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野口 勝司 院長の独自取材記事

野口歯科医院

(堺市北区/北花田駅)

最終更新日:2023/11/10

野口勝司院長 野口歯科医院 main

大阪メトロ御堂筋線北花田駅から徒歩13分ほどの場所にある「野口歯科医院」。院内は昔ながらのアットホームな雰囲気があり、温かみが感じられる。院長の野口勝司先生は、優しい穏やかな口調が印象的。一人ひとりにきちんと時間を取り、丁寧な説明を心がけているという野口院長は、義歯関連が得意分野であり、高齢者が多く住む地域のニーズともマッチしている。地域医療にも意欲的に取り組んでいる野口院長に、同院の特色や地域医療の重要性、診療する上で大事にしていることなどを聞いた。

(取材日2023年8月16日)

地域に根差した近隣住民が通いやすい歯科医院

こちらのエリアはどのような雰囲気ですか?

野口勝司院長 野口歯科医院1

私はもともと堺市の生まれですが、幼少期からこのエリアにいたわけではないので、最初は土地勘もあまりなかったんです。このエリアは、先祖代々長く住んでいらっしゃる方と、近くに団地群があるのでそこに移り住んできた新しい方とが混ざっている地域です。人と町並みのどちらも魅力であふれていますよ。当院が開業してからもう27年目になるのですが、開業当時、田畑だった場所がどんどん住宅地に変わってきています。人口が著しく増えているわけではありませんが、町としての雰囲気は変わってきていますね。

どのような患者さんが多くいらっしゃいますか。

高齢の方が多いですね。長年この地域に住み続けられていて、当院に長く通ってくださっている方もいます。高齢の方のご相談ですので、失った部分の歯をどうしたらいいか、といった内容が多いです。地域としては、若い世代を増やすために、マンションを建てるなどの努力はしているのですが、どうしても若い世代やお子さんは年々減ってきている印象です。昔は小さいお子さんがそこら中を駆け回っていてとてもにぎやかでした。当院も子どもの患者さんでいっぱいだった時期もありましたので、少し寂しい気持ちもありますね。

開業に至るまでの経緯をお聞かせください。

野口勝司院長 野口歯科医院2

大学を卒業後、開業歯科医のもとで7年勤務し、そのあとすぐに開業しました。大学の医局に残って専門的な分野に特化して学ぶ方ももちろんいますが、私は長く勤務医をするよりも早く開業したいなという気持ちがありました。7年間独り立ちできるようしっかりと研鑽を積み、今なら開業できるのではないかと思ったタイミングで決意しました。開業して思ったことは、勤務医時代はわからないことがあれば院長や先輩方に質問して解決できましたが、開業医だとそうはいかないことです。何でも自分で調べて解決しなくてはならないので大変なことも多いですが、その分学ぶことも多いですね。日々勉強だと思って治療に臨んでいます。

丁寧な説明を心がけスタッフ間の連携もしっかりと

注力している治療があれば教えてください。

野口勝司院長 野口歯科医院3

もちろん一般歯科全般を診ていますが、私は義歯関連を得意としていますので、そのあたりはぜひお任せいただけたらと思います。当院は高齢の患者さんが多いので、結果として年齢層とも合っているのではないでしょうか。技工物は信頼の置ける院外の専門のところに出しております。義歯に関しては「基本に忠実に」というのが一番大事だと私は思っていますので、院外の技工士さんに発注する時も、こうしてほしいという意向ははっきりと伝えるようにしています。そうすると、やりとりも密になることが多いですが、しっかりと意見を重ねることでいい技工物ができあがり、結果的に患者さんの満足度向上につながると思っています。

先生が診療する上で大事にされていることがあれば教えてください。

基本的なモットーとしては、何事も患者さん中心で考えています。ありがたいことに長年通っていただいている方も多いので、患者さんの意向を優先し、どんな方にも優しく丁寧に診療することを心がけています。歯科医院自体、来たくて来ている方は少ないと思いますのでね。なるべく嫌な気持ちで帰さないようにしたいなと思っています。あと、治療の説明を丁寧に行うことは大事ですね。診療過程において、患者さんの側に立ってみると、いろいろ質問したいことも多いでしょう。不安な気持ちがある方もいらっしゃると思いますので、そこに関しては時間を惜しまずに対応するようにしております。もちろん、こういったことは私だけでなくスタッフみんなが大事にしていますよ。

スタッフさんについて教えてください。

野口勝司院長 野口歯科医院4

スタッフは現在4人です。一番短い方でも勤続年数は12年で、一番長く働いてる方はもう23年になります。開業して数年目の頃からずっと一緒に働いてくれていますので、安心して頼らせてもらっています。親切に対応できるメンバーばかりですので、私も安心しています。スタッフには、「さまざまな患者さんがいらっしゃるので、患者さんの立場に立ったらどう思うのかを常にイメージして行動するように」と、日々お伝えしています。スタッフ同士が良い関係で働けていれば院内全体もいい雰囲気になると思います。なるべく患者さん、スタッフ両者にとって居心地の良い場所でありたいですね。

これからも地域医療を支え続ける存在でありたい

地域医療の重要性についてはどう考えられていますか。

野口勝司院長 野口歯科医院5

地域にある歯科医院というのは最末端の診療施設ですから、地域医療の入り口の部分にあたると思っています。ですので、患者さんにとっての最初の入り口として、できることはきちんと行い、それ以上の専門的な医療が必要になれば適切なところを紹介するようにしています。私たちでできることはきちんと丁寧に行いますが、自分の専門外だなと判断した場合には抱え込まずに速やかに大きな病院に送ることも重要だと思っています。地域の方々の窓口として、その患者さんの症状がどんなものなのか、しっかりと見極めることが大事だと思っています。当院から一番近いところですと、大阪労災病院と連携しています。これからも地域に根差し、地域の皆さんの健康を維持できるよう努めていきたいと思っています。

歯科医院から足が遠のいている方にアドバイスがあれば教えてください。

ある一定の年齢に達したらきちんとしたメンテナンスを受けないと、歯が減るスピードが早くなることは証明されていますので、長年歯科医院に行っていないなという方はまずは相談でも結構ですのでお気軽にお越しいただけたらと思います。強い痛みや腫れが出るといった症状は、定期的にきちんと歯科医院に通っていれば、なかなか起こるものではありませんし、治療が必要な場合には患者さんの意思を尊重して行いますのでご安心ください。年齢を重ねても自分の歯がまだ残っているというのは、老後とても重要になってきます。昔と違い、今は歯科医院は痛みや腫れが出てからいくというのではなく、予防やメンテナンスとして訪れる方も増えてきています。実際当院にいらっしゃる高齢の患者さんもそういった方が多いですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

野口勝司院長 野口歯科医院6

歯科医院選びに悩んでいる方がいらっしゃいましたら、定期的に通いやすく、コミュニケーションが取れる先生がいる歯科医院を選ぶことが重要です。些細なことでも相談しやすく、不安なこともしっかり解決してくれる相性のいい先生をぜひ探してみてください。もちろんセカンドオピニオンで別の歯科医院にいってみるのもいいと思います。健康な歯を残すことはとても大事なことで、高齢になればなるほどそれが実感できると思います。健康な歯が残っている若いうちからそれを大事にできるよう、しっかりメンテナンスを行うことをお勧めします。継続は力なりという言葉があるように、長く通うことが大切です。定期的に歯科医院に通っていれば、歯の健康寿命を延ばすことをめざすのはそんなに難しいことでありません。ぜひ若い世代の方で、なかなか歯科医院に足を運びにくいという方は当院までご相談ください。

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