水野 武治 院長の独自取材記事
水野矯正歯科クリニック
(八尾市/河内山本駅)
最終更新日:2026/07/08
近鉄大阪線の河内山本駅から南東へ徒歩3分。2023年に駅の南側に移転し、住宅地の広がる地域に「水野矯正歯科クリニック」はある。清潔感あふれる院内で診療にあたる院長の水野武治(みずの・たけはる)先生は、大学病院でさまざまな歯科矯正の経験を積んだ専門家。地元であるこの地に開業してからも、地域の人々の歯の健康のために、歯科矯正の勉強を熱心に続けている。患者一人ひとりの希望に沿った方法や、患者がストレスなく矯正を行える場を提供したいと穏やかに語る水野院長に、開業の経緯や診療の際に大切にしていること、今後の展望などを聞いた。
(取材日2019年5月29日)
歯科矯正を通して、地域貢献をめざす
歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

幼い頃から両親に「人の役に立つように」ということを言われていたので、将来は医師か歯科医師になって困っている人のために働きたいという思いが小さな時からありました。家族のこういった助言が大きなきっかけですね。高校生の時には具体的に歯科医師をめざそうと思うようになり、大阪大学の歯学部に入学しました。大学でいろいろなことを学び、専門を決める際に矯正歯科と口腔外科とで迷ったのですが、自分も子どもの頃に矯正をしていたことや、歯並びについて悩んでいる人が多いことから、矯正歯科の道を選びました。卒業後も大阪大学歯学部矯正学教室で約7年矯正歯科について学び、多くの症例を診てきました。大阪は大都市なので患者さんも多く、いろいろな歯並びを診られ貴重な経験ができました。
その後、1998年に開業されたのですね?
はい。大学病院勤務時代まで矯正歯科を専門的に学び、手がけてきましたが、大学に残るか開業するかで迷っていました。最終的にはなじみのある地元で、地域の方に貢献したいと思い開業を決意しました。矯正は歯並びをきれいにして見た目を良くするためだけでなく、噛み合わせの改善にも役立つので、矯正について啓発したいという気持ちもありました。
この地域にはどのような住民が多いですか?

この辺りは大都市近郊都市といわれるような地域で、大阪市内に通勤する方が多く住んでいます。昔から長く住んでいる世帯もいますが、新しく入ってきた若い世代も多いです。結婚しても八尾に住み続ける方も多いので、子どもも多く活気のある地域だと思います。この地域に開業して20年ほどたちましたが、開業してしばらくすると矯正治療を終えられた患者さんや近隣の歯科医師の先生が、徐々に新たな患者さんを紹介してくれるようになってきました。そして、多くの患者さんが来院してくれるようになりました。
健康面を気遣う、幅広い年齢層の患者が来院
主な患者の年齢層を教えてください。

7、8歳くらいのお子さんが多いですね。最近の親御さんは歯について関心があるので、まだお子さんが小さい頃から相談に来られる方も多いです。小さなお子さんには成長・発育を利用し、基本的には取り外しできないタイプの装置を利用した矯正を行っています。歯がきれいに並ぶよう、顎の形を整えるための矯正です。この時期の治療は、顎の幅を広げることで歯を抜かずに矯正をめざせる、いびきの予防につながるなどメリットも多いです。
以前と比べて最近の子どもに変化などはありますか?
時代とともに顎が小さいお子さんが増えているように感じます。顎が小さいことは歯並びにも影響しますので、やはりこの時期の矯正は重要だと思います。小さなお子さんは基本的には親御さんに連れてこられ、本人がよくわからないまま矯正を行うことも多いのですが、私はお子さんにもある程度理解してもらえるよう、簡単に説明するようにしています。そうすることでお子さんのモチベーションも変わってきますし、治療に協力的になってくれます。
では、矯正は小さな子どもしか行わないのでしょうか?
そんなことはありません。歯列矯正は子どもが行うというイメージが強いですが、当院には大人の方も多く来院されます。特に20~30代の方が多いですが、中には60代の患者さんもいらっしゃいますよ。大人の方は矯正で見た目をきれいにすることよりも、虫歯や歯周病予防、噛み合わせなどの健康面を気にして行う方が多いですね。お子さんの治療の相談に来て、ご自分も一緒に矯正をしようと思われる親御さんもいらっしゃいます。
噛み合わせが良くないと何か弊害があるのでしょうか?

よくあるのは顎関節症ですね。痛くて口が開かなくなってしまうこともあります。また、噛み合わせが直接的な原因なのかはわかりませんが、歯を噛みしめて力が入ることで、肩こりなども起こりやすくなるといわれます。年配の方の場合、歯が多く残存している方は、噛むことの刺激によって認知症になりにくいともいわれています。スポーツをしている方は、噛み合わせが良いとよりうまく力を入れられるともいわれています。矯正をして、しっかり噛める歯をめざすことは大切だと思います。最近は、昔に比べて年齢問わず健康面に気を使っていて、歯への関心が高い人も多いように感じます。
一人ひとりの希望に沿った方法で患者を笑顔にしたい
クリニックの内装でこだわっている部分は?

患者さんの心を和ませたいのと、院内ができるだけ明るい印象になるように気を使っています。矯正歯科は口の中を診療する場なので、可能な限り清潔感のある院内になるよう心がけています。ロゴや置物、飾っている絵などにあるイルカや海、青色は自分が好きなものです。ちなみに、最近はあまり行けていないのですが釣りも好きです。漁師さんと沖まで行って釣りをするのは楽しいですね。海は景色が良いですし、釣りは集中して行うものなので、いろいろなことを忘れる時間ができてストレス解消にもなります。
先生が特に力を入れている治療は何ですか?
自分が力を入れているというよりも、歯並びは人によって違うので、どんな歯並びや症例の患者さんでも治療できるよう心がけ、さまざまな設備を導入しています。基本的には、従来の歯の表側に装着するような装置が良いと思いますが、患者さんの意見を聞くことを第一に考えています。期間や費用の面など、患者さん一人ひとりの希望に合わせたオーダーメイド感覚の治療が行えるようさまざまな選択肢を用意しています。最終的に患者さんの歯列が良くなり、喜んでいただけることが一番だと思っています。
診療の際に心がけていることを教えてください。
もし自分なら、もし自分の家族ならどうするかなど、身内のような目線で治療方法を考え、無理に勧めないよう心がけています。利点も欠点もできるだけわかりやすく説明した上で、不安や迷いのある患者さんには一度家でゆっくり考えてきていただくようにしています。どこまで治療するか、どのように治療するかなど、患者さんの負担にならないように気をつけています。また、矯正治療は長期間行いますし痛みを伴う装置をつける場合もあります。患者さんができるだけストレスをためないよう気持ちに寄り添いつつ、フレンドリーに接することで、患者さんの話しやすい環境をつくるようにしています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

今後も勉強会などで新しいことを取り入れ、矯正歯科に関することは可能な限り何でもできるようにしたいですね。どんな歯並びの方でも当院で治療が行えるよう、先端の技術や知識を学んでいこうと思っています。当院では部分矯正や、近隣の口腔外科と連携して保険診療の外科矯正も行っています。また、月1回は日曜も診療していますので、仕事をしている方や遠方の方にも来院していただきやすいかと思います。矯正歯科は費用などの面でも敷居が高いという印象を持たれがちですが、当院では患者さんの希望に沿った治療を行うことを心がけています。矯正は健康面でもメリットが多いと思いますので、ぜひ相談だけでも気軽にいらしてください。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/75万円~ 成人矯正・小児矯正/75万円~ 部分矯正/5万円~ 床矯正/15万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

