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大関 尚志 院長、大関 尚行 先生の独自取材記事

大関眼科

(川崎市宮前区/宮崎台駅)

最終更新日:2020/06/17

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1978年の開業以来、地域の患者の眼の健康を支えてきた「大関眼科」。1人の患者を最後まで治してから送り出すという方針を貫いてきた院長の大関尚志先生は、緑内障などの病気の早期発見、予防に努めている。また、子どもの治療経験も豊富で、病院嫌いな子どもの気持ちに寄り添う診療も得意としている。この4月から新たに、息子である大関尚行先生が加わり、2人体制での診療がスタートする。この地で40年、地域医療の大ベテランである大関院長と、長く大学病院に勤務し一般的な症状から重症疾患の手術まで幅広い経験を積んだ尚行先生に、新生大関眼科への意気込みを聞いた。
(取材日2018年1月20日)

地域に根付いて40年。2人体制で新たなスタート

開業されたのはいつ頃になりますか?

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【大関院長】1978年です。当時、この地域には眼科がほとんど見られず、待合室はいつも患者さんであふれていました。そのような中で1人の患者さんを最後まで治してから送り出すという方針を貫き、気づけば40年になろうとしています。そして、この4月より息子である大関尚行先生を迎え、2人体制の診療をスタートすることになりました。
【尚行先生】私は岩手医科大学に入学して以来、そのまま14年間ずっと岩手医科大学附属病院で診療していましたが、父も75歳になりまして、そろそろ地元に戻って父の手伝いをしながら地域の方の診療をしたいと思い、こちらに戻ってまいりました。4月からは川崎駅近くの総合新川橋病院で勤務しながら、週に1度、当院で診療を行う予定です。

尚行先生はこの地域で診療するにあたり。どのようなお気持ちでいらっしゃいますか?

【尚行先生】岩手では、大きな疾患は岩手医科大学付属病院に集められていたため、在籍中にはさまざまな重症疾患や特殊な病気の治療も経験してまいりました。しかし、いわゆる一般的な眼科診療とは少し質が違うため、町のクリニックで、幅広い疾患を状況に合わせて適切に診療をしていくためには少し時間が必要だと感じています。まずは総合新川橋病院での診療も含めて、たくさんの患者さんにどう対処していくかということを勉強しながら、宮崎台の患者さんに貢献できればと思っています。

患者さんは昔から通われている方が多いのでしょうか?

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【大関院長】現在の患者さんは高齢者が中心で、開業当時からの患者さんも多いです。緑内障や糖尿病といった慢性疾患は継続的に診る必要があるためお付き合いも長くなるのです。私が高齢になるに伴い、患者さんも高齢化してきたということでしょうね。ただこの地域にはいろいろな年齢の方がお住まいですので、子どもから若い患者さんも大勢通われています。彼のこれまでの経験を生かして、白内障などの手術を当院でも始めていければと考えています。
【尚行先生】父は小児眼科が専門で小さい子どもの治療も得意としています。私は大学病院で緑内障や網膜硝子体など手術をたくさん経験してきました。それぞれの得意分野を合わせると眼科の領域をほぼ網羅できるので、今まで以上に広く困っている患者さんに対応できると思います。

それぞれの得意分野を生かし多様な地域のニーズに対応

2人体制で診療されるにあたり、心がけていきたいことはありますか?

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【尚行先生】せっかく2人の医師がいるので、2人が同じことをしてもメリットは少ないと思います。患者さんの多様なニーズに応えられるように、私は私らしく、父は父らしくそれぞれの良さを生かして1+1が2でも3にもなるようにやっていきたいですね。
【大関院長】私は自分が高齢になり高齢の方の気持ちはよく理解できますし、小児眼科が専門なので子どものこともわかります。そして彼は若い人のお気持ちがわかる。2人で診療することで、医学的な面だけではなく心情的な面もカバーできることが増えると思っています。

診療において、大切にされていることはありますか?

【大関院長】患者さんを緊張させないことです。医師も患者さんもリラックスしている状態が理想です。まずは不安を取り除いてあげたいですね。特に小さな子どもの場合は、最初から全部を診ようとせず、1回目でだめなら2回、3回というように、子どもが安心してくれるのを待ちます。白衣を嫌がる子の前では白衣を脱いで仲良くなり、友人のような関係をつくることで、やがて大人と同じように診療できるようになります。
【尚行先生】医師が中心の医療ではなく、よく説明をして納得してもらい、治療の必要性を患者さんにもわかっていただいた上で、進めていくことが大切だと思っています。

院長先生は病気の早期発見にも力を入れていると伺いました。

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【大関院長】はい。40歳以上になると、多くの方が知らないうちに目の病気にかかっています。白内障や結膜炎などの病気であれば発見も容易ですし、治療して治すことができるのですが、問題は目の奥の病気です。特に緑内障は初期段階で自覚症状がないために、見逃しやすい病気の一つで、気づいたときには重症化している可能性があります。初診時に多くの患者さんが目やにが多い、目が赤いといった軽い症状を訴えてこられますが、その症状だけで判断せず、背景に重大な病気が関係していないかどうかを疑い検査をするようにしています。点眼薬を入れて瞳を大きくしてから眼底(目の奥)を診る散瞳(さんどう)検査をすることで、緑内障や糖尿病の合併症など目の奥の病気のほとんどを早期に発見できるので、40歳以上の方はぜひ受けていただきたいと思います。

親身になり病気だけではなく人を診る診療を

先生方が医師を志したきっかけは何だったのでしょうか?

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【大関院長】産婦人科の医師だった父をはじめ、父のきょうだいや母のきょうだいも多くが医師という家系で育ちましたので、医師になったのは自然の成り行きでした。私自身、子どもの頃はとても体が弱くて、中学生くらいまでは命に関わる大病を何度も経験していたため、父と同じ産婦人科は体力的に難しいだろうと助言を受け、眼科の道に進みました。
【尚行先生】僕もやはり父の影響が強いですね。父は僕が4歳の時からここに開業し診療をしていて、僕の覚えている限りずっと働いていました。同じ仕事ばかりして楽しいのかなと思っていた時期もあるのですが、患者さんが喜ばれることに父が自信と生きがいを感じているように見えたので、私にも同じようにできたらいいなと思い医師をめざしました。

日々のリフレッシュ方法や長年続けている趣味はありますか?

【大関院長】自分の好きなことをして、ストレスがかからないように過ごすことでしょうか。例えば待合室に飾っている洋ランは私が育てたものです。当院の裏には温室があり、毎朝5時に起きて水をやることから1日が始まります。健康維持には歩くことも大切で、散歩するのも日課ですね。また、家族共通の趣味は音楽です。私は昔からオーディオが好きなのですが、尚行先生はホルンをやっていて岩手では大学のオーケストラにも参加し、指揮者の経験もあります。私は三味線を弾きます。

今後の展望についてお聞かせください。

【尚行先生】眼科は混んでいてあまり医師と話す時間もなく、聞きたいことがあっても聞けないということが多いのではないかと思います。僕は若いということと地方にいたこともあり、空いている時間があるときは患者さんといろいろな話をしていました。ですから、悩んでいることや教えてほしいことがある患者さんとはなるべくお話をする時間をつくって、不安を和らげてあげたいです。多くの患者さんを診ることも重要ですが、一人ひとりの患者さんが満足していただける診療をめざしたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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【大関院長】これまで、患者さんへ親身になった診療を心がけてきましたが、なかなか、患者さんの心に響かないこともあります。そういうことを彼はうまくサポートしてくれるのではないかと思っています。病気を一生懸命治すだけではなく、やはり「人間」を診ることが重要で、そうすることで地域の人の目の健康を守っていきたいです。
【尚行先生】親子なので似ているところもあると思いますが、違うところも出しながらより広く有意義な診療をしていきたいです。まずは私を知っていただくためにもぜひいらしてください。そこからスタートして、少しずつ信頼を得ていきたいです。

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