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梅田 和裕 院長の独自取材記事

うめだ歯科医院

(川崎市宮前区/宮前平駅)

最終更新日:2021/10/12

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宮前区宮前平3丁目、宮前平駅や溝の口駅からのバスでのアクセスも便利な南平停留所そばにあるのが「うめだ歯科医院」。1995年に開業して以来、四半世紀を超えて地域に根差した診療を続け、住民に愛されている歯科医院だ。「私自身、歯の治療が怖くて5年生まで歯医者で泣いていました。だからこそ、患者さんの立場で配慮のある治療を心がけています」と笑顔を見せる梅田和裕院長は、子どもから高齢者まで幅広い層の患者に慕われている。丁寧な治療を特徴とする梅田院長の、謙虚で優しい人柄に惹かれて長年通う患者も多いという。新型コロナウイルス感染症の流行拡大を受けて、さらに院内の衛生管理を徹底。口腔環境から全身の健康へつなげることをめざす同院の診療について、梅田院長に詳しく話を聞いた。

(取材日2021年6月17日)

患者の安心につなげるため、院内感染症対策を徹底

25年以上診療を続けてこられたのですね。

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皆さんのおかげとありがたく思っています。年月の経過とともに通われている方も年齢を重ね、ご高齢の方が多くなっています。また、昨春からは新型コロナウイルス感染症流行拡大の影響を受けて、診療のかたちも変えざるを得ない状況に。院内での患者さん同士の接触をできるだけ減らすため、完全予約制とさせていただき、帽子やガウン、フェイスシールド着用と衛生管理を徹底して診療しています。

新型コロナウイルス感染拡大下での歯科診療は困難もおありだったのでしょうね。

何より、院内感染対策に欠かせないマスクやグローブなどの物資が手に入りづらくなったことに困りました。これまで歯科医院でのクラスター発生はほぼ見られないことからもわかるとおり、歯科では元来感染症対策を徹底しており、新たな細菌やウイルスが出現するたびに、その対策をステップアップさせてきました。現在、多くの歯科医院で採用されているスタンダードプリコーション(標準予防策)では、感染の有無にかかわらずすべての患者さんに対して感染経路を遮断するような策をとります。これに欠かせないのがマスクやグローブ、ガウンなどなのですが、コロナ禍の需要急増により手に入りづらくなってしまったのです。日に何度もメーカーサイトに問い合わせたり、地域の医療従事者組織とのネットワークを駆使したりして、なんとか診療を続けることができました。

感染症対策で新たに取り入れられたものもあるのですか?

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飛沫対策が重要ということで、ユニットを2台新しいものに替え、口腔外バキュームも導入しました。治療中に飛散する唾液や水、粉塵などを吸引して回収する口腔外バキュームは、飛沫対策に役立つといわれています。また、密になることや接触を避けるため、待合室の椅子の配置を変更したり、窓口にシートを設けたりといった対策も行いました。何より、院内の消毒は徹底し、患者さんごとに接触がある部分はすべて清拭するルールとしました。以前は急患やご高齢の方など、予約なしでも院内で少しお待ちいただいてから診察をするということもありましたが、現在はすべての診療を予約制とし、予約なしでお越しいただいた患者さんにも予約を確保したうえで一度ご退出いただき、時間が来たら改めて来院いただくように体制を変更しています。

全身の健康を守るうえで、定期受診の重要性を再確認

受診を控えられた方もいらしたのでは?

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はい。当院は全世代においてメンテナンスで通われる方が中心です。しかし、昨春からこうしたメンテナンスでの受診を控える方が増え、少し感染状況が落ち着いた秋以降に受診を再開されると、お口の中の状態を悪化させてしまっている方が多いことに驚きました。20年ほど続けている小学校の歯科検診でも、口腔状態を悪くしてしまっている子が増えており、ステイホームの悪影響を感じました。長引くマスク生活に慣れ、「どうせ見えないからいいか」と歯磨きを怠ったり、虫歯や歯が抜けた部分を放置したりしている方も。改めて、歯科定期受診の重要性を再認識させられました。

やはり、定期受診は重要なのですね。

お口の中を良い環境を保つことは、全身の健康にもつながります。口腔細菌の増加が糖尿病や動脈硬化などを悪化させる要因となることが知られていますが、これは細菌が歯肉から血管に入り込み、全身へと運ばれてしまうためといわれます。高齢者に多く死に至るケースも少なくない誤嚥性肺炎も、その原因の多くが気管支から肺へとたどり着いた歯周病菌であるといわれています。また、口腔内の細菌の数が増えると免疫力が低下したり、炎症が起こったりしてウイルスに感染しやすい状態にも。ウイルス感染や疾患の重症化を防ぐためにも、定期的に歯科を受診してお口の中を良い状態に保つことは大切なのです。全身の健康を保つうえでも、ぜひ怖がらずに歯科を受診していただきたいと思っています。

コロナ禍に際しても、地域の医療従事者ネットワークが生かされたとのお話でしたね。

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もともと、宮前区は医療従事者のネットワークが広がっており、歯科医師会、医師会、看護師会、薬剤師会や介護福祉士など、医療や介護に関わる多職種連携が活発に機能している地域です。私自身、地域包括ケアの一環として宮前区の歯科医師会でさまざまな活動を行っており、地域のコミュニティーにお邪魔してオーラルフレイル、口腔ケアの話をさせていただくことも。他職種からの要望や意見を交流会などでダイレクトに聞けたり、今回のようなイレギュラーな状況下では情報交換ができたりと、連携によるメリットは大きいものがあります。今回、直接の会合などは難しくても、ビデオチャットやSNSなどを通じて活発にコミュニケーションを図ることができました。人とのつながりが失われると人間は感情的に不安定になりがちですから、こうしたコミュニケーションに助けられた部分もありました。

対話を通じて気持ちをくみ取り、配慮ある診療に

患者さんと接する際に心がけているのはどのようなことですか?

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歯科医院には怖いイメージがある方も多いと思います。私も子どもの頃、歯科医院に行くのは嫌でした。だから私は、患者さんのメンタルを重視するようにしています。痛みの少ない治療や麻酔の技術も大切だと思いますが、患者さんの「嫌だな」「歯は抜きたくないな」という気持ちを大切にしたうえで治療にあたるようにしているのです。そういった気持ちはお話をしないと感じ取れませんから、患者さんとの対話の時間を大切にしています。何度も顔を合わせてお話ししているうちに、患者さんの考えもなんとなくわかってくるようになるものなのです。診療時間は限られていますし、まだまだお話しできていないこともあると思いますから、改善できることは改善して、今後も患者さんとの時間を十分に取れるようにしていきたいです。

歯科医師をめざされたきっかけを教えてください。

私が歯科医師になったのは高校3年生の時に父に強く勧められたからで、それまでは今でいうIT系の仕事をしたいと考えて理数科の高校に通っていました。それが突然歯科医師をめざすことになり、最初は戸惑いましたね。大学を卒業した時、自分は歯科医師に向いていないんじゃないかと真剣に悩みました。私が歯科医院嫌いでしたから患者さんに感情移入してしまい、思い切った治療ができなかったんです。以前勤めていたクリニックの院長に相談したら「じゃあ、どんな人が歯科医師に向いているんだ? 君が成長していくしかないのだよ」と言われて。その言葉で気持ちが楽になりました。歯科医師の仕事は、きっと何年続けても「このレベルまでいければ十分」と言い切ることがない仕事だと思うのです。だからこそ、努力を怠らず技術的にも精神的にも成長していきたいですね。

読者に向けてひと言メッセージをお願いします。

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今回の新型コロナウイルス感染症の流行拡大を受けて、歯科を定期的に受診することの大切さを再確認できました。お口の健康は全身の健康を大きく左右する大切なもの。ホームケアだけでは難しい口腔環境の維持のためにも、ぜひ定期的に歯科を受診する習慣を身につけていただきたいと思います。当院では、院内感染症対策を徹底的に施したうえで、完全予約制にて皆さんをお迎えしています。皆さんのお話をしっかりと受け止め、気持ちに向き合う診療を行うよう心がけていますので、歯科医院が苦手という方もぜひお電話いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万5000円~

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