希望に寄り添いながら計画を立て
望む姿へ近づけるための審美歯科
本多歯科
(枚方市/宮之阪駅)
最終更新日:2025/10/14


- 自由診療
口元の印象は重要だからこそ、「歯をきれいにしたい」と悩んでいる人は多い。しかし、虫歯や歯周病の治療と違って早急な対応が必要でないため、一歩を踏み出せないままの人もいる。30年以上の歴史がある「本多歯科」の2代目院長である本多弘明先生は、セラミック治療やホワイトニング、矯正などさまざまな手段で理想の口元をめざしている。けれど、施術はあくまでも手段であり、最大の目的は患者の思いに応えることだという。「人によってお口の状態も計画も異なりますので、少しでも悩みがあれば、まずは歯科医院にご相談ください」と語る本多院長に、審美歯科でできること、施術にかかる期間、カウンセリングから詰め物・かぶせ物治療までの実際の流れなどを聞いた。
(取材日2025年9月22日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q審美歯科とは、どのような歯科診療を指すのですか?
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A
歯科診療には、疾患の治療や噛み合わせの改善など、歯の健康を維持するために行うものと、見た目の美しさを追求するために行うものがあります。その中でも審美歯科は、歯や口元の美しさをめざした歯科の施術を指します。患者さんの「きれいになりたい」という思いを形にするのが目的ですが、患者さんが気になるところと、歯科医師の提案内容が異なることはよくあります。例えば、1本の歯だけを調整すれば良いと思っていてもそれだけでは不十分な場合や、反対に多くの歯を触らなければいけないと決心してご相談されたところ、数本の調整で改善が見込める場合もあります。
- Q歯並びや前歯の色が気になるのも審美歯科で診てもらえますか?
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A
もちろん、歯並びや歯の色などのお悩みも審美歯科の対象です。セラミック治療やホワイトニング、インプラント治療、矯正などさまざまな方法を用います。ただし、それらはあくまで手段に過ぎず、最大の目的は「きれいになりたい」を実現することです。ゴールは人によって違いますので、歯科医師は、患者さんが笑顔になれる方法を一緒に探っていきたいと考えています。ですから、まずは手段や費用、期間について歯科医院に相談していただきたいと思います。
- Q期間の目安を教えてください。
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A
セラミック治療なら1本で、2週間から1ヵ月ほどです。矯正の場合は、どのような方法を選択するかによりますが、1年以上は継続する必要があります。審美歯科において重要なのは、患者さんが求める「きれい」を実現するため、詳細な設計図を作成することです。通院を終えてから「ここも気になる」といったことがないよう、入念な計画を立てることに注力しています。求めるものが大きくなるほど、設計に時間を要すると捉えていただくと良いと思います。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1問診と口腔内のチェック
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まずは歯科医師が、患者の希望を細かく聞き取る。ここで「色だけが気になる」「見え方をすべて変えたい」など、悩みをしっかりと伝えることが大切だ。
- 2精密検査の上、診断
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口腔内カメラや歯科用CTを用いて検査を行い、結果に応じて必要な施術を検討する。通常、口腔内カメラでは口元の撮影のみを行うが、同院では笑っている顔も撮影する。笑顔のときに見える歯のことまで考え、イメージの擦り合わせを行っているという。
- 3模型の作製と計画の立案
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希望を実現するための設計図が作成される。歯科医師はシミュレーションしたものを仮歯で再現し、患者自身もそれを客観的に見ながら、計画の立案が行われる。
- 4詰め物・かぶせ物の作製と装着
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顔の中心と歯の中心のマッチ度、笑った際に見える歯のスマイルラインなどを考慮し、形や色を詳細に決めた上で詰め物・かぶせ物を作製する。歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士・患者で、歯の形・見た目・歯磨きのしやすさなどを共有しながら、仕上げをしていく。
- 5メンテナンス
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施術を終えた後は、放置するのではなく、定期的なメンテナンスを受ける。美しく健康な状態を保つには、定期的な受診が重要だ。また、定期的に写真を撮影し、歯肉に炎症が起こっていないかをチェックしていくことが、歯を長持ちさせることにつながる。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミック治療/10万円~、ホワイトニング/1万2000円~、インプラント治療/35万円~、矯正/40万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。