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百瀬 秀樹 院長の独自取材記事

百瀬歯科医院

(横浜市都筑区/中川駅)

最終更新日:2020/04/01

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中川駅から徒歩約5分、住宅街の大通りに面した「百瀬歯科医院」は、2017年の12月に移転したばかり。以前はすぐそばにあるビル2階にあったが、百瀬秀樹院長の「ご高齢の方が通いやすいように」という思いから、1階にある今の場所へ移った。院内は清潔感のある落ち着いた雰囲気で、プライバシーを考慮した半個室の診察室が並ぶ。受付から一部の診察室まではスロープになっていて、高齢の患者への配慮が感じられる。開業から26年がたち、親、子、孫と3世代で通う家族も増えているという。「開業時からめざしていた『家族全員のホームドクター』に近づいているかなと思います」と語る百瀬院長に、治療において大切にしていることや患者への想いなどについて話を聞いた。
(取材日2017年12月27日)

「家族全員のホームドクター」をめざして中川に開業

この場所に移転された経緯を教えてください。

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開業から26年がたち、当時現役だった患者さんが次々に引退され、ご高齢になってきました。以前の場所はこのすぐ近くでしたが、ビルの2階だったので、階段の上り下りが大変な方も多くいらっしゃいました。そこで、ご高齢の方が通いやすいようにと、1階にあるこの場所に移ったのです。院内は一部段差もありますが、できる限りバリアフリーになるような設計にしました。一番広い治療室まではスロープをつけて、杖を使っている方や足腰の弱い方も移動しやすいようにしました。

長く通われている患者さんが多いのは、地域に根差している証ですね。

そうだといいですね。もともと開業の地に中川を選んだのも、家族全員のホームドクターになることが目標だったので、住宅地の中に医院を構えたかったからです。1991年に開業した頃は、住宅地が広がり始めたばかりで、この辺りには何もなくて、買い物に行くにも困るほどでした。今ではお店も充実していますし、ずいぶん発展しましたね。当時から通ってくださっている患者さんはご高齢になりましたが、そのお子さんやお孫さんと3世代で通ってくださる家族が増えています。はじめはご主人だけだったのがご夫婦で通われるようになったり、お子さんの通院がきっかけでご両親も通うようになったり。とてもありがたいことです。私がずっとめざしていた「家族全員のホームドクター」に近づいているのかなと思います。

先生が歯科医師を志したきっかけを教えてください。

小学校1年生の時に、生えてきたばかりの永久歯を折ったことがありました。友達と遊んでいて、転がっているボールを取ってあげようとしてジャングルジムに前歯をぶつけてしまって……。その時に治療してくれた先生の姿が、子どもながらかっこよく見えたんです。それで歯科医師に憧れを持ったのがきっかけですね。一時期、テレビコマーシャルを作る仕事もいいなと思ったりもしましたが、やはり歯科医師の道を選びました。

休日はどのように過ごされていますか?

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休みの日も歯科医師会の業務などがあり、自分の時間はなかなか持てません。昔はよく家族でキャンプに行っていましたが、もう子どもたちも成長し、家族全員で過ごす時間がとりづらくなってしまい、寂しいですね。今は、天気のいい日に時間ができると、妻とお弁当を持ってピクニックに出かけます。午後の2~3時間だけですが、いい気分転換になっています。

当たり前のことを、実直に正確にできるように

治療において大切にしていることを教えてください。

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当たり前のことを当たり前に行うことです。痛みがあれば痛みを取り除き、機能を回復して、その状態を長く維持できるようにメンテナンスのアドバイスをする。それを、実直に、忠実に行うことが私にできることであり、大切なことだと思っています。また、患者さんの負担を少なくするようにも心がけています。削る量は最小限にとどめて、なるべく残せる歯は残すように。例えば、ご高齢の方にしっかりした詰め物を入れると、それまでのバランスが崩れて、逆にその方にとって苦痛になる場合もあります。その歯が痛みがなくて、周りの歯に悪影響を及ぼさなければ、残しておいてもいいというのが私の考えです。その際は、定期検診で状態を診続けることが大事になります。

患者さんと向き合う際に心がけていることをお聞かせください。

たとえ最先端の治療でも、患者さんが望んでいなかったり、体に負担になるようでは良い治療とはいえません。一人ひとりに合った、体にとって優しい治療を考えることが大切です。ですから、インフォームドコンセントを徹底し、患者さんの話をしっかり聞いて、治療法を提案、きちんと説明し、納得してもらうことを心がけています。最初は緊張のせいか、なかなか希望を口にされない患者さんもいらっしゃいますが、根気強くお話をして、説明をするうちに、打ち解けて望んでいることを話してくださるようになります。そのように信頼関係を築くことができると、とてもうれしいですね。

患者さんとの信頼関係を大切にされているんですね。

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お互いにしっかり話し合って、信頼関係が築ければ、いい治療ができ、いい結果に結びつくはずです。患者さんから信頼されるよう、お一人お一人を自分の家族と思って、自分の親だったらどうするか、自分の子どもだったらどういう治療をするか、そして自分だったらどんな治療をされたいのかを常に考えて、その方に合った治療法を提案しています。

治療して終わりではなく、その後のメンテナンスも重要

子どもの歯で、最近気になる傾向はありますか?

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最近は保護者の方のデンタルケアがしっかりしているおかげで、子どもの虫歯は減っています。その一方、歯周病が増えているように感じます。しっかりと丁寧なブラッシングを行うことと、固いものを食べる習慣をつけると良いでしょう。また、口呼吸の子どもも多くなっています。口呼吸は虫歯や歯周病と関連があるんです。口の中の唾液は雑菌を洗い流す役割をしているのですが、口呼吸をしていると唾液が乾燥しがちになり、雑菌が繁殖しやすくなります。そのため、虫歯や歯周病のリスクが高まるのです。また、口呼吸はその他の病気を引き起こすとも考えられていますので、ぜひ注意してあげてほしいですね。

歯を長持ちさせるために患者さんにアドバイスしていることはありますか?

普段の手入れと定期検診が大事です。治療したら、それで終わりではありません。その状態を維持して、自分の歯をできるだけ残すには、特に定期検診は欠かせません。しっかりブラッシングできているかどうかも、チェックできますから。数年で詰め物が取れたりするのは、普段の手入れができていない場合も多いんです。また、例えば、噛みしめや歯ぎしりといったブラキシズムがある人は、歯の摩耗や顎関節症、歯周病などが発症する可能性があります。定期検診で状態を診て、必要であればその治療も行うことで、悪化を防ぐことができます。このように、治療後のメンテナンスは非常に重要なのです。

メンテナンスのための定期検診は、どれくらいの間隔で受けると良いのでしょうか?

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お一人お一人の歯の状態や体質によって異なります。普段の手入れがしっかりできている人であれば、少し長いサイクルでもいいでしょうし、3ヵ月に1回受けたほうがいい人もいます。いったん治療が完了した段階で、次のメンテナンスの日程を患者さんと相談し、その日程が近づいた頃にご連絡するようにしています。長年通ってくださっている方は、メンテナンスの重要性を理解されているので、定期的に検診を受けに来られる方が多いですね。無理なく、継続して通っていただけるよう、ご自身の生活やお仕事の状況も考慮して検診の日程を設定するので、希望があれば遠慮なく相談してください。

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