全国のドクター9,327人の想いを取材
クリニック・病院 160,994件の情報を掲載(2020年11月25日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 門真市
  4. 門真市駅
  5. 医療法人デンタルタキガワ 滝川歯科医院
  6. 滝川 博嗣 院長

滝川 博嗣 院長の独自取材記事

滝川歯科医院

(門真市/門真市駅)

最終更新日:2020/04/01

104311

「滝川歯科医院」へは、古川橋駅から徒歩約8分。門真市駅からも徒歩約8分でアクセスできる。院長の滝川博嗣先生は、大学病院で先進的な歯科治療に長く携わった後、現在の場所にクリニックを開設した。「患者さんのことを第一に考える」ことをモットーとし、地域に根差した丁寧で安心できる診療の提供をめざしている。また、院長をはじめスタッフはフランクで親しみやすく、院内には明るくアットホームな雰囲気があふれている。滝川院長に、地域の歯科診療にかける情熱や歯科医師としての診療のこだわりについて語ってもらった。
(取材日2019年1月9日)

大学病院で先進的な歯科診療を学ぶ

歯科大学卒業後はクリニックに勤務されたのですか?

1

いえ、大学に残って附属病院で主に歯の詰め物、かぶせ物を扱う補綴の診療を担当しました。補綴を選んだのは恩師の影響です。学位を取得して、講師として後進の指導にもあたっていたので、ずっと大学病院に勤務するつもりでいました。当時は、他の歯科医師や医療機関との関係にトラブルを抱えた患者さんを多く診療しました。病院内で落ち着いて話ができないときなどは、院外の喫茶店で歯科診療の説明をすることもありました。苦労しましたが、さまざまなタイプの患者さんを治療したという経験は、現在のクリニックを運営していく上でとても役立っています。

開業にはどのようなきっかけがあったのですか?

大学病院の体制や診療方針が変わり、自分の力を発揮できないと感じたので開業を決心しました。この建物は、もともとは妻の両親が入院施設のある内科クリニックを開業していた場所です。今も1階には内科クリニックがあり、妻の弟が医師を務めています。当院は2階部分にあった病室を改築して、診療椅子2台からスタートしました。開業後半年で4台、1年後に6台、現在は9台体制で診療を行っております。

どのようなクリニックをめざして開業されたのでしょうか。

大学病院では先進的な治療を一通り学べたので、自由診療中心のクリニックにしようと思っていました。しかし、いざ開業してみるとその方向性は地域のニーズに適していないことがわかり、保険診療中心へと方向転換したのです。クリニックの周辺には妻の実家のように本当に古くからこのエリアに住んでいる人も多く、強いネットワークがあります。そのおかげで、「あそこの娘婿が開業したから」と、多くの親戚縁者、知人が治療に通ってくれたのは幸運でした。

地域になじむためにどんなことを心がけましたか?

2

僕はもともと、歯科医師であることを前面に出して患者さんと接したくないと考えていたので、飾らず、上から目線にならないことを大事にしています。また、歯科の開業医はクリニックと自宅が併設でないと、地域に根差すことができないのではないかと僕は考えています。僕の場合は、敷地内に住む場所を確保できたので、24時間対応で患者さんのご要望に応えています。痛みなどを我慢できず訪ねてきた患者さんを、診療時間外だからと追い返すわけにはいきませんからね。

すべての診療項目に最大の努力を

アットホームなクリニックをポリシーに掲げておられますね。

3

患者さんのことを第一に考える気持ちは誰にも負けません。例えば、ご高齢の方などは、予約時間どおりに受診するのも本当に大変です。このため、通院中の患者さんで通院が難しくなってきた方には、送迎サービスを提供しています。往診するよりも、クリニックで対応するほうがより充実した診療を提供できますからね。また、すべての患者さんに「受診して良かった」と笑顔で帰っていただける対応や診療を目標としています。

歯科医師としてのこだわりを教えてください。

すべての診療項目について、最大限の努力をするということです。自分が専門とする領域以外の診療でも、根気よく丁寧に取り組むことで、患者さんに満足いただける治療が提供できると確信しています。また、僕はもともと左利きであり、日常生活を考慮して右手でもさまざまなことが行えるよう矯正した過去があります。そのおかげで左手でも右手でも同じレベルの治療や処置が行えるので、右利きでは治療しづらい部分も問題なく治療できます。

予防歯科に注力されています。

なるべく削らず、神経を抜かず、歯を残すのが当院の基本方針です。このため、悪くならないための予防はとても大切です。歯が悪くなると、その歯ばかりに注意がいきがちですが、他の歯も悪くなるリスクがあります。また、口は体の入り口で、歯が悪くなって咀嚼能力が低下すると消化器に負担がかかります。歯垢に潜んでいる細菌が原因となって肺炎を起こすこともあり、口腔の状態は全身の健康に関わります。こうしたことを、歯を人に例えるなどしてできるだけわかりやすく説明すると、ほとんどの患者さんは予防に積極的になって、定期検診の受診率も高くなるんです。

歯科衛生士さんの役割が重要ですね。

4

歯科衛生士は予防歯科の中心となるスタッフです。当院では現在14人の歯科衛生士が在籍しており、クリーニングの基本からリーダーが丁寧に指導をします。また、寮を用意するなど彼女たちが働きやすい環境を整えることも大切にしています。14人もいると性格もそれぞれ異なるので、画一的なマナー指導などは行わず、一人ひとりの持ち味を生かすことを大前提にしています。例えば、丁寧な言葉遣いが苦手な人が、ホテルマンのような話し方をしようと思っても不自然で、患者さんと打ち解けることも難しいでしょう。むしろ、その人のキャラクターを生かして気さくに接するほうが、患者さんは親近感を持ってくださいます。

保険診療の範囲で、使いやすい入れ歯の作製をめざす

顎関節症の治療を多く手がけておられます。

5

大学時代から学会に積極的に参加し、開業後も歯科大で講師を務めています。顎関節症には、大きく分けると、歯並びが整うまでに起こる若年性のもの、片噛みなど咀嚼の癖が原因のもの、その人に合っていない補綴物が原因となっているものの3タイプがあります。治療についてはさまざまな考え方がありますが、僕はその方の顎関節症がどのタイプかを見極めて必要な対応をします。顎関節症というと大がかりな治療をイメージされがちですが、例えば噛み癖が原因の場合は、癖を改善するためのアドバイスだけで対処できるケースがほとんどです。補綴物に問題がある場合はそれを改善すればいいし、若い人の歯は削りたくないので、必要な場合は樹脂を盛るなどして噛み合わせを調整します。

保険診療内での入れ歯作製にも注力されていますね。

きちんと設計さえすれば、保険診療の範囲内で、違和感がなく使い勝手の良い入れ歯を作ることが可能です。そして、入れ歯設計の基本セオリーを守れば、きちんとした設計になるはずだと僕は思っています。開業医は忙しいので、ともすれば入れ歯は技工所任せになりがちですが、当院では僕がすべてこのセオリーに則って設計しています。入れ歯作りには、長く補綴に関わってきた経験や知識も生きていると思います。

今後の目標を教えてください。

3年ほど前までは長年にわたって歯科診療のことだけを考えてきました。病気で入院した時が、自分の引退時期だと思っていました。でも、病気になってからでは人生を楽しめないと思い直して、趣味にも時間を使うようになりました。今は週に2回スポーツジムに通っているほか、錦鯉の飼育やドッグショーに出場する犬を育てたりするのも楽しみです。現在、当院には開業以来の付き合いがある若い歯科医師が2人おり、今後もずっと当院に勤務すると言ってくれています。今研修医の息子にも週に一度くらい当院を手伝ってもらっています。おかげさまで歯科衛生士などのスタッフにも恵まれて、長く務めてくれるスタッフもたくさんいます。クリニックの将来について心配がないので、元気なうちに一線を退いて好きなことをしたいなあなどと考えています(笑)。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

6

白く、健康な歯を保つために、クリニックでの定期的なクリーニングをぜひ習慣にしてください。定期的なケアをせずに、ホワイトニングなどに精を出しても、お口の健康は守れません。そして、少しでも気になることや不具合があるようなら、我慢せずにクリニックを受診してください。この2つをできるだけ早いうちから実践されることで、将来の口腔内の環境は断然違ってきますよ。

Access