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住友 敏彦 院長の独自取材記事

住友歯科医院

(堺市北区/北花田駅)

最終更新日:2023/04/07

住友敏彦院長 住友歯科医院 main

御堂筋線の北花田駅から徒歩10分、堺市北区蔵前町にある「住友歯科医院」は1992年に開業した地域密着型の歯科医院だ。院長の住友敏彦先生は、堺市浅香山出身で、歯科医師であった父親の影響を受け歯科の道へ進み、生まれ育った地域で開業。また、長年、小学校の校医も務めており、小児歯科も得意としている住友先生。開業以来通い続けている患者も多く、高齢者の治療経験も豊富で、治療から予防まで、「地域のかかりつけ」として親しまれている歯科医院だ。「患者さんの意向を尊重し、歯科医師としての意見を押しつけずに治療計画を立てる」ことを大切にしている住友院長に、現在の診療内容や今後の方針について、じっくりと話してもらった。

(取材日2018年5月9日/情報更新日2023年3月13日)

父の影響を受け歯科医師の道へ、生まれ育った街で開業

院長は堺市出身だそうですね。歯科医師をめざしたきっかけは?

住友敏彦院長 住友歯科医院1

僕は堺市の浅香山出身で、父が歯科医師で自宅で開業していましたので、小さい頃から医療方面に進むことは当たり前のように考えていました。親からは特に言われたことはないんですが、なんとなく親の期待も感じていましたね。大阪歯科大学を卒業後、3年半の勤務医時代を経て開業しました。実は堺市での開業を決めていたわけではなかったんですが、場所を探していたときに、このマンションが新築され、隣に医院があったこともあり、ここで開業した次第です。

どういう患者さんが多く来られていますか。

この地域も高齢化が進んでいますので、ご高齢の方を中心に、そのご家族など幅広い世代が来られています。開業して30年以上たちましたので、当時から通い続けてくださっている方々もたくさんいますし、マンションが増え、ファミリー世帯も多くなりました。世代的に多い入れ歯の作製や調整も行っています。最近はインプラントの相談も増えてきました。インプラント手術も、複雑な症例は提携している病院に紹介することもありますが、基本的には当院で対応が可能です。

予防歯科に力を入れていると伺いました。

住友敏彦院長 住友歯科医院2

基本的には定期検診を受けていただくことをお勧めし、ご自宅のケアとして歯磨きや食事の取り方をお伝えしています。定期的なメンテナンスの大切さはご存知ではあるのですが、定期検診は一度さぼってしまうと、歯科からどんどん足が遠のき、その結果、どこか痛みが出たり、悪くなったりして、改めて歯の健康の大事さを痛感されるようですね(笑)。特に、歯周病は自覚症状に乏しく、出血したり、歯がぐらぐらしたりする時点で、かなり進行した状態です。数ヵ月に一度、きちんと定期検診を受け、歯の状態を把握しておくことが重要です。

子どもの歯並び悪化が増加、受け口治療にも取り組む

小学校の校医を続けていらっしゃいますね。子どもの歯はどう変化している印象ですか?

住友敏彦院長 住友歯科医院3

1995年に、父から引き継いで堺市立新浅香山小学校で学校歯科医をしています。最初に校医になった時の校長先生は、僕が在籍した小学校の先生だったんですよ。学校の先生になりたいと思っていた時期もあったので、すごく楽しんでやらせてもらっています。最近は、虫歯は減少傾向にありますが、歯並びがあまり良くない児童が増えたように感じています。やわらかい食べ物が増え、噛むことが少なくなり、噛み合わせや顎の発育に影響しているのではと考えています。親御さんも矯正への関心は非常に高く、部分矯正は当院でも対応可能です。全顎矯正や複雑な治療の場合は、専門的な歯科医院に紹介しています。

受け口の治療にも取り組んでいるんですね。

当院では、子どもの受け口、つまり成長期反対咬合の治療を行っています。先天的なケースもあれば、舌の力が弱くて位置が低くなったことが原因で受け口になる後天的なケースもあります。早期に治療しないと、全体的な矯正が必要になる可能性もあるんですよ。マウスピース型の装置を就寝時のみ装着し、舌だけでなく、お口周りの筋力も訓練していきます。受け口の治療は早期開始が良いとされていますが、この装置では3歳から治療が可能です。寝ている間の装着なので、不快感や痛みも少ないとされています。悩まれている方は一度ご相談いただければと思います。

子どもの治療時に気をつけていることはありますか。

住友敏彦院長 住友歯科医院4

まずは「怖がらせない」ことです。何をされるのかわからないことはとても不安ですので、肌を吸ってみたり、風を当てたりするなど治療器具に触れてもらって、どういうことをするものなのかちゃんと説明してから使用します。どうしても、親御さんがお子さんに「歯磨きしないと歯医者さんに行かなきゃいけなくなるよ」など怖がらせる言葉を使ってしまいがちですよね。子どもはその印象が強いので最初は怖がっていますが、慣れると自分から進んで診療を受けてくれるようになります。小さいお子さんの場合には、親御さんも診療スペースに一緒にいていただきます。治療後には、頑張ったご褒美として、消しゴムなどのプレゼントを用意しています。

今の患者をずっと診ていくため、訪問診療にも対応

患者さんと接する際に心がけていることは?

住友敏彦院長 住友歯科医院5

患者さんの意向をちゃんと把握し、決して歯科医師としての意見を押しつけることはせず、希望される治療計画を立てていくことに気をつけています。例えば、かなり悪くなっているが歯を残したい、という希望があった場合、できる限り要望に沿うような治療を行いますが、他の歯への影響など、残した場合のリスクや、将来的にどうなるかについてはきっちりと説明を行います。できる限り歯を残す治療を心がけていますが、高齢者の場合は、もし将来的に寝たきりになった際、歯が多い方が口腔内の衛生を保てない可能性もあるともいわれています。口腔内の衛生状態は誤嚥性肺炎などにもつながりかねないので、歯の状態が悪い場合には、抜いたほうがいいケースもあります。

訪問診療を始められたのですね。

以前より通ってくださっている患者さんからのご要望もあり、訪問診療を開始しました。来られている患者さんの年齢層も上がっていますので、まずは今、来られている患者さんをずっと診療し続けられるようにしたい、そのための訪問診療です。この地域も古い町並みが多く、高齢化が進んでいますので、今後、ご要望はより増えていくのではと考えています。僕個人としては、セミナーなどにできる限り参加して、勉強は続けていきたいですね。歯科医師会での勉強会や企画に、今後も積極的に取り組んでいきたいと思います。あとは、もう少しゴルフをうまくなりたいです(笑)。勤務医時代からゴルフを始め、月に2、3回はゴルフに行っています。今はレッスンに通い、フォームの改造に取り組んでいます。学生時代も軟式テニスをしていて、体を動かすことが好きなんですよ。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

住友敏彦院長 住友歯科医院6

お子さんやご両親の歯への関心は高くても、親御さんはお仕事などで忙しい方も多く、ご自身の歯の健康はおろそかになりがちなんです。当院は20時まで診療していますので、お仕事が終わった後にでも、ぜひ定期的にメンテナンスを続けていただきたいです。歯科医師も僕1人で皆さんを診療していますので、専門分野に特化せず、総合的に、永続的に診療を行うことができます。虫歯や歯周病など症状がある場合でも、お口全体の状態を診ながら治療していますし、治療後の予防歯科にも力を入れ、継続したケアを行っています。今後も、治療から予防まで、「地域のかかりつけ医」として診療していきますし、スタッフもみんなこの地域に在住していますので、歯に関する不安や悩みなど、気軽にご相談に来ていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/2万8000円~、インプラント治療/27万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/8万8000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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