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横田 雅史 院長の独自取材記事

田園都市クリニック

(川崎市宮前区/鷺沼駅)

最終更新日:2020/04/01

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川崎市宮前区の「田園都市クリニック」。梶が谷の虎ノ門病院に長年勤務していた横田雅史院長が、なじみある地域の医療に貢献したいと2004年に設立したクリニックだ。ヨーロッパのカフェのようなレンガ造りの外観、落ち着いた照明の院内など、病院とは思えない雰囲気にしたのは「冷たくて怖い雰囲気の病院が大嫌いだから」との考えから。気さくな人柄で、来院者の気持ちを和らげている横田先生の想いがつまった空間だ。幼少時に病弱だったこともあり病院が苦手だったという横田院長に、医師になったきっかけや自身の健康管理、趣味のことまで、じっくりと話を聞いた。
(取材日2017年7月5日)

気軽に来院できる、カジュアルな雰囲気のクリニック

明るくて心地良い雰囲気ですね。

私が開業時にめざしたのは、地域の皆さんが気軽に来院いただけるアットホームな医療施設です。ですから、外観も院内もカジュアルな雰囲気にして、どなたでも入りやすく、クリニックにいることを意識しないような空間にしたかったのです。ここはそれほど広いクリニックではありませんが、できるだけ圧迫感をなくし少しでも広く感じていたただけるよう、いろいろ工夫をしているんですよ。それでもやはり手狭な印象があったので、2年前にリニューアルをして、待合室を広げました。少し狭かったトイレも、車いすの方でも不自由なく使っていただけるよう広くしました。おかげさまで、患者さんにも好評です。

どういった患者さんが多いのでしょう。

世代的には30代、40代の方ですね。症状は生活習慣病がメインで糖尿病や高血圧の方が多いです。その他には、一般的な風邪や腹痛などです。最近増えていると感じるのは、「咳が止まらない」という患者さんです。以前は風邪をひいても十分な休養を取れば数日で治ったものですが、最近では2週間から1ヵ月くらい、咳が止まらないというケースが増えています。はっきりした原因はわかっていませんが、風邪の症状が長く続いたりぶり返したりする方は、睡眠不足や精神的なストレスを抱えていることが多いように感じます。ある種の現代病といえるかもしれませんね。

そもそも、先生はなぜ医師を志したのですか?

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幼い頃は病弱だったので、月に2~3回は高熱を出して病院にはお世話になっていましたが、私にとって病院は怖いところ、つらいところという印象しかありませんでした。ですから医師になろうなんて、まったく考えていませんでした。病院の青白い蛍光灯や消毒薬の臭いも苦手で、冷たいイメージしかなかった。その反動で、自分の医院をつくるときには冷たい印象にならないよう心がけました。そんな私ですが15歳の時、父をがんで亡くしたことをきっかけに、病気に立ち向かい治療をする側になりたいと医療の道を志しました。大学に入った当初はがんの発生メカニズムなどの研究をしたいと思い、研究職をめざしました。

患者とともに病気に立ち向かう、パートナーでありたい

では、先生がこの場所に開業するに至った理由をお聞かせください。

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はじめは研究職をめざしていた私ですが、がんに限らずさまざまな病気の予兆を見つけて治していきたい、患者さんを直接診たいと思うようになり、臨床医になりました。そうしてさまざまな患者さんを診察するうち、より患者さんの近くでサポートできる医師でありたいという思いが募り、開業を考えるようになりました。この場所を選んだのは周囲の町が好きだからです。以前は梶が谷の虎ノ門病院に勤務していたこともあり、田園都市線はよく利用していました。緑豊かで落ち着いた雰囲気のある町並みが好きで、クリニック名にもその思いを込めました。開業から13年たちますが、ますますこのエリアが好きになり、地域の皆さんのホームドクターでありたいという気持ちも、以前に増して強くなりました。

診察にあたり、どのようなことを心がけていますか?

医師と患者というよりパートナーとして、ともに病気に立ち向かう心づもりです。それは子どもの頃の経験も大きいですね。当時は今と違って、医師と患者の間に上下関係があったように思うのです。あいさつや会話もなくいきなり治療をされたり、こちらの訴えも聞かずに上から目線で叱られたりしたことが、子ども心に「病院は怖い、冷たい」という印象になったのでしょうね。自分が医師になったからわかるのですが、特に内科の診断においては、患者さんのお話が重要な手がかりになります。どんなことでも話せるという安心感と信頼がなければ、正しい診断も適切な治療もできません。聞き方、話し方一つで相手を深く傷つけてしまうこともありますので、相手の方の気持ちになって診療にあたることを意識しています。「病院が怖い」という自分自身の経験があったからこそ、できることかもしれませんね。

力を入れている治療はありますか?

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私は、地域の皆さんのよろず相談所でありたいです。「なんとなく具合が悪いけれど、どこに行けばいいかわからない」ということ、あるでしょう? そんなときに気軽に相談できる、ゲートキーパーのような役割が重要だと思っています。診断をして道筋をつけ、必要であれば専門の医療機関や医師に紹介しますし、私が治療できるものは責任を持って治療にあたります。それが糖尿病や高血圧をはじめとした生活習慣病、風邪や長引く咳だったりするわけです。特に最近多いのは、先ほどお話しした長引く咳と、睡眠時無呼吸症候群ですね。太っている方に多いと思われがちですが、日本人は顎が小さかったり、喉の奥の開口部が狭い人が多く、睡眠時無呼吸になりやすいんです。ですから日常的に眠気に襲われる、疲れが取れないという方は要注意です。ご自宅でできる簡易検査装置もありますので、一度検査をされたほうが良いと思います。

「何科に行けばいいの?」と悩んだら、気軽に相談を

生活習慣病には健康管理が欠かせないと思いますが、ご自身では何か実践していらっしゃいますか?

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運動と食事には気をつけています。私は以前、今よりも15kg以上太っていた時期があり、まさにメタボリックシンドロームの一歩手前でした。ある日患者さんから「先生こそ、生活習慣病に気をつけてくださいね」と言われ、本格的にダイエットに取り組んだのです。実はそれまで何回か失敗していた経験もあるので、医学的にその原因を検証して科学的なダイエットを実践した結果、減量に成功。以来10年以上、この体重をキープしています。この経験から言えることは、楽してできるダイエットはないということ。実際に自分がやってみることで患者さんの気持ちもよくわかりますし、共感できるからこそ、リアルなアドバイスができるようになりました。

休日などプライベートな時間はどのようにお過ごしなのでしょう。

休日は趣味に費やすことが多いですね。興味があることはたくさんありますが、今は渓流釣りですね。時間を見つけて、群馬・栃木・山梨・長野といった、関東甲信越近辺に行くことが多いですね。平日は、診察が終わった後に、体重をキープするために運動をしています。有酸素運動は欠かせません。以前はジョギングをしていたのですが、早歩きも脂肪燃焼の効率が良いということなので、半々にしています。季候の良いときは外で走りますし、極端に暑い日や寒い日は、ジムのマシンを使います。

今後、取り組みたいことや将来の展望など、メッセージをお願いします。

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最近、漢方を取り入れているのですが、それは自律神経の乱れやだるさなど、西洋医学ではカバーできない領域もあるからです。今後もさらに勉強を重ねて、将来的には医学の東西の良いところをバランスよく取り入れ、患者さんのお役に立ちたいと考えています。私は専門性を持ちながらも、内科全般を幅広く診て診断をつけられる医師をめざしています。自分の専門領域に関してはしっかり治療をし、それ以外の領域では正しい診断をして専門医に紹介することで、早期治療を実現していきたいですね。ですから、何か気になることがあったり、「何科に行けばいいんだろう」と悩んだりしたら、気軽に相談に来ていただきたいですね。「こんなこと聞いたら、怒られるかもしれない」と思っている方が多いようですが、そんなことは決してありません。これからも地域の皆さんに貢献できる、身近なクリニックであり続けたいと思っています。

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