長い歴史に裏打ちされた
幅広い症例に対応可能なワイヤー矯正治療
ひらき矯正歯科
(大阪市住吉区/長居駅)
最終更新日:2025/06/03


- 自由診療
目立ちにくい矯正器具が普及するなど、より選択肢の幅が広がっている歯科矯正。矯正治療一筋30年以上の「ひらき矯正歯科」平木建史院長は、「後悔しない矯正治療を行うためには、専門の歯科医師による個人に合った治療法を実施することが大切です」と言う。今回は、適応範囲が非常に広くさまざまな症例に対応可能とされるワイヤー矯正治療をピックアップ。どのような治療なのか、日本歯科専門医機構認定矯正歯科専門医である平木院長に詳しく聞いた。
(取材日2024年10月2日/情報更新日2025年4月9日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qワイヤー矯正治療のメリットは、どのようなところにありますか?
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A
第一に、適応範囲の広さが挙げられるでしょう。ワイヤー矯正治療には長い歴史があって、先人がさまざまな症例への対応を積み上げて今の姿になったという実績があります。ですから非常に幅広い症例に適応するのが強みです。また、近年普及してきたマウスピース型装置を用いた矯正を使った施術と比べると、歯の移動速度が比較的速いこともメリットだといえます。
- Q一般的な治療期間や費用の目安を教えてください。
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A
大人の治療では、実際に装置を装着して歯を動かす期間が2~3年。お子さんの場合は、大人の入り口である思春期までを治療期間と捉えます。その長い期間の中で、実際に装置を装着するのは、おおむね半年間をめどとしています。費用は当院の場合、大人の検査・診断費が7万円、基本の治療費が80万円、毎回のメンテナンス費用が5000円。子どもの場合は基本の治療費が35万円で、その他は大人と同額が目安です。
- Qどのようなポイントに着目してクリニックを選べば良いですか?
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A
やはり矯正治療を専門とする歯科医師がいるクリニックを選ぶことをお勧めします。近年、患者さんが矯正治療が専門ではない歯科医師のもとを訪れ、安易に矯正治療を受けてしまった結果、十分な成果を得られない、後戻りが起こってしまった、などの問題が起こっています。そこで患者さんが適切に歯科医師を選ぶことができるよう、日本矯正歯科学会などでもさまざまな制度を作成。それにより適切な歯科医師のもとへの受診を呼びかけています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1歯科医師による問診・カウンセリング
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歯並びで気になる点や希望、治療にあたって不安に思うことなどを細かく確認。自身が気づいていないことも含め、噛み合わせ・ 歯並びに関する問題点をカウンセリングで明確にし、治療法を決める。費用についての説明も実施し、擦り合わせを行う。
- 2歯や顎、顎関節の状態、顎の形のバランスなどを検査
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舌や歯茎、顔の筋肉などの診察が行われる。頭の骨、歯、顎の骨の全貌を確認するためにエックス線撮影を実施。顎関節の状態を調べる場合もある。
- 3噛み合わせを確認するため、歯型が採取される
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矯正治療で特に重要となるのが、噛み合わせの状態。印象材や口腔内スキャナーを用いて上下の歯型を採り、それをもとに歯並びや噛み合わせが確認される。
- 4ワイヤー装置を装着し、治療を開始する
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ワイヤーは一気に装着するケースと、徐々に装着して慣らしていくケースとがある。現在は奥歯に装置を巻きつける必要がなく、ブラケットや金具を表側に装着するだけで済むため、歯を覆う面積が少なく手入れが楽になったそうだ。
- 5矯正治療終了。保定期間へ
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ワイヤー装置を外して、歯列を安定させるリテーナーと呼ばれる保定装置を装着する。落ち着いたら3ヵ月に1回程度の頻度で通院し、メンテナンスを受ける。保定期間は3年間が目安。
自由診療費用の目安
自由診療とは矯正治療(大人)/88万円程度、矯正治療(小児)/38万5000円程度
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。