全国のドクター9,182人の想いを取材
クリニック・病院 158,625件の情報を掲載(2024年4月25日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 寝屋川市
  4. 寝屋川市駅
  5. あかい歯科医院
  6. 赤井 啓祐 院長

赤井 啓祐 院長の独自取材記事

あかい歯科医院

(寝屋川市/寝屋川市駅)

最終更新日:2024/02/29

赤井啓祐院長 あかい歯科医院 main

京阪本線・寝屋川市駅から徒歩10分、幹線道路をまっすぐ進んだところにある「あかい歯科医院」。院長の赤井啓祐先生は大阪歯科大学卒業後、オーストラリアへの留学を経て、複数の歯科医院で幅広く研鑽を積み、1994年に同院を開業。開業後も貪欲に学び続けてきた技術と明るくエネルギッシュな人柄で、幅広い年代の患者を支え続けている。同院のロゴマークである「赤い鹿」については「医院名にかけた駄じゃれです」とユーモアたっぷりに笑う。実は日本拳法の愛好家で、毎日30分のストレッチとトレーニングを欠かさないという一面も。昨年、還暦を迎えて「これからは社会貢献にも尽力したい」という赤井院長に、歯科診療や社会貢献への思いについてじっくりと語ってもらった。

(取材日2023年4月4日/情報更新日2024年1月12日)

2世代、3世代と家族みんなで通える歯科医院へ

まずはこちらの歯科医院の特徴を教えてください。

赤井啓祐院長 あかい歯科医院1

さまざまな年代の方が来てくれるのが特徴だと思いますね。午前中はおばあちゃん、おじいちゃんが開院前から並んで待っていますし、昼間は幼児や主婦の方、夕方以降は小中高校生、大学生、働き世代の人が多いです。当院は、2023年12月をもって開院30周年に突入したので、2世代、3世代、4世代と家族みんなで来てくれている人が多いですね。また、当院は駐車場もあるので遠方から来る人も多くて、寝屋川市外の方も3割くらいいます。ほぼ皆さん、クチコミで来てくれるんですね。それが当院の強みかなと思っています。愛知県や神奈川県など、引っ越し先から通院してくれる患者さんもいます。基本的には予約優先で診療していますが、急患にも対応することが可能です。

院内設備でこだわっているところはありますか。

当院では殺菌効果が期待できるオゾンガスを排出する装置を導入し、診療室や待合室の空気清浄を徹底しています。うがいや歯を削るときに使う水、手洗いやトイレの水もすべて、オゾンガスを水に溶かしたオゾン水を使用しています。また、患者さんが使用したスリッパは毎回消毒後に滅菌箱に入れて保管しているので、素足でも安心して履いていただけると思います。診療ユニットは4台ですが、2年前に3台を新しくして治療がよりスムーズに行えるようになりましたね。

開業までの経緯を教えてください。

赤井啓祐院長 あかい歯科医院2

大阪歯科大学卒業後にオーストラリアに留学し、帰国後は大学の先輩の歯科医院に勤務しました。自由診療の歯科医院で歯科医師は2人という環境で、いろいろなことを教わりましたね。一人ひとりの患者さんにじっくりと時間をかけた診療はもちろん、雑巾がけや本棚の整理整頓まで「こういうところが大事なんだ」と毎日たたき込まれて(笑)、いい勉強をさせてもらいました。次に勤務したのは、別の先輩の歯科医院で保険診療が中心でした。とても丁寧な仕事をする先生で、自費診療でも保険診療でも、適切な知識と技術の裏打ちが必要なんだなということを学びました。そのほかにも複数の歯科医院に勤務し、自分なりのイメージを育てて、1994年に開業しました。

地域に根差した歯科医院をめざす

どのようなイメージで開業されたのですか。

赤井啓祐院長 あかい歯科医院3

どんな患者さんでも歯の治療だけにとどまらず、人としてつながることを大事にするというのがモットーです。開業当初は子どもの矯正を中心にやりたいと考えていましたが、矯正以外の患者さんも多いので、今は難しい矯正は専門の先生を紹介しています。近年、重視しているのは予防歯科とオーラルフレイルへのアプローチです。矯正でも虫歯の治療でも、それをしたら終わりではなく、そこからがスタートなんですね。歯周病で歯を失えば台なしになってしまうので、日々の歯磨きと歯科医院での定期的なメンテナンスが重要です。当院は、メンテナンスの際に歯茎のマッサージを兼ねた「つまようじ法」というブラッシング法を取り入れています。歯茎を引き締めたり唾液の分泌量を増やしたりすることが図れます。また、虫歯の再発を繰り返すような人には口腔ケアの重要性を丁寧に説明して自覚してもらいます。患者さんへの教育も歯科医師の使命だと思っています。

マウスガードの作製も手がけているそうですが、どういうものですか?

マウスガードとはスポーツ用マウスピースのことで、スポーツ時の歯の破折や顎の骨折、口唇のケガの防止などを目的としています。マウスガードを噛むことで顎がしっかり固定されるので、集中力や運動能力の向上も期待できます。近くに大学があるので、ラグビーや格闘技、空手、バスケットボールなどの選手がマウスガード作製のために来ることが多いですね。

市民講座などの地域活動にも力を入れていると聞きました。

赤井啓祐院長 あかい歯科医院4

初回の市民講座を行った後から、多くの依頼が来るようになりました。僕は昨年還暦を迎えたんですが、以前から日々の診療に加えて、勉強会に参加したり、セミナーで発表したりするのは50代までにしておこうと決めていたんです。60代からは自分のことだけじゃなくて、市民講座や健康サポーターの指導といった地域活動、歯科医師会の活動、ボランティア活動などに尽力していきたいと考えています。身元不明のご遺体の口の状態から身元を確認するという警察歯科の仕事はもう15年ほど続いていますね。今後は海外での歯科ボランティア活動にも参加する予定です。

チームワークを大事に地域住民の健康維持に貢献

今後の展望をお聞かせください。

赤井啓祐院長 あかい歯科医院5

時間をやりくりしながら、現在通ってくださっている患者さんの診療を続けていきたいと考えています。僕一人で診療しているわけではないので、仕事の質を落とさないよう、これまで以上に歯科衛生士などのスタッフ教育に力を入れて、チームワークを高めていきたいですね。

歯科衛生士さんが2人と歯科技工士さんが1人と長く勤務されるスタッフさんも多いのですね。

はい。開業当初からずっと働いている人もいますし、もともと当院に幼稚園の時から通っていて、今は歯科衛生士として働いているという人もいます。それから常勤の歯科技工士がいるのも当院の強みですね。勤務医時代から30年以上一緒に働いているので信頼関係がしっかりできています。義歯や仮歯の調整については、僕の指示のもとに、直接患者さんと話をしながらやってもらっています。スタッフとは新型コロナウイルス感染症流行以前は食事会や慰安旅行にもよく行っていましたし、最近の忘年会にはスタッフが子どもを連れてやってきます。遠方に引っ越して別の歯科医院で働いていても、忘年会には子ども連れで参加してくれる人も多いですね。やはりそういう人と人とのつながりは大事にしたい。常に志高く、チームプレーに徹して働いてくれるスタッフは当院の宝だと思っています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

赤井啓祐院長 あかい歯科医院6

口のトラブルは突然生じることもあれば、長い間、抱えている悩みもあるでしょう。子どもでも大人でも、歯科医院は怖いという人が多いですが、でもまずは歯科医師に診てもらうことが大切ですね。そうすれば、何に困っているのか、どういう状態なのかがわかりますし、具体的なアドバイスもできます。その上で治療方針は相談して決めていけばいいと思いますね。患者さんにはできるだけリラックスしてもらえるよう心がけています。小さなお子さんにもいきなり「口開けて」とは言わず、雑談から始めて「怖い人じゃないよ」というのをわかってもらうようにしていますので、何かあればぜひご相談にいらしてください。また、当院は2023年12月をもって開院30周年に突入しました。初心に戻って精進してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

床矯正/8万円~、全顎矯正/50万円~、スポーツ用マウスガード/5500円~

Access