前歯の見た目を整えるのに有用な
マウスピース型装置を用いた矯正
泉本歯科
(岸和田市/久米田駅)
最終更新日:2025/12/10
- 自由診療
虫歯に悩む人が徐々に減る現代では、歯の審美面にこだわる人も増えている。中でも、笑顔の印象を左右する前歯をきれいに整えたいと考えている人は多いもの。しかし、矯正に伴う痛みや違和感、不自由さを懸念して躊躇している人は多い。「そんな人でも気軽に始めやすいのが、マウスピース型装置を用いた矯正です」と話すのは、口腔内スキャナーを導入して前歯の矯正をスタートさせた「泉本歯科」の泉本竜彦院長。これまで矯正は全例、矯正専門の歯科医院へと紹介していたそうだが、マウスピース型装置を採用したことで院内での対応を開始。今後は、患者の希望やライフスタイルに合わせたより身近な矯正の提供をめざしていくそうだ。そこで今回は、マウスピース型装置を使用した前歯の矯正について、詳しく話を聞いた。
(取材日2025年9月26日)
目次
口腔内スキャナーを活用した事前のシミュレーションで、安心と納得の矯正をめざす
- Qマウスピース型装置を用いた矯正はどんな人にお勧めでしょうか?
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A
▲患者の希望やライフスタイルに合わせた矯正の提供をめざす
マウスピース型装置を用いた矯正は、前歯のデコボコやねじれ、すきっ歯、軽度の噛み合わせの乱れを改善したい方に特に適しています。透明で取り外し可能な装置を使うため、装着中でも周囲に矯正していることが気づかれにくく、仕事や日常生活に支障が出にくいのが大きなメリットで、接客業や営業職、話す仕事をしている方、コンタクトスポーツをしている方にもお勧めです。また、食事や歯磨きの際に取り外せるため、口腔内を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクが気になる方にも良いでしょう。複数の装置を使用し段階的に進めていくため、ワイヤーに比べると痛みや違和感が少なく、期間も短いため、矯正後の後戻りの修正にも使用されます。
- Q口腔内スキャナーも活用しているそうですね。
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A
▲患者の負担を軽減できる口腔内スキャナーを導入
当院では矯正の精度を高めるために、口腔内スキャナーを導入しました。口腔内スキャナーは光学的に歯の形や歯列を精密に読み取ることができるため、従来の型採りと比べて患者さまへの負担を軽減できるのが特徴です。嘔吐反射が強い方でもほとんどストレスなく撮影でき、データはそのまま矯正のシミュレーションや装置の作製に活用できます。このスキャンデータをもとに、歯の動きのシミュレーションや最終的な歯並びの完成イメージを3Dで確認できるので、患者さん自身が矯正前にゴールを視覚的に理解した上で矯正を開始できます。さらに、矯正中の歯の動きのチェックや後戻りの管理にも活用でき、より患者さんの安心感や正確性を追求できます。
- Q実際の矯正の流れや期間について教えてください。
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A
▲歯列をデジタルスキャンし、矯正計画を立てる
まずは、カウンセリングと精密検査を行います。気になっていることや希望を詳しく伺った後、口腔内の状態を詳しく確認し、口腔内スキャナーで歯列をデジタルスキャンし、矯正計画を立案します。この時、虫歯や歯周病があれば先に治療し、矯正を行うためのベースを整えます。患者さんの同意を得た後、口腔内が整えば矯正をスタート。専用のマウスピース型装置を一定期間ごとに交換しながら、少しずつ歯を理想の位置に移動させることをめざします。前歯中心の軽度の歯並びの場合、期間はおおよそ3〜6ヵ月が目安となりますが、歯の動きや本数によって多少前後します。矯正終了後も歯並びが安定するまでリテーナーを装着し、後戻り防止を図ります。
- Q矯正中の注意点はありますか?
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A
▲装着時間を守れるよう習慣化していくことが大切
まず、1日20時間程度の装置の装着を守ることが非常に重要です。装着時間が不足すると、計画どおりに矯正が進まず、期間が長くなったり仕上がりが不十分になったりすることがあります。食事の際に取り外し、そのまま過ごしてしまったということのないよう、上手に習慣化していきましょう。また、指示どおりに装置を取り替えることも重要です。一見同じに見える装置ですが、少しずつ形が違います。歯科医師の指示に従って、順番どおり交換してください。また、取り外したときはブラッシングなどの清掃を行い、清潔を保ちましょう。そして装置を装着している際に、違和感や痛みが続く場合は自己判断せず、早めにご相談ください。
- Q矯正中にほかの歯の治療などをすることは可能ですか?
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A
▲矯正前後のメンテナンスも含め、事前に相談しながら計画を立てる
虫歯や詰め物・かぶせ物の治療、クリーニング、ホワイトニングなどの基本的な処置は可能ですが、部位や矯正の進捗によっては装置に干渉することもあるため、治療の順序やタイミングについて事前に相談しながら計画することが大切になります。また、重度の歯周病がある場合には、矯正前にまずは歯周病治療を行って、矯正期間中も適切に管理を行うことが非常に重要です。せっかく歯並びが美しく整ったとしても、虫歯になったり、ぐらぐらしたり、抜けてしまったりしたのでは意味がありません。当院では、矯正と他の治療やメンテナンスを同時に安全性に配慮して進められるよう、しっかりと丁寧に管理していきますのでご安心ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/55万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

