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松本 英吉 理事長の独自取材記事

松本歯科医院

(茨木市/茨木市駅)

最終更新日:2019/08/28

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阪急京都本線の茨木市駅西口から徒歩3分、完全バリアフリー化されたビルの2階に「松本歯科医院」がある。院内は天井が高く、ゆったりとした空間で、患者の動線を考えた設計がされているので、快適に利用できる。理事長の松本英吉先生は、早くからインプラント治療に取り組んできたパイオニア的存在。「すべては患者さんのために」をモットーに丁寧な治療を実践しており、患者のクチコミで利用者が広がっている。また、「大学病院と地域の歯科診療所をつなぐ医院」をコンセプトに、質の高い治療・ケアを行うための環境、設備を整え、適切な診断に基づいた診療を提供している。松本理事長に医院の特徴やインプラントをはじめとする治療のこだわりについて、話を聞いた。
(取材日2017年12月13日)

先駆者的存在に師事しインプラントを学んだ

歯科医師になろうと思ったきっかけは何ですか?

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周りに医療関係者が多かったのですが、私自身は正直なところあまり興味がなく、高校時代はサッカーばかりやっていました。大阪選抜候補に選ばれたこともあり、情熱を傾けていたのですが、医師である兄に子どもの頃から手先が器用である私に対して歯科医師を勧められ、歯科医師をめざすことにしました。

インプラントに興味を持たれたのはいつですか?

私が学生の頃は、歯をなくすとブリッジを装着したり、義歯を入れたりするのが一般的な治療法でした。ブリッジを装着する際には隣在歯を削るのですが、健康な歯を削ることにとても疑問を感じていました。それでいろいろ調べてみると、インプラントという治療法があることを知ったのです。しかし、当時の歯科大学ではインプラント治療を扱っていませんでした。海外ではすでに認められた治療法だったのですが、日本には入ってきたばかりで認知度も低く、大学で扱うものではないと思われていたのですね。

そんな中、どのようにして学ばれたのでしょう。

大学の研修では口腔外科を学びました。そして、インプラント治療を学ぶために東京で研修を受けたのです。国内の先駆者的存在で、スウェーデンからエビデンスに基づいたインプラント治療を日本に導入された先生に師事し、そこで2年かけて、外科の基本からみっちり勉強しました。先生ご自身も日本でインプラント治療を普及させたいと考えておられたようで、ちょうどセオリーを学べる勉強会ができたばかりだったのです。

早くに開業されたそうですね。

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当初はクリニックに勤務しながらインプラント治療を学んでいました。しかし、勤務先でもやはりインプラント治療は認められておらず、自分のやりたい治療を実践するために思い切って開業したのです。当時は積極的にインプラント治療を行っているクリニックはありませんでした。いわば先駆け的に始めたので大変でしたが、地道に実績を積み重ねていきました。それから9〜10年経過してようやく歯科大学にもインプラント科が設立されました。現在は、当院が臨床研修指導施設になっており、クリニックでも歯科医師臨床研修指導医として研修医の育成にも携わっています。

病院と診療所の中間に位置する歯科医院をめざす

2015年に現在の場所に移転されています。

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目標を実現するために移転しました。病院の場合、大学病院や基幹病院があり、中小の病院もあり、地域のクリニックがあります。これに対して歯科は、大学病院と地域のクリニックしかなく、その間をつなぐ医療機関は少ないのです。私はずっとその両者をつなぐ役割をしたいと考えており、現在の場所にその考えを具体化できる環境を整えました。クリニックの入るビルは地元の自治体と連携を取りながら建てたもので、完全にバリアフリー化されています。ビルの前の道路から車いすのままクリニックをご利用いただけますし、通路の幅などにもゆとりを持たせています。また、患者さんの動線とスタッフの動線を完全に分離して、パイプや配線などもすべてすっきり収納しました。先ほどもお話ししたとおり、歯科医師臨床研修指導医として、研修医の指導にあたることも多いので、診療室の中心から7台の診療台をすべて見渡せるレイアウトを採用しています。

設備も充実していますね。

診療台はすべて、人間工学に基づいた自然な姿勢がとれるものを導入しました。恩師の先生が使っておられたもので、患者さんはリラックスして治療中に寝てしまうぐらいです。診療に使用する水のホースを常に滅菌された状態にする機能を備えているというのも、この診療台を選んだ大きな理由です。また、最も厳しいとされるヨーロッパ基準でクラスB規格の滅菌器を導入するほか、インプラント治療を行う診療台はエアカーテンにより半個室化が可能です。酸素と笑気の混合気を麻酔に使用する設備、歯科用CTやコンピュータ制御で歯の詰め物やかぶせ物を作るシステムも、病院とクリニックの中間をめざす歯科医院として、レベルの高い治療を実践すべく導入した設備です。

スタッフの専門性にもこだわっておられます。

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インプラント治療を行う際には、私だけでなく、インプラント専門の歯科衛生士、歯科麻酔医が、コミュニケーションを取りながらチームワークで治療にあたります。治療中は自分の持ち場に集中したいと考えているので、信頼できるスタッフにきちんと管理してもらいながら治療を進めることができます。また何よりも、患者さんに常に質の高い治療、きちんと噛めて、思い切り口を開けて笑えるような治療を提供するためには、やはり高い専門性を持ったスタッフが必要です。おかげさまで、当院で治療を受けられた方のクチコミで患者さんがお越しになり、症例数も相当の数になっています。

患者をトータルに診て、的確な診断につなげる

治療全般に共通するこだわりを教えてください。

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とても基本的なことなのですが、患者さんをトータルに診ています。例えば、炎症がある部分を触ると痛みがあります。しかし、患者さんの様子や問診の内容から炎症の状態を見極めて、炎症のコントロールを行えば、痛みを感じることはほとんどありません。もちろん、麻酔やレーザーなどの機器にこだわることは痛みの軽減に有効です。しかし、何をどう使うかを見極めるためには、やはり患者さんの状態を見極めることが不可欠です。私の場合、口腔外科やインプラントの症例に25年以上携わって多くの経験を積んでいます。また、外科の領域は大学の先生に直接教えてもらったことが、普段の診療にも役立っていると思います。研修医にも、口だけを診るのではなく、全体を診るように指導しています。来院されたときの様子や表情などに注意していれば、その患者さんのことがわかってくるし、それが積み重なって歯科医師としての経験値が上がっていくと考えています。

丁寧な問診をされているのですね。

患者さんの状態に適した治療を提供するためには、高い診断能力が求められ、的確な診断には情報が必要です。とりわけ、病院とクリニックの中間をめざす当院の場合、重篤な患者さんが受診されることも多いので、丁寧な問診に基づいた的確な診断が何よりも重要です。先日も頬が腫れている患者さんが来院されました。お話を聞いていくうちに通常の腫れではないと気づき、歯科用CTで撮影すると病巣が神経のほうまで広がっていたのです。すぐに消炎処置をするとともに、大学病院と連携して治療にあたりました。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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インプラント治療を考えておられる方は、その先生がきちんとインプラント治療について勉強されているかどうかを確認されるといいと思います。歯科用CTなど正確な診断のための設備が整っていることも重要だと思いますね。そして何より、患者さんのお話をしっかり聞いて、相談に乗ってくださる先生を選ばれることをお勧めします。私自身はインプラントの治療にたくさんあたってきましたが、インプラントがすべてとは思っていません。診療の際には、しっかりと診させていただいて、「すべては患者さんのために」をモットーに、どうすべきかを考えます。その方に合った治療法を提案して、納得いただいた上で治療を開始します。こうしたやり方は面倒だと思われるかもしれませんが、歯科医師と十分に話をして、きちんと治療を受けたいとお考えならお気軽にご相談ください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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