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阿部哲也 院長の独自取材記事

阿部歯科医院

(川崎市宮前区/溝の口駅)

最終更新日:2019/08/28

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神木本町バス停が目の前にあり東急田園都市線の複数の駅からアクセス可能な「阿部歯科医院」は2004年に開業以来、地域に密着した歯科医院として、小さな子どもからお年寄りまで幅広い層のお口の健康を守り続けている。院長の阿部哲也先生は、時間をかけてしっかり患者に説明することをモットーとしており、地域に住む人たちが喜ぶ歯科治療をめざしている。子どもの診療にも力を入れており、治療を嫌がる子どもにも根気よく対応。プライベートでは二児の父として、家族と過ごす時間を大切にしているそう。穏やかで親しみやすい笑顔が印象的な阿部先生に、日頃の診療について、歯科医師をめざしたきっかけのほか、今後の医院の展望までたっぷりと語っていただいた。
(取材日2014年4月28日)

丁寧な説明とゆっくりとした治療で、地域住民が喜ぶ歯科医院に

はじめに、なぜこの地で開院されたのですか?

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歯科医師会の同窓の先生の紹介でこの地で診療をすることになりました。当時、ちょうど開業する場所を探していたのですが、ここは1階に医院があり、駐車スペースもあるという僕の理想にぴったりの場所でした。溝の口、梶ヶ谷、宮前平など複数の駅からバスが出ておりバス停も目の前にあるので、交通の便がよいのもよかったと思っています。たまに信号待ちのバスの中から院内の様子をうかがっている人もいらっしゃいますね。開業するまではあまり足を運んだことのない地域でしたが、生田緑地や東高根森林公園などもあり、空気がきれいな落ち着いた町だと感じています。

患者さんはどのような人が多いですか?

年配の方を中心に幅広い年齢層の方に来ていただいています。また、川崎市立向丘中学校の校医を務めていることや、自分自身が二児の父ということで、子どもの治療に力を入れています。校医としての健診や保健福祉センターの三歳児歯科健診などを担当していますと、昔と比べて虫歯が減ってきていることがよくわかります。例えば100人の子どもを健診したら10本虫歯が見つかるかどうかというくらい、ほとんど虫歯はありません。歯並びやかみ合わせ、顎関節の問題などが気になりますが、歯科医師としては虫歯が減っているのは喜ばしいことです。

先生が診療の際に大切にしていることは何ですか?

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以前に勤務していた歯科医院は毎日230人ほどの患者さんをドクター10人で診療していたので、本当に忙しくて治療だけで手がいっぱいという感じでした。ですから、開業したらもっと丁寧に説明をして、患者さんが納得されてからゆっくりと治療をしていきたいという思いがありました。今もその思いは変わらず、時間をかけて説明をすることを大切にしています。ほかの歯科医院で治療経験のある患者さんからは、「こんなに丁寧に話をしていただけたのは初めてです」と言っていただいたこともあるので、今後もこのスタイルで診療を行っていくつもりです。

専門用語は使わず、年齢に応じた言葉使いを

コミュニケーションで気を付けていることはありますか?

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まずは言葉使いですね。専門知識があるのでどうしても専門用語を使いたくなるのですが、患者さんにはわかりづらいと思うので、できるだけ伝わりやすいように、日常の言葉に置き換えるようにしています。歯肉というよりも歯茎と言ったほうがわかりやすい人もいますし、金属の被せ物もすべて同じだと思っている患者さんには、模型などを使って説明するようにしています。患者さんの年齢によって注意していることは、お子さんの場合はできるだけ大人の言葉を使わないようにすること。かみ合わせについて尋ねるときに、お子さんに「高い?」と聞いてもピンとこないので、「カチカチと噛んだときにかたくない?」という聞き方をします。また、ご高齢の方には「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼びかけるのではなくお名前で呼ぶようにしています。人生の先輩ですからね。敬語を使ってお話しをすることはもちろん、敬意を持って接することを心がけています。

これまでの診療で印象に残っていることはありますか?

開業して二年目の頃に三歳の女の子が来てくれたのですが、最初は診察室に入ることもできなくて、やっと入れた後もしばらく治療はできませんでした。お母さんに一カ月に数回連れてきていただき練習に練習を重ねた結果、五歳になってようやく一人で座って虫歯治療ができるようになりました。そのときはご両親にも感謝していただき、僕も嬉しかったですね。ほかの歯科医院では、治療ができないお子さんはできるようになってから連れて来てくださいと帰してしまうこともあるようですが、僕はできるだけ親御さんの同意を得た上で、長期的に取り組んでいきたいと考えています。ある程度の年齢になれば色々なことができるようになってくるので、子育てと同じで根気よく取り組むことの大切さを実感しました。この女の子は現在も当院に通ってくれていますよ。

ところで、先生が歯科医師をめざしたきっかけは何でしたか?

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僕は今でこそ歯科医師として虫歯の治療をしていますが、子どもの頃に虫歯で痛い思いをたくさんしているんです。幸い、親知らず以外は抜いていませんが、神経を取った歯も削った歯もたくさんあります。当時、家族ぐるみでお世話になっていた歯科医院の先生は僕にとって憧れの存在で、自分のようにつらい思いをせず、この先生のように痛みの少ない治療をしてあげられたらなと思ったことが、歯科医師をめざすきっかけになりました。あと、僕の父はサラリーマンでいつも家に帰るのは夜中だったのに、その医院の診療は17時までだったので、「歯医者さんになったら17時になったら家に帰れるんだ」って(笑)。実際にはそうはいかないのですが。僕は中学生のときにこの先生に歯科医師に向いているんじゃないかと言っていただいたことがあるんです。ちなみにこの歯科医院に通っていた患者の中から私を含めて現在五人が歯科医師になっているんですよ。すごく人当りがよく温和で優しい先生で、今でも僕の目標です。

在宅診療や障害者治療の充実をさせ、地域医療に貢献を

大学生活はいかがでしたか?

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新潟大学に入って一人暮らしを始めたことで何でも自分でしなくてはいけなくなり、親のありがたみがわかりました。何かというと親に頼っていたところもあったので、一皮むけるというか、同じ高校の同級生と比べると、少しは成長できたかなと感じています。僕が大学に入った頃はちょうどインプラントが治療の取り入られるようになった時期でした。五年生の後半から総合診療室で一般の患者さんを診させていただくのですが、入れ歯で苦労されている患者さんや、事故で歯を失くしてしまったけれど入れ歯には抵抗があるという方にとっては、インプラントはとてもよい治療方法だと思い、卒業後は横浜に戻り当時からインプラントの症例数が多かった横浜の歯科医院に勤務しました。インプラントにはメリットもデメリットもありますが、入れ歯に代わる方法としてはとても有効です。しかしメンテナンスがとても重要なので、今後は僕がインプラントを行った患者さんが、寝たきりや介護が必要な状態になったときに、メンテナンスをどのように行っていくかが大きな課題になってくると思われます。

学生時代は卓球部でご活躍だったそうですね。

中学生の頃から卓球をはじめ、高校ではお休みしていたのですが、大学の卓球部には何人か神奈川出身の先生がいらっしゃって、声をかけていただき入部しました。幹部学年の時は主将を務めていました。実は妻は卓球部の後輩で、もし卓球をしていなかったら出会っていなかったかもしれませんね。今は本格的なプレーはしていませんが、家族旅行で訪れた温泉旅館などで、子どもたちと一緒に楽しんでいます。

最後に、今後のクリニックの展望と読者へのメッセージをお願いします。

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体の具合が悪くなり通院できなくなってしまった患者さんへの在宅治療を充実させていきたいと思っています。ただ、一人で何件も受け持ってしまうと、医院での診療にも支障が出てしまいますから、妻とも相談してよい方法を考えたいですね。障害のある人の治療にも積極的に取り組んでいきたいです。現在も、近隣の施設に検診に行ったり、院内でも治療をしていますが、全国的に見ても障害のある人の歯科治療への取り組みはまだまだ進んでいないので、できる範囲で支援していければと思います。川崎市や歯科医師会でもさまざまな取り組みがありますが、地域の障害のある方やご高齢で通院が困難な方のお力になりたいですね。宮前区は川崎市7区の中で高齢化率が高く、今後も高齢者は増えてくると思われます。お食事面などでも不自由がでないようにサポートしていければと思います。どんなときでも患者さんに対して心に余裕の持って接していきたいですね。またスタッフも自分の家族のように思っていますので、家族同様チームワークよく患者さんに接していきたいです。僕は痛くなっても歯科医院には行きたくないというタイプでしたが、症状が出てからではなく、何か変だな、心配だなと思ったらまずは一度ご相談ください。歯科医院に初めて行くときは美容院を変えるのと同じように緊張しますよね。当院ではその緊張を和らげることができるように、入りやすい雰囲気づくりを心がけています。「少し話をきいてみようかな」という場所にしていきたいと思っていますので、気軽に足を運んでみてくださいね。

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