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朝田 浩司 院長の独自取材記事

朝田歯科

(茨木市/南茨木駅)

最終更新日:2021/04/01

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1985年に開院し地域住民の口の健康を守り続けてきた「朝田歯科」。予防のために通う「定期管理型」の歯科診療を推進し、体組成計を活用して全身の状態を考慮した食事のアドバイスにも力を入れるなど、歯科の観点から独自のアプローチも行っている。患者の生涯に寄り添ってサポートしたいという朝田浩司院長がめざすのは、口腔内の管理を通した患者の健康と生活の質の向上。穏やかな口調で何でも相談したくなるような人柄が魅力の朝田院長に、クリニックの特色や口腔内と全身の健康の関係、独自の取り組み、今後の展望などを聞いた。
(取材日2021年3月24日)

治療ではなく予防を。定期管理型歯科診療を提供

クリニックの特色を教えてください。

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私がめざしているのは、患者さんの口腔内を良い状態で保ってもらう「定期管理型」の歯科医院。治療ではなく「予防として通ってもらえる歯科クリニック」がコンセプトです。長年、地域に密着して診療してきたので、ご家族全員で来院してくださる患者さんが多いのですが、その一方で、近隣地域のみならず、名古屋・北海道・九州といった各地からも患者さんにお越しいただいています。あと、私は週に1回合氣道の稽古に通っているのですが、心身を統一して使うことを基本としている合氣道も私にとって、歯科診療にあたる上で欠かせない大切なものです。余計な力が抜けた姿勢で診療にあたれるほか、患者さんの状態に合わせて接することができていると感じています。

高校時代から打ち込んできた少林寺拳法も歯科診療への取り組み方に大きな影響を与えたそうですね。

高校生の頃からは少林寺拳法を習い、大学時代にも勉強の傍ら打ち込んで充実した学生生活を送っていました。大学卒業後も道場に通い続け、27歳の時に道場を持つことが可能な「師範」に相当する五段まで取得したんですよ。高校時代、少林寺拳法の本山で開祖の話を伺う機会があり、少林寺拳法を通して周囲の人々の意識を良い方向に変化させるという開祖の生きざまに大きな感銘を受けました。「虫歯を削って詰める」という対症療法に疑問を感じていた私は、少林寺拳法の開祖のように、歯科診療を通じて人を良い方向に導きたいと、大学卒業後は徳島大学の口腔外科の研究生として経験を積みながら東洋医学について勉強し、体の管理などについて学びました。そのときに得た知識は、「口腔内を管理して健康度と生活の質を向上させよう」という今の私の診療のモットーにつながっています。

口腔内と体の健康はどうつながっているのでしょうか。

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私が考える健康の基本は「息・食・動・想」。呼吸や食事、姿勢を含めた運動、普段の思考の4つがベースとなり、人の健康は成り立っていると思います。そしてこのほとんどに口腔が関わってくるのですが、この4つをできるだけバランス良く、包括的に診たいという思いがあります。例えば、口腔の容積が小さいと舌が奥へ行き気道が狭くなる上、舌が本来の位置にないと口呼吸になり、乾燥した空気が扁桃にダメージを与えるおそれがあります。扁桃は白血球をつくる重要な組織ですからダメージを受けると免疫力の低下にもつながる可能性があります。さらに歯周病は糖尿病との関連性が明らかとなっており、日本人の死因上位の肺炎を引き起こす菌の多くは歯周病菌ともいわれているように、全身疾患の中には口腔の菌が関係しているものが多くあります。そこで当院では定期検診を通じ、口腔の菌の状態を把握することで、全身疾患の予防につなげていきたいと考えています。

フレイル予防や食事指導など、歯科の観点でアプローチ

全身の健康のための取り組みも行っているとお聞きしました。

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フレイル予防に注力しています。加齢により心身が老い衰えた状態をいうフレイル、簡単にいうと「虚弱」になる前に、歯科でサポートできることはしたいと考え、取り組んでいます。健康で自立した生活を送れる「健康寿命」は、平均寿命と比べて男性で約9年、女性で12~13年程度乖離しています。その期間は寝たきりも含め介護・介助が必須の期間ということ。それをできるだけ短くするためには、「しっかり噛める」ということが重要になってきます。お肉などが噛めず、やわらかく食べやすい炭水化物に偏重した食事になると、タンパク質が摂取できず筋力が落ちていきます。特に女性の場合は男性よりも筋肉低下のスピードが早いため、注意が必要です。こうした問題に歯科からのアプローチし、フレイルの改善につながればと考えています。

現在注力しているという「食事」に関する取り組みとはどんなものですか?

体組成計を導入し、筋肉量や体脂肪・内臓脂肪などを調べ、具体的な数値を患者さんに知っていただいて食事の改善につなげていく取り組みです。歯科医院は0歳から亡くなるまで全世代の方に通っていただける医療機関で、トータルで経年的な経過を診られるのが特徴です。私は歯科医師としてのこれまでの経験から、患者さんの口腔内を見ればどのような将来が訪れるのかはおおよそ予測できます。「現状の食事内容ならこのような将来になります」「このプラークコントロールの状況であればでこういうリスクがあります」などお伝えした上で「今ここでこのように改善できればストップをかけることは期待できますよ」と、口腔内のトラブルだけでなく全身の健康との関わりも含めて丁寧に説明していきます。

スタッフさんの協力も欠かせませんね。

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今後、フレイル予防をもっとブラッシュアップして、私が合氣道で体得した呼吸法なども含めた総合プログラムとして提供できればと考えています。そこで頼りになるのが当院のスタッフ。歯科衛生士と受付スタッフの2人が、自ら手を挙げて生活習慣病予防や介護予防に役立つ運動指導について学び、研鑽を深めてくれましたので、今後は専門的な知識を役立てながら、歯磨き指導はもちろん、体組成の数値分析や食事のアドバイスなど、患者さんに寄り添ったサポートをしてもらうつもりです。当院のスタッフはみんな真面目で、私が気がつかないところに気を配ってくれるのはもちろん、患者さんとのコミュニケーションが円滑に進むように工夫してくれています。また当院は器具の消毒など滅菌専任のスタッフが勤務しているのも特徴。歯科衛生士、受付、歯科助手、滅菌専任スタッフがそれぞれの分野での役割に時間をしっかり割けるような体制を整えています。

矯正歯科や、子どもの口腔発育のサポートも

こちらでは歯列矯正にも対応しているそうですね。

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患者さんの体全体を診るというコンセプトで診療を行うべく、開業以前から歯科の東洋医学を学んでいたのですが、その当時から徐々に噛み合わせと全身との関連が注目されるようになってきました。それを突き詰めると、矯正歯科は無視できないと考え、力を入れてきました。当時の矯正の多くは抜歯をして行うものでしたが、体全体のことを考えると抜かないに越したことはないというのが私の考えですので、当院では特殊なケースを除き、ほとんどの矯正を非抜歯にて行っています。

今後の展望を教えてください。

今の栄養学はドイツ栄養学が基本となっていて、日本人には合わない部分もあることは否定できません。そこで先日、企業と連携した日本の伝統食品に関連するセミナーを開催したのですが、今後もこうした食事をテーマにしたセミナーを積極的に開き、日本人の生活に合う食事をご紹介していけたらと思っています。人間はさまざまな活動をして生きています。例えば歯科医師として口腔内という一部分だけを診ていても、本当の意味での健康はかないません。そのため部分から全体、全体から部分を診るという意識を持って取り組んでいきたいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

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哺乳類の一員である人間は、哺乳類が本来経験するはずの成長・発育の過程を経なければなりません。しかし近年その機会が得られず、歯並びや姿勢に悪影響を及ぼしているケースが少なくないようです。出産後、首が座りハイハイして立ち上がる。こうした一連の運動をきちんと経験できず、これが結果的に骨格や姿勢など全体に影響してしまっていると考えています。核家族で孤独の中、子育てしている保護者の方に母乳や食事の与え方、各動作時の姿勢など、情報発信をして子育て世代もサポートできたらと考えています。そして、今もなお「治療する必要があるから歯科医院に通う」という考え方が圧倒的に多いのですが、そうではなく「歯が悪くならないために通う」のが歯科医院であるという発想を持っていただけるよう努めていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/8万円~

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