすくなんでも相談できるクリニックをめざしている。同院では患者の高齢化に伴い、訪問リハビリを開始。地域医療に貢献するクリニックとして進化を遂げる同院での取り組みや患者への思いを聞いた。
(取材日2019年7月9日)

チーム医療で痛みに総合的に対応、機能回復をめざす

クリニックの特徴を教えてください。

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診断から治療まで専門的な知識と経験を生かした医療を提供しています。対応も、一般的なものから、理学療法、柔道整体師によるマッサージ、鍼灸師によるはりなど幅広くご用意しているので、症状に合ったものをセレクトすることで、痛みを総合的に診られる、機能を回復させるクリニックをめざしています。ロコモティブシンドロームと呼ばれていますが、人は痛みがあると体を動かさなくなり、それによって筋力や骨が弱くなってしまいます。ですから、当院ではブロック注射などまずは痛みを取り除くことで、体を動かすお手伝いができればと考えています。リハビリについても無理やり動かさず、痛みに配慮したリハビリを行っています。

さまざまな治療を行っているのですね。

当院は、医師のほか、看護師2人、理学療法士3人、柔道整体師2人、放射線技師など専門の職員が集結することで、一人で一人の患者さんを診るのではなく、皆で一人の患者さんを支えています。個々の技術の向上とチームとしてのレベルアップのため、定期的に院内で勉強会を開催したり、外部の講習会へも積極に参加するなど学ぶ機会をサポートしているほか、毎日の朝礼や定期的にカンファレンスを行うことで、患者さんの情報だけではなく各分野の専門知識も共有しています。日頃から皆仲が良くて、昼休みは一緒にワイワイ食事を取ることも。風通しの良いクリニックだと思いますね。患者さんが落ち着いて受診できる雰囲気というのは職員がつくっていくものです。仲良く和気あいあいとした空気感は患者さんにも自然と伝わるので、そういう感じを大切にしていきたいです。

設備面で特徴的なことはありますか?

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最近、MRIを新しくしました。新型の機械でオープン型なので、閉所恐怖症の人も安心して検査が受けられます。従来型と比べ性能が良く、画像が鮮明で細かい部分まで見えるようになり診断がより適切にできるようになったと感じています。撮影時間も短くなったのも患者さんにとってのメリットですね。また、骨折の整復やブロック注射の際に重宝する透視用のエックス線、デジタルラジオグラフィというデジタルレントゲンも完備しています。当院はクリニックでは珍しくレントゲン技師が常駐しているので、専門性の高い検査や治療にも対応しているということも特徴の一つだと思います。

専門的な治療となんでも話せる診療の両立

訪問診療を開始されたそうですね。

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患者さんの中に、体が不自由になり通院が難しくなった人もいるため、そういったニーズに応えようと、理学療法士による訪問リハビリを開始しました。今年の4月に始め、早速申し込みが多数あり、担当者がうまく時間を作って対応しています。実は、同居していた祖父が101歳で亡くなるとき自宅で私が看取りました。「絶対に入院したくない」と言う頑固な明治生まれの祖父でしたから、私の家族も祖父の意思を尊重し、在宅療養で最期を看取ることにしたんです。以前から、さらに高齢社会が進めば最期を家で迎えるという選択をする人が増えるのではないかと考えていたこともあり、高齢の患者さんが増えた今、地域にとって何ができるかを考えスタートしました。往診というと内科が主体になりますが、整形外科的な痛みを伴う疾患もありますので、きっとお役に立てると思いますね。

日々の診療で大切にしていることはありますか?

まずは、患者さんとのコミュニケーションを大切にすることです。専門の知識や治療法を提供しているわけですが、けして敷居が高いわけではない、話しやすいクリニックの院長でありたいと思っています。ブロック注射の際も、どうしてその痛みが出たかしっかりと患者さんの話を聞き、検査をしつつも、家庭環境やストレスなど、痛みの真の原因を探っていきます。そして、やはり適切な診断には触診が不可欠ですので、外来でも時間が許す限り触診していますね。「手当て」という言葉があるように、触ることで安心される患者さんもいらっしゃいますから。整形外科の治療は1日で終わるものではありませんから、安心して帰っていただくという点でも大切なことなのです。

地域での病診連携や診診連携はどのようにされていますか?

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日本整形外科学会整形外科専門医としての知識と先端機材による診断で、手術が必要だと判断した場合は、早急に近隣の大学病院や大規模病院へ紹介しています。日頃から、大学病院とクリニックの連携の会などにも参加しお互いの症例検討会を行うことで、手術とその後のフォローアップの住み分けがきちんとできていますね。診診連携については、内科のクリニックとはもちろん、医師会でもそういう機会があります。近隣の他の診療科の先生とも連携しつつ一人の患者がいろいろな診療科を回っていますので、勉強会を通じて情報共有をしています。

より地域に密着し、地域の人がなんでも話せる相談役に

先生が神経疾患を専門にしたのは、どうしてだったのでしょう?

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神経が関与する疾患の症状を聞いて診察すると、頭の中にヒントが湧いてくるのです。そういう予想を立てて、実際にレントゲンやMRIを撮って、予想どおりだったときは「よし」という気持ちになります。推理小説を読んでいるような感覚で、疾患の原因をひもといていくようなところが楽しいですね。もちろん、他の疾患にもそういう部分はあると思いますが、神経には、全身に通る神経、脳から脊髄、末梢神経までいろいろなタイプの神経があって、症状も疾患もバリエーションがあります。また、科を超えて、内科的な疾患も知る必要がありますので、私にとってはより勉強して、チャレンジしたくなる分野なのです。

ご自身の健康のために続けていることはありますか?

食事面や体を動かすことが主ですが、テニス、ゴルフ、そして、週に2回スポーツクラブでトレーニングをしています。運動の質を高めて、試合にも出場していて、仕事とは違う緊張感を味わっていますね。人は健康でなければ人に優しくできません。まずは、薬や注射の前に十分に運動してフレッシュな笑顔でいてもらいたいと思います。

最後に、今後の展望と地域の方へのメッセージをお願いします。

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今後も地域医療に密着できるようにサービスを展開していきたいです。当院だけではなく、気づいたことがあれば他の診療科に報告をしたり、ご家族とも密に連絡を取ることで、より一人ひとりの患者さんのためになる地域医療を行っていきたいですね。時代が変わり、クリニックはより地域に根差すという原点回帰の流れがきていることで、より近くで地域の方を支える存在となっていくと思っています。若い人と違って高齢の方は、自分の体にだんだん不安を感じるようになったり、老いに対する恐怖もあるけれど、それを相談する人が必ずしも近くにいるとは限りません。そのような中、近隣の方の相談役になれればいいですね。ここへ通うことで地域のコミュニティができればうれしいです。開院して16年目、今度もより話しやすいクリニックをめざして職員一同頑張っていますので、どうぞお気軽にお声かけください。

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